は身(み)をたもつ道具(どうぐ)にて其一(そのひ)とつ
の住乃字(ぢうじ)は人々の住居(すま)する家(いへ)の
事(こと)なり先其家(まづそのいへ)を作(つく)らんとおもふ
には能普請(よくふしん)になれたる人と住居(すまゐ)
勝手(かつて)のよきよふに相談(そうだん)をして
何畳敷*(なんじやうじき)といふ間(ま)どりを極(きは)め
其上大工(そのうへだいく)を呼(よ)んで普請(ふしん)の絵図(ゑづ)に
仕様(しやう)といふ存(こしらへやう)の書附(かきつけ)をさせる図(づ)
普請十分(ふしんぢうぶ)一
割付絵図(わりつけえづ)
引仕様帳(ひきしやうてう)
認(したため)るの
ところ