墨(すみ)がねをしたる
木をいろいろに
ひきわるの
図(づ)
第九
大工材木(ざいもく)を
普請場(ふしんば)へ
まはし
角(かく)の木(こ)
くちを
きりおとし
跡先へさし(あとさき)
がねをあて
木のまがりを
見て入用(いりやう)の
寸尺(すんしやく)に墨(すみ)
糸(いと)を引図(ひくづ)
此角を
ひく器械を
だい切といふ