あらきだ土(つち)をよしとする是(これ)を
やわらかにしてつと丶いふて
わらを一寸位(いつすんくらゐ)に切(きり)たるをまぜ
是(これ)にて塗(ぬる)をあらかべといふ
其(その)かわきたる
上(うへ)へ荒木田土(あらきたつち)を
どろどろに水(みづ)をいれて
ゆるくしごみをこし
とり又砂(またすな)をよく
振(ふる)ひて交合是(まぜあはせ)にて
中塗(なかぬり)をする
図(づ)