十四〔左官(下塗り)〕

(宮へ950-196),(宮へ950-197)

十四〔左官(下塗り)〕の図
左官(さくわん)のつかふ下塗(したぬり)の土(つち)

あらきだ土(つち)をよしとする是(これ)

やわらかにしてつと丶いふて

わらを一寸位(いつすんくらゐ)に切(きり)たるをまぜ

(これ)にて塗(ぬる)をあらかべといふ

(その)かわきたる

(うへ)へ荒木田土(あらきたつち)

どろどろに水(みづ)をいれて

ゆるくしごみをこし

とり又砂(またすな)をよく

(ふる)ひて交合是(まぜあはせ)にて

中塗(なかぬり)をする

(づ)



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