第一〔家屋の設計・割付〕

(宮へ950-196),(宮へ950-197)


家屋の設計・割付の図
凡世(およそよ)の中(なか)に衣食住(いしよくぢう)の三ツ

は身(み)をたもつ道具(どうぐ)にて其一(そのひ)とつ

の住乃字(ぢうじ)は人々の住居(すま)する家(いへ)

(こと)なり先其家(まづそのいへ)を作(つく)らんとおもふ

には能普請(よくふしん)になれたる人と住居(すまゐ)

勝手(かつて)のよきよふに相談(そうだん)をして

何畳敷*(なんじやうじき)といふ間(ま)どりを極(きは)

其上大工(そのうへだいく)を呼(よ)んで普請(ふしん)の絵図(ゑづ)

仕様(しやう)といふ存(こしらへやう)の書附(かきつけ)をさせる図(づ)

普請十分(ふしんぢうぶ)

割付絵図(わりつけえづ)

引仕様帳(ひきしやうてう)

(したため)るの

ところ



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