十六〔瓦・煉瓦の製法〕

(宮へ950-196),(宮へ950-197)

十六〔瓦・煉瓦の製法〕の図
十六

(かはら)は荒木田(あらきだ)といふ

(つち)に水(みづ)をまぜ幾度(いくたび)

(くわ)にて切(きり)かへし能々(よくよく)

ねれたるを瓦(かはら)の形(かたち)

(き)にて作(つく)りたる台(だい)

(うへ)へ載(のせ)きらをふり

竹へ(たけ)らにて能ゝ(よくよく)

こすり是(これ)をほし

あげて土(つち)にてつき

あげたる釜(かま)へ入(いれ)かれ

(まつ)の枝(えだ)にて蒸(むし)

やきにする図(づ)

瓦がま

図の如し

(しだり)の方(かた)煉瓦石(れんくはせき)

を製造する

ところ



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