〔木挺(四)〕

(宮へ950-197)

木挺(四)の図 此戸は蝶鋏(ちやうつがひ)

にて支へ手前

に力を用ゐ

中の重み

を動かす

なり

此胡桃(くるみ)などを

割る道具は力

を用ゐる所鋏(はさみ)

刀と同様なれ

ども彼は端(はし)にて

働き此は中間に

て働くなり

重物を木梃の中央にかけ之を荷ふときは二人(ひと)の力を用ゐる

こと等し若一方に偏すれば物に近つく方多く力を費すべし



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Last updated: 2012/07/23