2009-10-30(18:10:37)
特別展終了~ご来場ありがとうございました
本日17時、特別展が終了しました。気になる来場者数は、1334人。 ご来場いただいた皆様ほんとうにありがとうございました。 本日山澤先生は出張のためご不在だったのですが、朝、別れを惜しむように、展示の見納めにいらっしゃっていました。片づけてしまうのは名残惜しいですが、月曜からは常設展への復旧作業に入ります。貴重書展示室は11月2日(月)~11月10日(火)の間、閉室となります。ご了承ください。 このブログは、月曜日が最終回となる予定です。あと少しおつきあいくださいね。 |
2009-10-29(17:09:55)
秋の千人行列見聞記 ~平成21年10月17日~ 今回の展示企画を行った教員のMYです(イニシャル・トークにする意味がない気もしますが…)。お待たせしました。会期終盤まで引っ張ってしまいましたが,今年,実際に行われた秋の東照宮千人行列の模様を御報告します。 其の六の鎧武者。 千人行列の代名詞のような存在ですが,やはり圧巻です。 其の九の童形。 頭に十二支と花瓔珞(はなようらく)の立物をつけています。 其の十二で紹介した宝剣の斎鉾,さらにその後に祭鉾が続きます。 東遊の伶人。其の二十一で紹介した絵巻そのままの姿です。 神輿渡御の主役です。其の十三では,日光奉行支配吟味役が音頭を取っていました。 賽銭が投げ込まれるチャリン,チャリンという音が響きます。 1人だけとなった里山伏です。 其の二十三に見える大千度行者・日光山伏は姿を消しました。 東遊です。拝殿柱に立てかけられた御翳もわかるでしょうか? 午後1時に神輿の還御(かんぎょ)が始まります。 御旅所から東照宮まで,渡御のときと同じ隊形で行列がなされます。 観光客もずいぶん減ってゆっくり見られました。 神輿に随う白張のなかに,よく見ると猿面の子どもがいました。 腰に着けた猿面は映っていません。 ところで,御旅所祭の出仕者が使用するお清め用の手水には,曲物・指物が使われています。貝原益軒「日光名勝記」や鷹橋義武「日光山名跡誌」,植田孟縉「日光山志」に,門前町の特産物と記される木工品です。高度経済成長期を境に,その技術は途絶えてしまいましたが,近世には日光物と呼ばれ,重要な地場産業でした。まつりから,地域の産業のあり方もうかがえます。 余談になりますが,これは輪王寺の御物見(おものみ)という建物です。 将軍が日光社参をしたさいには,ここで輪王寺宮とともに渡御を見物しました。 現在は,近世と同様,輪王寺門跡が見物されます。 まつり見物も終えて,帰路につきました。 神橋がひときわ美しく撮影できたので,お見せします。 折角の機会ですので,神橋北岸地点から本宮下の仮番所があった方を眺めてみました。自動車が見えるあたりにあったはずですが…。遠いですね。「日光神橋勤番絵図」に描かれた御目見(おめみえ)の場面を思い起こすと,自分の立つ地点が将軍がいたあたり。そこから日光山の社家・出家が御目見のために立っている本宮下御番所のあたりは本当に遠い。人は小さくしか見えません(web上では見えないかも…)。御目見とは何であったのか,考えさせられます。 帰るころになって気がつきましたが,山内は紅葉がはじまったところです。 きれいだな,と思っていたら,日が差して,ひときわ美しく、輝いて見えます。 そこで一句(芭蕉ファンのみなさん,ごめんなさい)。 あらとうと 紅葉かがやく 日の光 調子にのって,もう一句。 古寺の路(みち) 日の光さし 紅葉栄ゆ 連歌・俳諧貴重書展を企画された先生方から確実にお叱りを受けそうですが… 秋の千人行列見聞記は,これにて千秋楽 |
comments[2009-10-30/M]
鮮やかな写真とレポートをありがとうございます。「今日のお目見え」と見比べると、本当に当時と同じ!長い年月ずっと引き継がれて行事が続いていることに驚きます。ところで、今週末も日光を訪れる企画展スタッフがいるようです。日光ブーム起こっています。 |
2009-10-29(14:12:07)
今日のお目見えも最終回! Blogを読んでいただきありがとうございます。Webページ作成担当のS.Nです。 |
2009-10-29(09:00:00)
江戸時代の人々に挑戦(5) 最終回です。 ■山王参道入口、並木太郎【15:13通過】 「宇都宮より三之山伐透し山道守護絵図」に入ったあたりを歩いているはずなのですが、絵図の中の「山王」(=現在の日枝神社)が見つかりません。 「生岡神社」の文字と石灯籠のようなものがあり、その先に何かあるかも、と草をかき分け進んで行きましたが、すぐ線路に阻まれました。 脚は草の実だらけだし、小雨は降ってるし、神社は見つからないし、時間はないし・・・気が遠くなりかけましたが、あきらめて先に進みました。 が、あのときの石灯籠が、この参道入口にあるものだと気付いたのは、山澤先生が展示用に用意してくださった写真を見たときです! くやしいー、写真撮り損ねました。どうぞ皆様、展示室の写真をご覧ください。 道を隔てた反対側には、並木太郎と呼ばれる杉の木があります。並木の中で一番大きいそうです。確かに大きいですが、正直言って他の杉よりも突出して大きいのかどうかよくわかりません。 続いて「宇都宮より四之山伐透し山道守護絵図」の範囲へ進みます。 ■尾立岩、明治天皇御小休所【15:20通過】 明治天皇御小休所があるということは、尾立岩もこの近くです。しかし、見当たりません。 おぉ!家の外で車の手入れをしている男性が!渡りに船。「このあたりに尾立岩というのがあると聞いたのですが」と聞いてみると、すぐそことのこと。道まで出てきて教えてくれました。 「これです」。??全くわかりません。「どれでしょう?」手でぐるっと円を描いて教えてくれました。 この5メートルくらいの草のかたまりみたいなのがそうらしいです。よく見ると、右下には祠があります。 「絵図で見たんですけど、岩の上に尾がちょろっと立ってるみたいなのは、ホントにあるんですか?」 「ありますよ。でもこの時期はダメですね。草が枯れてる時は見えるんですけど」 「なるほど~。助かりました。ありがとうございました。」 行く前にいくつか写真を見たのですが、尾が判別できるものはなかったのです。そういうことかー。 しかし、その2日後、山澤先生の写真を見ると、ちゃんと尾っぽがあるじゃないですか!先生自ら「奇跡の写真」と呼ぶその写真、未見の方はぜひ展示室でご覧下さい。 ■筋違橋【15:34通過】 絵図の右端にある橋です。このあたりから上り坂。限界に近付きつつある足にはキツイ。 ■JR日光駅【15:45通過】 人がたくさん!1日孤独に歩いてきたので、別世界に来てしまったようです。 本格的に雨が降り始めました。みんな傘をさしたり、合羽を着たりしています。 ■鉢石【16:03通過】 鉢石宿の名前の由来となったというこの石を探しましたが、またしても、見つかりません。神橋近くまで来てしまいました。 地元の方らしき人に聞いてみると快く教えてくれました。 「はついしってどこにあるんですか?」 「あー、ずいぶん行き過ぎちゃったねぇ。あそこに看板見える?日本生命と三ツ山羊羹の駐車場の間を降りたとこだよ」 「ありがとうございます~」 ■神橋【16:09到着】 たどり着きました! 雨に霞む神橋。 神橋の元には下乗石。「石」部分が埋まってます。 こちらは仮橋。一般の通行用。 3つの絵は「日光神橋勤番絵図」からです。 ここにも松平正綱の杉並木寄進碑があります。 ----------------------------------------------------- 宇都宮城址【6:32出発】、神橋【16:09到着】。 休憩時間を除くと、8時間30分かかりました。38キロとすると、時速約4.5キロ。もうちょっと早く着けると予想していました。途中、時間短縮のため走ったのも入れてこの速度とはどういうこと?ポイントを探しながら、写真撮りながらなので、こんなもんでしょうか。 前にも書きましたが、江戸時代の人々は本当にすごい!私は1日歩いただけで、股関節と足の甲の痛みがひどく、もうこれ以上は歩けない状態でした。日ごろの鍛錬が違うのでしょうか。これを8日間繰り返すなんて、想像もできません。 ----------------------------------------------------- さて、将軍一行の東照宮参拝は翌日でしょうけれど、私は次の日仕事です。帰らねばなりません。東照宮へ急ぎます。 16時30分到着この時間からは家康のお墓は見られませんけどいいですか?と念押しされて拝観料を支払う。今回一番確認したかったのは、陽明門の天井です。ポスターに使用されているあの龍です。果たしてそこにあったのは。 昇龍、降龍。薄暗い場所でフラッシュなしで撮ったこともありますが、それにしてもどうしてこんな・・・。こちらの写真はいつとったものなのでしょうか。 達成感とショック、複雑な気持ちで帰途についたのでした。 (終わり) 長い連載を読んでくださった皆様、ありがとうございました。最後、明るく終われずごめんなさい。 |
comments[2009-10-29/YF]
江戸時代の人もすごいけどMさんもすごい!敬服です。>先生の解説によると警固をしていた百人組は甲賀とか忍者系に縁のある人たち。歩き方とか違うんじゃないでしょうか。「忍者走り」っていう腰を落としてヒタヒタと。楽しい連載ありがとうございました。 |
comments[2009-10-29/MY]
すばらしい連載ありがとうございました。続きは今日かな?と毎日楽しみにしていたのですが,いきなり最終回になるとは… 予想外でした。明日から楽しみが一つなくなってしまいました。国宝陽明門ですら,写真のように痛みが激しい部分があります。日光山にはお抱えの職人組織が育成されており,現在まで少しずつ修復工事が行われています。そうした維持のための人材育成という点も,世界遺産指定を申請したときの理由の一つでした。明日からは,バックナンバーを読み返したいと思います。 |
comments[2009-10-29/MY]
YFさんのコメントに付け加えさせていただきます。 |
comments[2009-10-30/M]
YFさん |
2009-10-28(17:57:52)
土浦市立博物館 昨日は、日曜日の代休をいただいていました。用事で土浦を訪れていたのですが、ふと見ると市立博物館の看板が。 実は私、土浦市立博物館を訪れるのは今回初めて。なぜ今まで来なかったのかと後悔するほど面白かったですなかでも、山村才助旧蔵の「坤輿万国全図」には感動。素晴らしい。(山村才助については、H19展示の図録33ページをご覧ください。pdfです) 入館料105円。駐車場完備。昔の道具を触れるコーナーなどお子様連れでも楽しめそう。おすすめスポットに急浮上です。 博物館のあとは、お隣の亀城公園へ。土浦城跡です。再建された2つの櫓、その間の本丸があったと思われる場所はとても狭くてちょっとびっくり。櫓門は江戸初期のものが現存しています。ここにも、山村才助の石碑。そして、猿がいます。なんで猿? すぐご近所なのに、日常から離れて、タイムスリップしたような休日でした。小田城跡にも行ってみようかなー。 (あまり特別展に関係ない記事ですみません) |
comments[2009-10-28/ヨネザアド]
土浦市立図書館の坤輿図は逸品です。茨城県の図書館員・博物館職員ならば,必見のものだと思いますね。 |
comments[2009-10-29/M]
ヨネザアドさま、コメントありがとうございます。茨城県の図書館員・博物館職員ならば,必見のものだと思いますね。返す言葉もありません・・・。筑波大の皆さんの中でもし未見の方、見に行かれることを強くおすすめします。30日からは企画展企画展「古代の筑波山信仰-内海をめぐる祭祀の源流-」も始まるようです。 |
comments[2009-10-30/FS]
土浦の地元民です。ぜひおいでください。いつでもすいてます(と言うのはほめ言葉なのか?)。亀城公園の土浦城東櫓(復元されたもの)も博物館の入館券で入れますのでお得です。 |
comments[2009-10-30/FS]
連続コメントになりますが、小田城跡は土浦市立博物館よりも、もっとすいています(笑)歴史上名高い小田城ですが、かつては関東鉄道筑波線が城跡を縦断する形で線路が敷設されていました(汗)いまは、りんりんロードというサイクリングロードがすぐ近くを通っていますので、自転車で行くのもいいですよ。 |
comments[2009-10-30/M]
FSさん、コメントありがとうございます。つくばの研究機関の展示室等けっこう人が入っているのに、あれだけの展示ですいてるのはもったいないです。東櫓はまだ新しい木の匂いがしました。眺めはそれほどでもないけれど、階段をのぼるとお城気分が味わえますね。小田城跡は何もないらしいという噂もありますが、寒くなる前にサイクリングに行ってきたいと思います。 |
2009-10-27(17:15:14)
多数ご来場ありがとうございました なんだか展示が終わってしまったかのようなタイトルですがそうではありません。本日の入場者が県内H高校の1年生の皆さん70名が入場して行ってくださったので学園祭中日(講演会のあった日)に次ぐ114人と百の大台に乗りました。 解説役のお二人の先生がそれぞれ展示資料について「図書館でちゃんと保管してあるのでよい状態です。」「これは写本の中で一番美しいものです。」と説明くださいました。 図書館にある貴重なたくさんの資料をこれからも何百年と伝えてゆく使命にかかわっている者としてしっかりしなければと思いを新たにしました。 清登先生、山澤先生ご説明ありがとうございました。 |
2009-10-26(17:00:00)
江戸時代の人々に挑戦(4) まだ続くのか!との声が聞こえてきそうですが、もう少しお付き合いください。展示期間終了前にはなんとか終わらせたいです。 このあたりで小雨が降ってきました前夜の天気予報は「晴れときどき曇り」。もちろん雨具は持っていません。帽子とウインドブレーカーでしのぎます。 大沢の市街地(?)を抜けると、今度は車道の両側に見事な杉並木。 しかし、車の隣をずっと歩いて行くのは、なかなかつらいものがあります。並木の外側に歩道がある部分もありますが、途中で藪に突入して道なき道を行くことになったり、どちらにしても歩きにくい。 ■水無【12:40通過】 苦しみつつも、少しずつ進んでいきます。今度は車道から分かれ、舗装されていない杉並木。 こんなに杉並木の写真ばかり並べても違いがわからないって?違うんですよ!歩いてみればわかります(半ばヤケ!)。これはこれで、砂利に足をとられ歩きにくい・・・そう、このあたりで足にかなり疲労がきていたのでした。 杉の中には、プレートがついていて個人や団体の名前が書いてあるものがあります。 何だろう?と思っていたのですが、保護活動として「日光杉並木オーナー制度」というのがあるようです。 ■森友 昼食【12:58着 13:55発】 腹も減り、足もガタガタ、もうこれ以上進めない。というところに、古民家を利用した食事処があり、吸い込まれるように入店。店名は書きませんが、ここのお店のお料理が夢のように美味しくて、お店の方とゆったり杉談義などしてしまい、いつの間にか1時間が経過してしまっていました。(その方は、東照宮の鳥居を入った左側の杉がお好きだそうです) ■七本桜の一里塚、並木ホテル【14:06通過】 この一里塚に植えられた杉は、根元がくさって空洞ができ大人が四人位入れるところから、並木ホテルと呼ばれているそうです。 縮尺がわかりにくいかと思いますが、大きな人でもかがまずに余裕で入れるくらい大きい穴です。 この時点で、行程の3分の1がまだ残っていることに焦りを感じはじめました。というわけで、少し走り、時間を短縮。荷物があり思うように走れず、また踏切で足止めを食ったり・・・とそれほど進まないのですが。このあたりになってくると、杉並木を散歩する方々もちらほらいらっしゃいました。カメラと地図を手に走る私は、とても異様だったはず。 今市宿は走って通りぬけたので、何の記録もありません。 ■瀬川の一里塚【14:37通過】 日光まであと2里。また走ります。 ■石畳の杉並木【14:43通過】 このあたりは、砂利道ではなく、石畳の杉並木でした。 じっくり味わう暇もなく、少し走ります。 ■野口【14:58通過】 杉並木を離れ国道へ出ます。狭い道を車が通って行くので、ここからは走れなさそうです。道の反対側のガソリンスタンドのおじさんに「どこまで行くのー?」と声をかけられました。 「東照宮まで」。 「どっから歩いてんのー?」 「宇都宮からですー」。 「あと1時間くらいで着きますかねー?」と聞くと、「東照宮まで5キロだよ」との答え。よーし、がんばろう。 ■ワサビの看板【15:01通過】 泣いてよろこぶ・・・というインパクトのある言葉につられて撮ったわけではありません。 「宇都宮より四之山伐透し山道守護絵図」の右端、尾立岩の隣に「ワサビ沢」との文字があるのです。ワサビはこの沢が流れ込む野口村の特産物であった、と図録にあります。現在も、野口にワサビ園があるのですね。 野口ということで「宇都宮より三之山伐透し山道守護絵図」の範囲に突入していますが、今日はここまで。 (つづく) |
comments[2009-10-27/FM]
毎回、面白いですね~。こういう連載形式だと、今回はどんな内容だろう、とワクワクしますが、いつも楽しんで読んでいます。日光に行っても、杉並木はクルマで通り過ぎてしまうだけだったので、杉の写真をこうしてじっくり眺めていると味がありますね。次回も楽しみにしています。 |
comments[2009-10-27/YF]
杉並木いいですね。自分も歩いているような臨場感があります。「夢のようにおいしい」食事の中身の写真がないのが残念。あと5キロならMさんなら30分で走れますね。がんばれと応援したくなっています |
comments[2009-10-28/M]
FMさん |
2009-10-26(15:11:27)
律院 本日は天候も悪いのですが学生さん風の方がぽつぽつ見てくださっています。お昼からは山澤先生のお知り合いの方が展示をみてくださったのですが何と日光山図会や参考展示の日光御山之絵図(展示室入口から正面に見える2枚の絵図)に載っている「律院」というお寺で修行をしたことのある(現在も修行中?)の方でした。 律院は天台宗の修練道場であり、天台の正しい教えをすすめ、 仏法の戒律を実践するという目的を持つ由緒正しいお寺だそうです。その方は頭をすっきりと丸められ眼光鋭く足取りも軽快で、なるほどと納得。 日光の絵図に載っているところの現在の姿はMさんの連載にも時々登場しますが今と昔、重ねてみると感慨深いものがありますね。 |
2009-10-25(17:04:29)
入場者数が1000人を超えました! 昨日に引き続き、俳文学会の方々ほか、学外からのお客様を多数お迎えし、大盛況の一日となりました。 あと10人!あと4人!とFさんが逐一見張っていたのですが、1000人超えの瞬間は見逃してしまいました。(カウンターを押さずに入場されている方もたくさんいらっしゃるようなので、もっとたくさんの方にご覧いただいているとは思うのですが・・・)ご観覧いただいた皆様、心よりお礼を申し上げます。 今回の特別展、残すところあと5日となりました。まだご覧いただいていない方、もう一度見ておきたいという方、今週の金曜日までですよ~。 |
2009-10-24(16:23:57)
出勝と高瀬舟 今年度の特別展期間中、最後の土日をむかえました。本日から26日まで、俳文学会全国大会が開催されています。同時開催の連歌俳諧貴重書展をおこなっている第2展示室にも、学会関係の方からご家族連れの方まで、多数のご来場を頂きました。本日はまず第2展示室のレポートからです。 展示ケースにおさめられているため、8枚ずつ綴じてある懐紙の全部を見ることはできませんが、全枚分の電子化画像をこちらからたどって、ご覧いただけます。熱心に観覧されていた方に、1綴分をプリントアウトして差し上げたところたいへん喜ばれました。展示されている懐紙をみると、同じ作者が何句もつづけて詠んでいるかと思うと、まったく名前が出てこない時もあります。句を詠む順番があるのかしら?と疑問に思っていたところ、観覧中の方から出勝(でがち)という言葉を教えていただきました。詠む順番が決まっていなくて、先に思いついた人が詠むことを出勝というそうです。ありがとうございます。 では、でがちの反対、順番が決まっているときは何でしょうか? でまけ?? 正解は、膝送り(ひざおくり)というそうです。 綴じのいちばん最後の懐紙(名残ノ折)↓には、作者名と詠んだ句数が記されています。出勝の結果やいかに。 もう一つ、今度は第1展示室の本展示、徳川将軍日光社参の話題です。 [たかせぶね] 先日の山澤先生のギャラリートークで、将軍が通行するために高瀬舟を50艘繋いだ船橋が房川にかけられたと伺いました。高瀬舟といえば、小説に出てくる小船しか思い浮かばず、それを50艘繋いでも長さは足りなく、幅も二人くらいしか通れないのではと不思議だったのですが、今日山澤先生に伺って疑問が解けました。 房川の高瀬舟は京都の高瀬舟と違って、舟運に使う、長さ15,6メートルくらいの大きなものだそうです。それの5分の1の模型が土浦市立博物館にあるそうです。山澤先生ありがとうございました。 1度に2つのテーマを楽しめる特別展も来週金曜日、30日までです。見るたびにあたらしい発見があるものですね。またのお越しをこころよりお待ちしています! |
2009-10-23(09:00:00)
江戸時代の人々に挑戦(3)
■秋葉神社社務所兼公民館【10:02通過】 裏手でとった写真。山が迫ってきています。絵図の山には、物見山、愛山、田子山、前山、坊山などと名前が書かれていますが、現在の地図でこのような名前の山は見つかりませんでした。 ■石那田の一里塚【10:15通過】 船生街道入口近くにある一里塚。道の反対側にはお地蔵様も。 ■猪倉街道入口【10:30通過】 文挟方面へ向かうこの道、絵図の右端の「野道」と書かれた道が位置的には近いのですが関係あるかどうか・・・。 ■田川大橋【10:34通過】 これが、絵図右端の石那田橋にあたるものらしいです。 ここから「宇都宮より弐之山伐透し山道守護絵図」の外へ。なぜか行けども行けども地名が石那田。景色もあまり変化なし。雲が厚く薄暗くなり、まわりに人気もなく、車のすぐ脇を歩かなければならなかったり、歩道があっても荒れていたり・・・とつらいことづくしでした。途中、山栗が誰にも拾われずに大量に落ちていて、あぁ拾っていって栗ごはんにしたらうまかろうなぁ、しかし時間がない、とあきらめたり(山栗って甘いですよね)。 ■宇都宮市と日光市の境目【11:13通過】 ここで初めて知りました。宇都宮と日光は隣り合っているのですね!「宇都宮から日光まで歩く」とは、実はこの境目をまたいだだけで終わってしまうのかもしれない、と脱力。今市市って最近までありませんでしたけ?疲労も蓄積し辛いモードに入っていたのですが、少し進むと、そんな気分が一気に晴れる風景が広がっていました。 ■並木寄進碑【11:38通過】 本格的な杉並木が始まりました!国道から分かれ、ほとんど車も通らない道です。舗装された道の真ん中を味わって歩きます。 (つづく) |
2009-10-22(17:39:27)
講演会画像 全国、山澤先生ファンのみなさま、お待たせいたしました。先日行われた講演会の画像がYouTubeで見られるようになりました。 |
2009-10-21(11:29:43)
ギャラリートーク 台風のため延期になってしまった山澤先生のギャラリートークですが、下記の日程で開催していただけることになりました。 |
comments[2009-10-22/S.N]
特別展スタッフのS.Nです。たった今、ギャラリートークを聞いてきましたが、まだ興奮しています。図録だと文字で情報が入ってきますので、自分では理解したつもりでも、ただ読んだだけという結果に終わってしまうこともしばしば。でもやっぱり「話を聞く」ことで理解度が違ってきますね。今更ながら今回の特別展の理解が深まりました。先生、貴重なお話ありがとうございました! |
2009-10-20(17:00:00)
江戸時代の人々に挑戦(2)
続きです。 ■雑木並木【7:45通過】 しばらく歩いて行くと、並木らしきものが見えてきました。宮環上戸祭交差点を過ぎたところ。杉だけではなく、桜、楓など、いろいろな木が混じっています。車道が一番真ん中、その外側に一段高くなって並木、さらに外側が歩道。この並木は途中途切れながら続き、だんだんと杉の割合が増えて行きます。 ■上戸祭の一里塚【7:57通過】 歩きだして初めての一里塚です。江戸(日本橋)から28里、と看板にあります。(このあとの一里塚、見逃したもの多し) ■宇都宮北道路をくぐる【8:36通過】 ■東北自動車道をくぐる【8:55通過】 ■第六接合井【8:59通過】 道の右側になにやら素敵な建物。水道関係の施設のようです。 ■山王団地入口【9:04通過】 ・・・と、ここまで絵図とは全く関係ない写真を並べてきましたが、実は、このあたり、「宇都宮より壱之山伐透し山道守護絵図」(金井村~下徳治郎宿)に当たるところなんですよね。目印少なめなので、詳しくはわからないのですが。 警護されている山道もどのへんなのかよくわかりません。どれがどの山なのやら・・・しかし、山までは遠いです。 ■徳次郎交差点【9:23通過】 絵図左端の道の分岐は、もしかすると現在のこの交差点かも。「徳次郎」は「とくじら」と読むようなのですが(お店の名前などをみるとアルファベットで「TOKUJIRA」と書いてあったりします)、この交差点の標識はなぜか「Tokujiro」です。 ■知賀都神社【9:34通過】 徳治郎宿の鎮守である知賀都神社。名前が書いていないので定かではありませんが、絵図左端にあるのは、この神社かもしれません。 この付近で10分ほど休憩。まだ距離的に3分の1以下ですが、少し疲れてきました。 (つづく) |
2009-10-19(17:00:00)
「連歌俳諧貴重書展」開始/「日光 描かれたご威光」一部展示替 本日から「連歌俳諧貴重書展」が始まりました。 賦何人連歌 : 慶長廿年三月吉日
私の一番のお気に入りはこれです(すみません、文字と料紙が美しいから、という見た目だけの理由です)。展示品には「賦○○連歌」というタイトルのものがたくさんあるのですが、この○○がお題なのだそうです。この発句「若草にふくらむ心の花野かな 桃」が何人になるのか私にはよくわかりません・・・。詳しい方ぜひフォローをお願いします。「日光 描かれたご威光」も一部展示替えをしました。 ・還御之節房川船橋勤番絵図 ・還御之節喜沢村御固絵図 新たにご覧いただけるのは、この2点です。 2度目、3度目のご来場、大歓迎です。お待ちしています。 --------------------------------------------------------- 10月16日(金)朝日新聞朝刊茨城版に、特別展の記事が掲載されました。そのおかげで、学外からのお客様、お問い合わせが少しずつ増えてきているようです。 問い合わせといえば・・・今日聞いたびっくり!のお話。今回の特別展は栃木県内にも広報させていただいたのですが、山澤先生の講演会について日光市の公民館に問い合わせが殺到したそうです(筑波大ではなく日光で行われるものとの大きな期待により)。せっかくお問い合わせいただいたのに、ご来場いただけず、本当に残念です。 が、そんな皆様のために遠くからでも、また当日見られなかった方でも、山澤先生の講演会を見ることができるしくみを、現在NさんとKさんが準備してくれています。楽しみにしていてくださいね! |
2009-10-16(11:18:29)
日光からのお客様 本日は山澤先生の地元、日光から「日光古文書に親しむ会」の皆さん12名が足を運んでくださいました。さっそく先生のギャラリートークかなと思ったら三々五々、興味津々展示をご覧になっています。マイクロバス車中で先生の事前レクチャーを受けられて予習は済んだ状態だったのですね。先生から聞いたお話ですと元東照宮の職員の方もいらしたそうです。 |
comments[2009-10-19/MY]
日光の古文書に親しむ会は日光市の社会教育講座の一環として行われた平成15・16年度古文書講座の受講生が中心となって結成されたサークルです。月1回、日光市日光公民館を会場に、和気藹々と勉強を続けております。新規の仲間も随時募集しております。 |
2009-10-16(09:00:00)
17日、18日は閉室します/東照宮秋の千人行列 10月17日(土)、18(日)の両日に実施される電源設備点検のため、筑波キャンパスが停電となります。それに伴い、中央・体芸・医学図書館が休館、貴重書展示室も閉室となりますのでご注意ください。 |
2009-10-15(17:00:00)
連歌俳諧貴重書展の準備 雙峰祭が終わってほっとしたのもつかの間、今日は、来週月曜から始まる「筑波大学附属図書館所蔵連歌・俳諧貴重書展」の準備です。朝9時前から綿抜豊昭先生がいらっしゃって、資料をどんどん並べていきます点数が多く、展示ケースに全部入りきれるかどうか・・・と実は心配していたのですが、ぴたりとおさまりました。我々もお手伝いして資料を並べたり、展示ケースのお掃除をしたり、キャプションを作ったり、看板を作ったり、展示リストを作ったり、と総出で作業。ほぼ準備が完了です。 今回展示する連歌俳諧資料、すべて貴重書です。文字も料紙も非常に美しいものがあり、見とれてしまいました。綿抜先生による連歌の図解も壁にでかでかと貼りました。連歌…難しそう、という方もこれで安心! 展示期間は10月19日(月)から10月30日(金)です。「日光 描かれたご威光」も引き続き開催中です。ぜひご来場ください。 |
2009-10-14(17:00:00)
明日、ギャラリートーク開催 明日午後、山澤先生によるギャラリートークが開催されます。 |
2009-10-14(17:00:00)
江戸時代の人々に挑戦(1)
------------------------------------------------------------------ 当日は曇り。日焼けの心配がなかったのは良いのですが、青空に杉並木!みたいな写真が撮れず残念でした。 「日光御参詣宇都宮御目見・御供開場所絵図」(180度回転) ※地図で 宇都宮を表示 こうやって並べてみると、同じ道が残っています地名も、「材木町」「伝馬町」「江野町」「池上町」など絵図の中にある当時の地名が残ってます。 では、出発です! ■宇都宮城【6:32出発】 最初はやはり宿城宇都宮城からです。とはいっても、当時のお城は残っていません。向かったのは、宇都宮城址公園。本丸跡です。H19.3に櫓、お堀、土塁など一部が復元されたそうです。写真は清明台。櫓(やぐら)です。 ■光琳寺【6:50通過】 ちょっと寄り道です。隣の建物がぎりぎりまで迫ってきていますが、木々が茂っている感じは、当時の雰囲気をしのばせる? ■宇都宮明神社 現在は「二荒山(ふたあらやま)神社」。(ここは道から外れているので歩き始める前に寄っておきました) 御由緒を見ると、非常に起源の古い神社なのですね。朝から御祈祷の人々が訪れていて活気があります。 場所も、パルコのはす向かいで、市街地ど真ん中です。 ■日光街道と奥州街道の追分【7:01通過】 いよいよここから北へ向かって歩いていきます。宇都宮を訪れるのはほとんど初めてだというのに、ギョウザも食べてないのに、と後ろ髪をひかれつつ宇都宮市街地を後にします。本当にこの道?という感じのフツーの道です。歩道もありません。しかし、右側の倉のような黒い建物、由緒正しい雰囲気を醸し出しています。絵図の道の両側に並ぶ宿のうちの一つでしょうか。このあたりは、ゆったり余裕で余計な写真などとりつつぶらぶら歩いていたのですが、このツケがあとでまわってくるのでした・・・。 |
comments[2009-10-15/BK]
この連載は楽しみです。第1回目が6:32出発で7:01までだから...かなりの長編になりそう?続きが待ち遠しいです。 |
comments[2009-10-15/MY]
今井金吾さんの本は現地を歩くのにとても参考になります。附属図書館にある地図類では、このほか東京美術から出版されている『日光道中分間延絵図』など五街道分間延絵図も良い手引き書です。一時販売中止になっていたこともあって、残念ながら全巻が揃っていないので、この機会に揃えていただけるとありがたいです。 |
comments[2009-10-15/M]
BKさん |
2009-10-13(17:00:00)
龍 ばたばたしていたので書き忘れていました。 ------------------------------------------------------------------ 日光東照宮、龍、とくると鳴龍を思い浮かべる方が多いと思いますが、特別展ポスターの龍は違います。メインカウンター前で手を叩いたり、拍子木を打ったりしないでください。 こちらは、陽明門天井、狩野探幽筆「昇龍」「降龍」です。(ポスターに使用されているのは「日光山志」の図。天井画を模写したもの。)本地堂の鳴龍のほうは、もとは狩野安信によるものでしたが、昭和36年の火災で焼失し、現在の天井画は堅山南風による復元とのこと。 さて、探幽の名前が出たからには、この貴重資料を紹介しないわけにはいきません。 猿曳図 野外奏楽図 10年ほど前に発見(!)されたこの屏風、詳細については平成12年度特別展図録(PDF 22.7MB)をご覧ください。実物を目にすることはなかなか難しいのですが、高精細画像ならいつでもご覧頂くことができますよ。 |
2009-10-12(16:49:40)
雙峰祭最終日 雙峰祭3日目、今日もよい天気です。雨も風もなく、こんなに3日間おだやかに晴れている雙峰祭って、珍しくないですか? その後、大学新聞の取材があり、御観覧中の方も交え、ミニギャラリートークとなりました。「「日光山御祭礼絵図」の人たちは裸足なんですか」、「なぜ例幣使街道と言うんですか」、「日光御宮御祭礼図巻」の色について、等など御質問もいただき会場は非常に盛り上がっていました(お答えは先生から、ということで・・・)。 さすがの山澤先生も少々お疲れのご様子。3日間ほんとうにお疲れ様でした。 --------------------------------------------------------- 今日も最後に、特別公開「日光御宮御祭礼図巻」で印象深かった人物を紹介します印象深いというより少し心配になった人物、ですね。 御太刀負束帯 社家騎馬(しゃけきば)という部分で、騎馬を引いている白張(白い装束の2人)がいるのですが… 手前の人って… 馬が暴走したら、首が絞まってしまうんじゃない!? ※社家騎馬については後日、「今日のお目見え」にお目見えする予定です。 |
comments[2009-10-12/山澤 学]
3日の特別公開は,おかげさまで盛況の内に終えることができました。皆さまの熱気は,冷房を入れなければならないほどでした。ご来場の皆さまにお礼申し上げます。 |
2009-10-11(15:58:57)
山澤先生大熱演! 13時30分から始まった講演会ですが予定の1時間を超えて15時20分ころまでお話しいただきました。 展示室の方をまだご覧いただいていないので5時までに見ていただけるかが少々心配です。この展示はやはり先生の情熱でできたものだなあと感心。説明を受けた皆さんからは拍手もいただきました。先生、本当にありがとうございました。(まだ終わっていませんが) |
comments[2009-10-12/山澤 学]
昨日11日の講演会には,市内はもちろん,県内は守谷・古河・取手・笠間市,栃木県日光市,東京都大田区など遠方からお越しの皆さま,在学生・卒業生の皆さま,教職員の皆さま,本当に多数の皆さまにご来場をいただき,まことにありがとうございました。講演後にいただいた御感想のなかには,常陸・下総の村々から日光道中の宿場町まで日光社参の助郷に動員されたという史料があるけれども,社参がどういうものなのか,良く理解できた,とのお言葉がありました。この筑波大学での企画は,地域の皆さまのお役に立てたのだと,実感いたしました。 |
2009-10-10(17:16:45)
雙峰祭初日! 今日は学園祭『雙峰祭』初日、外は模擬店なども出てとても賑やかです。ここ特別展会場は朝はまだ静かで、10時半過ぎに最初のお客様が来られました。職員は午後からの特別公開に向けてキャプション作りです。ぎりぎりまでかかってやっとできました。 午後に古家歴史・人類学専攻長と埼玉県立博物館の学芸員の方がお見えになり、山澤先生の案内でご覧になりました。 学園祭の3日間は展示できなかった資料の特別公開をしています。目玉は山澤先生ご所蔵の絵巻です。保存状態がとても良く、色が非常に鮮やかで、江戸時代のものとは思われないほどきれいです。貴重な資料を提供してくださった山澤先生、どうもありがとうございました。 この絵巻の中に下に青の×印がついている人がいます。山澤先生のご説明では、この人は日光奉行関係者で、江戸から来た記念に絵巻を書かせたのではないかということです。 絵巻は30分で展示箇所を変え、交換の時に居合わせた方たちは先生の説明付きで2倍見られてラッキーでした。静岡ご在住で、静岡にも東照宮があるので見に来られたという方もいらっしゃいました。遠くからどうもありがとうございました。 ---------------------------------------------------- 最後に、特別公開で印象深かった人物を紹介します。 猿牽(さるひき)とサル。 『これジローや、いくよ!』 (とは言ってないと思います。) 猿面。『アチョー!』
(これは言っていたかも知れません。) |
2009-10-10(16:50:26)
今、流行の… Blogを読んでいただきありがとうございます。Webページ作成担当のS.Nです。雙峰祭初日の熱いリポートは、後ほど本日の主任よりお伝えされると思いますので、私からはWebページのお土産メニューの追加報告をひとつ。 |
2009-10-09(13:08:36)
講演会 特別公開 図書館のお知らせ他にも出ていますが、講演会と特別公開の詳細をこちらにも書いておきますね。 |
2009-10-09(11:23:15)
明日から雙峰祭! Blogを読んでいただきありがとうございます。Webページ作成担当のS.Nです。いよいよ明日から3日間、筑波大学学園祭「雙峰祭」がスタート。天候も回復したし、学生さんにとっていい3日間になるでしょう。 |
2009-10-08(17:00:00)
「竜神」の答え 昨日山澤先生にいただいたコメントの「竜神」、みなさん見つけられました?絵図に文字を入れた回答を先生が作成してくださいました。 (クリックで拡大)
なんと!そのちっちゃいのが敷地とは思いませんでした。こちらは、同じ場所を「日光御社参図誌」で見たもの(こちらは残念ながら全体の高精細画像はなし)。 (クリックで拡大)
こちらは鳥居もあってわかりやすいですね。図の性格が異なるためか、年代が少し異なるためか、描かれているものが少しずつ違うのが興味深いです。山澤先生、ありがとうございました。 |
2009-10-07(17:29:29)
明日のギャラリートークは中止となります 台風接近のため、明日は全学休講です。が、図書館は開館の予定です。特別展もやってます! |
comments[2009-10-07/MY]
山澤です。明日の10:15~、ギャラリートークを予定しておりましたが、全学休講になったこともあり、やむを得ず延期という判断をさせていただきました。残念です。展示中の紀行文にも、東照宮の祭日が雨天となって、困ったようすが記されています。雨天決行時、日光奉行は輪王寺宮に拝礼するさい、水たまりができているような場所でも地面に正座したとか。現在、雨が心配なときには水の神である、本町(旧四軒町)の青竜神社(竜神)で天気祭(てんきまつり)を行って、晴天祈願するそうです。竜神は、「日光山図絵」では、日光目代山口忠兵衛の屋敷のすぐ北東側にその小さな敷地が示されています(文字はありません)。探してみましょう。 |
comments[2009-10-08/yf]
悪天候のため3日めのお客様は26名とちょっとさびしかったです。このまま雨が続いたら私たちも天気祭を実行しなくてはいけなくなりそうですね。 |
comments[2009-10-08/M]
風はすごいですが、外は晴れてきましたね。「竜神」探してみました。青っぽい丸い山(丘?)のあるあたりでしょうか?見当違い?皆さんは見つかりましたか?高精細画像のURLを参考にはっておきます。 |
comments[2009-10-08/FS]
Mさんのおっしゃっている地点は「山口忠兵衛」の屋敷と「日光奉行」の区画の裏のあたりの山のことですね。はたして正解はいかに! |
comments[2009-10-08/M]
「不動明王」、「亀」 |
2009-10-06(15:29:23)
2つのWebメニューがお目見え! Blogを読んでいただきありがとうございます。Webページ作成担当のS.Nです。こちら筑波、今週はあいにくの天候[:雨:]です。週の中頃には台風が直撃しそうだとか…。でも!「雨で会場に行けないよ[:ぐす:]」という方のために、われわれWebページ担当はコンテンツを日々更新しております! |
2009-10-05(17:00:00)
本日開催/展示室の場所 いよいよ本日開催です! ゲートを入ったら、そのまま天井の龍の続く方へお進みください。 龍が途切れても、もう少しまっすぐ進みます。 この案内版が見えたら階段かエレベーターで1階へ降りてください(そう!図書館の入口は2階なんです)。 1階へ降りるとさらにまた案内版。ここまで来たら大丈夫。傘をお持ちの方はここへ置いてください。 展示室はちょっと進んで右ですが、今回は廊下にも展示があります。忘れずにごらんください。 展示室入口にカウンターがあります。押してから入場してくださいね。 ご来場お待ちしています。 |
comments[2009-10-05/MY]
山澤です。図書館WGスタッフの皆さんのご尽力により、ようやく開催することができました。まずは「身内」の皆さまに対してなので、ブログに相応しくないようにも思いますが、やはり言わせていただきます。ありがとうございました! |
comments[2009-10-05/MY]
もう一つ… |
2009-10-02(17:00:00)
開催まであと3日 朝イチでFさんから悲しいお知らせが。昨日吊ったフレームパネル、やはり絵図が落ちてきてしまっているとのこと。午前中から復旧作業。(すみません、私は他の仕事で参加できませんでした)そのほか、パネルの追加、図録やアンケート用紙等会場準備、床や展示ケースガラスのお掃除、などなど。(図録は昨日午前中に無事納品されています) が、こちらには、祭りの飾り付けの準備をするOさん。 そう、月曜朝にしかできない作業がまだ残っているのです。9時までに間に合うか!?ともあれ、5日(月)9時スタートです。あいにくのお天気になりそうですが、皆様のご来場お待ちしています! |
2009-10-01(17:00:00)
開催まであと4日
昨日の展示室。
昨日だいたい位置決めされた絵図やパネルを、今日は壁へ貼っていきました。 今日の夕方の展示室。
一気に賑やかになりました。まだまだ作業中ですけど。その他、追加のパネルを作ったり、平置き冊子の調整をしたり、天井からパネルを吊ったり、フレームパネルに絵図を入れて吊るしたり…とオールメンバーフル稼働で準備が進んでいます。 昨日吊ったフレームパネル
キャプションがするする落ちてしまいました。その後、絵図も落ち始め、今日はやりなおし。OさんとFさんの技により、夕方時点ではきっちり留ってます。明日は、準備最後の日です! |