其の十四 社家騎馬 御太刀背負(しゃけきば おんたちせおい) 1人

日光山の社家6人は,山内の神職のうち最上位に位置し,元和3年(1617)の東照社鎮座以降,それまでの日光三所権現に加え,東照大権現の祭祀も担うことになった。社家は,神輿渡御の際,みな束帯を身につけて馬に乗り,素襖1人・白張4人をともなって供奉する。そのうち2名は太刀と旗をそれぞれ背負っている。これらは東照宮本殿の内陣に安置される御神宝である(其の十五「社家騎馬 御旗背負」も参照)。(10月19日公開)