其の二十 八乙女(やおとめ) 8人

八乙女は,日光山に古来から奉仕する8人の神子です。近世には門前町に居住しました。元和3年(1617)4月4日に駿河国久能山(静岡県静岡市)から家康の神柩(しんきゅう)が日光山の入口である神橋に到着した際,そのたもとで八乙女が舞をして迎えたと伝えられています。御旅所でも,鈴と扇子を手に,古風で優雅な御前神楽(ごぜんかぐら)を舞い,神慮を慰めます。(10月23日公開)