令和2年度筑波大学附属図書館企画展
もう一度見たい名品 ~蔵出し一挙公開~

ご挨拶

筑波大学附属図書館では、平成7年度の中央図書館新館竣工の際に、貴重書展示室が設置されてより、学内組織の協力を得つつ、本学が開学以来所蔵する貴重資料などを広く公開する展示事業を行ってまいりました。この展示事業は、本学に蓄積された豊かな「知」を積極的に内外に向けて発信するという附属図書館の取り組みの一つであります。

その回数は、昨年度までに27回を数え、附属図書館の展示事業として、学内外の多くの方々にご観覧いただいてまいりました。本学の展示会は、展示そのもの以外に、展示図録冊子の発行と電子展示の公開という活動が一体となり全体を構成し、毎年様々なテーマで特別展・企画展を開催し好評を博しています。

しかしながら、今年度は、新型コロナウイルスの影響により、図書館の利用制限が継続しており、例年のような構成での展示会の実施が難しい状況でした。

そこで、本年度においては、会期中の図書館の利用制限に準拠し、Webページを充実させ電子展示を中心とした構成で公開することとしました。これまで、特別展・企画展は、本学教員からの企画提案を特別展とし、図書館職員による企画提案は企画展として開催してきましたが、今回は企画展として行うものです。今年12月から特別展オフィシャルWebサイトでの電子展示を行いますので、附属図書館所蔵の多様な「名品」を、お楽しみいただければと思います。

当館では感染拡大防止のために様々な対策を講じておりますが、今回は電子展示による公開となりましたこと、ご理解のうえ、是非ともご観覧賜りたくお願い申し上げます。

令和2年12月
附属図書館長  阿部 豊