2007-10-31(17:45:42)
参考文献リスト 企画展の主要参考文献リストを掲載しておきます。本来は図録に載るべきものですが、頁数などの事情により、こちらに掲載させていただきます。 | |
2007-10-30(16:46:16)
展示資料一覧(完全版) 導入部まで含めた展示資料一覧を記録として掲載しておきます。 | |
2007-10-29(17:56:36)
片付け中/アンケート(4) 片付け中です。 地図をはずしているところ。
意味不明の画像ですが、外置きの案内版の土台を洗って干しているところ。台風で泥だらけ。昨年はサクサク1日で常設展復帰まで終わってしまったような気がするのですが、今回思いのほか時間がかかっております…。腰が痛いです。-------------------------------------------------------------------------- 10月24日以降にいただいたアンケートを紹介します。 地図が大好きなので、とても興味深く、楽しませて頂きました。冊子等の配布も大変良かったです。貴重な資料故、ガラスケースに入っている事は仕方がない事と思いますが、書物等は違うページも見てみたいと思いました。又、地図との距離が遠く、視力が悪いと、細かい所まで見れずに残念でした。今度は、世界の地図、古地図を比べて見ると面白いと思いました。(世界地図ではなく、他の地域を描いた地図) 今回、図録が非常に好評で、増刷したのに残りはわずかです。切絵図の回答も19日からの配布でしたが、210部もお持ちいただきました。今回展示した資料は、普段から閲覧可能ですので、書物類で別のページなどご覧になりたいものがございましたら、お気軽に古典資料事務室へお立ち寄りください。 やはり地図は細かいので、見づらい部分が多かったですね。会場での高精細画像のご案内も次回はわかりやすくしたいと思います。いろいろなご意見ありがとうございます。次回への参考にさせていただきます。 -------------------------------------------------------------------------- 図録の配布を行っているのはよい。家でゆっくり見ることとする。 ありがとうございます。展示の内容がわかりやすく解説されていますので、ぜひご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------- 以上です。たくさんのアンケートをありがとうございました。 | |
2007-10-26(17:57:03)
企画展終了 本日17時、企画展が終了いたしました。(今日は雨でしたが、最終日ということでたくさんの方々にご観覧いただきました)企画展にご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。 昨年の三大奇書には及びませんでしたが、附属図書館特別展・企画展の入場者数歴代5位となりました。 1位 平成12年度 日本美術の名品 4333人 2位 平成 9年度 明治のいぶき 3822人(日本橋丸善での開催) 3位 平成18年度 中国三大奇書の成立と受容 1800人 4位 平成17年度 江戸前期の湯島聖堂 1780人 5位 平成19年度 古地図の世界-世界図とその版木- 1708人 6位 平成16年度 オリエントの歴史と文化-古代学の形成と展開- 1256人 来週は、常設展への復旧作業のため、貴重書展示室は閉室とさせていただきます。このブログは来週まで、あと数回続きます。もうちょっとおつきあいくださいね。 | |
comments[2007-10-30/ヨネザアド]
展示会ご苦労さまでした。ちょうどタイムリーに,大学図書館研究に掲載された論文を拝読しました。図書館展示の意義を,鋭く分析した好著だと思います。このような姿勢を背景に今回の好企画があったのだと,あらためて筑波大学の力量を見せられました。また,来年の展示会を期待しています。 | |
comments[2007-10-30/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、企画展を遠くから盛り上げてくださってありがとうございました。次回については未定ですが、楽しんでいただけるものを企画していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。(S主査の論文、実はまだ読んでいません・・・。80号、筑波大には未着ですが、もう出版されているのですね。) | |
2007-10-25(13:22:50)
今日と明日で終了です しつこいようですが・・・明日26日(金)で企画展終了となりますので、まだご覧になっていない方、すでにご覧になった方ももう一度、ご来場お待ちしております。 中央展示ケース上の大型パネルも、少々反ってきましたが、無事立っています。 頑丈な足はK.O.氏作。昨年は上から吊って、途中で何度か調整が必要でしたが、今年は全く問題ありませんでした。 このパネル、両面なので、片側はスプレーのりで接着。これも、はがれず1ヶ月持ちました。(植松館長の「55がいいよ」というご助言による) | |
2007-10-24(17:46:05)
アンケート(3) 昨日に続いて、いただいたアンケートを紹介します。 | |
comments[2007-10-25/ヨネザアド]
観覧者に感動をあたえ,世界観や行動を変えるような展示活動ができるとは,素晴らしいことではないでしょうか。ひるがえって思えば,通常の図書館サービスでは,なかなかそのようなことはできないですよね。今回の展示会では,図書館のもつ生涯教育機能が,みごとに発揮されていると思います。 | |
comments[2007-10-26/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、ありがとうございます。古い資料の閲覧を希望されるのは、通常は専門の研究者の方々がほとんどですので、展示で「こんな資料があるんですよ」と提示できるのはよいですね。地域の方々に大学をご覧いただくよい機会になればと思います。 | |
2007-10-23(16:49:55)
アンケート(2) 私が鯰に囚われている間に、たくさんのアンケートをいただきました。ありがとうございます。2回にわけてご紹介します。(10月10日に紹介させていただいた分の続きとなります。) | |
2007-10-22(18:05:52)
学長観覧 本日は学長、副学長が企画展にお見えになりました。 版木について、岩崎学長から「これほど細かいとは思いませんでした」とのお言葉。材質や来歴についてもご質問いただきました。興味を持っていただいて嬉しい限りです。 そして、谷川副学長からは、ポスターを大絶賛していただきました。よかったですね、S.N.さん! | |
2007-10-19(11:41:56)
江戸切絵図 導入部 江戸切絵図の説明を増強しました。 展示ケースの中に嘉永3年版と文久元年版を2枚並べて「どのくらい違うかわかりますか?」としていますが、この回答例が出来ました!ご自由にお持ちいただけますので、ぜひお立ち寄りください。 ▼御江戸大名小路絵図 比較できるように現在の地図を展示しました。「えぇっ!北町奉行所ってこんなところにあったんですか!」と言ってしまい、S主査苦笑(キャプションや図録にもちゃんと書いてあるんですよね…)。 --------------------------------------------------------------- 現代との比較パネル作成の際、参考にしたのが「江戸明治東京重ね地図」。要会員登録(有料)のサイトにあるのですが、筑波大学は会員登録済なので大学内からは無料で使えます。(DVDも販売されているようです) JapanKnowledge → カルチャー → 「江戸明治東京重ね地図」 昔の地図と今の地図を重ねてみることができます。古地図の世界では常識なのかもしれませんが、昨日はじめて触ってみて感動。面白すぎます。 | |
2007-10-18(19:34:49)
地底鯰の図(3) 続きです。 正月 火神とう(動) 大風 天下のわつらい(患) 下十五日あめ(雨)しけ(繁)しとあり、大雑書のものよりも詳しい記載となっています。 上で読んだ中で、四月の「くとのき」の意味がとれなかったり、続くべきところが別の区画に書かれていたり、時代が下るにつれ本来の意味が失われて形式的になってきているのかもしれません。 長くなりました。やっと鯰とお別れできます。私の疑問にお付き合いくださった方、ありがとうございました。 | |
2007-10-17(18:00:00)
地底鯰の図(2) 昨日の続き。 此うを(魚)のな(名)大たうれん(大唐錬)といふそれぞれの名前が具体的にどのような魚を表すのか不明ですが、鯰ではなく怪魚なのです。 そして見た目は、大雑書のものよりさらに龍のイメージに近いです。黒田氏は、国土を守護する神々としての龍、地下世界に棲み大地を鳴動させる龍について述べ、この図の怪物も「龍」とよんでいます。 地震を起こすのが龍から鯰へ変わったのは、『塵滴問答』(1665)に「鹿島大明神、日本を巻く鯰に要打つ」とあるなど、そのほかの文学史料によっても、17世紀後半ごろからだそうです。 [図を見比べてつらつら考えたこと] ・「大日本国地震之図」の怪物に囲まれている日本は、街道が引かれ、非常に行基図に近い。 ・「大日本国地震之図」では要石は剣の形だが、大雑書では丸い石になっている。「いせこよみ」ではどちらの場合もあり。 ・「大日本国地震之図」には「ひたち」があるのに、大雑書にはない。要石がある部分をひたちと考え、中央の日本からは除かれているのか。 ・「大日本国地震之図」と「いせこよみ」の怪物は自分の尻尾を噛んでいるが、大雑書では噛んでいず、円の上に頭が乗っている。 ・「大日本国地震之図」の怪物の胴体は黒いウロコがある部分だが、大雑書の鯰の胴体はわかりにくい。外側の「正月火神…」が書かれている部分なのか、その内側の島が浮かんでいる部分なのか。しかし、鯰にウロコって無いですよね。 ■「須弥山」と「地底鯰の図」は関係あるの? 要石とは本来「金輪際(こんりんざい)」、すなわち仏教の宇宙観による「大地」の最も深いところにまで達している長大な柱であると「龍の棲む日本」に書かれています。 須弥山の世界観では、風輪の上に水輪、その上に金輪があり、その上に水をたたえた大地があります。そして、そこに浮かぶ南洲(南瞻部洲)が我々の住む世界。金輪際は地の底を意味します。(意を決して「金輪際~しません」という時の「金輪際」はこれが語源だそうです。) 「須弥山」と「地底鯰の図」が並んでいることにそういう意図があるのかどうかは不明ですが、世界観としての関連性は無いとは言えないようです。 長くなってすみませんが・・・明日へ続きます。 | |
2007-10-16(17:44:03)
地底鯰の図(1) 今回の展示でひときわ異彩を放っているこの図。 1-5「三世相明治雑書万暦大成」をご覧いただくと、須弥山(しゅみせん)の絵の見開き隣にこの「地底鯰の図」があります。鯰が日本を囲んでいて、右上に「鹿島の要石」の歌があります。(大塚先生によると、これを3回唱えると地震がやむと言われていたらしいです) ゆるぐともよもや ぬけじの かなめいしそういえば、小学校の時遠足で鹿島神宮へ行き、要石が鯰を押さえているからこの辺りでは地震がおきないとかそんな話を聞いた覚えがあります。 この「地底鯰の図」は大雑書(おおざっしょ-注)の類によく登場しているもののようです。この「三世相明治雑書万暦大成」は残念ながら個人蔵ですが、似た図が本学所蔵の「安政雜書萬歴大成」にもあります(この本ほど鮮明ではないですが、画像もあります)。 国会図書館の近世デジタルライブラリーでも、「三世相解万宝大雑書」や「三世相安政雑書万暦大成」にこの図を見る事ができます。 さてこの図、いろいろ気になることが多いです。 ▼下のほうには、「りうきう国」「かうらい」などのほかに「おにかしま」があったりします。ほかに中央部の国の名前はわかるけれど、鯰の背中(?)に書かれている「正月火神とう・・・」の辺りは何を意味するのか? ▼「地震」「鯰」というと、当館人気の貴重書「<a href="http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/tree/namazue.html#uv" target="_blank">鯰絵</a>」が思い浮かびますが、この「地底鯰の図」の鯰は、あまり鯰っぽくないような気がします。どちらかというと龍のよう。 ▼この図と、宗教的な須弥山の図が隣り合わせで並んでいるのは、違和感があります。何か関連はあるのか? と思っていたら、これだけ面白い図のこと、文献がありました。次回(間に合えば)へつづく! ------------------------------------------------------------------ 注)大雑書 江戸時代初期、寛永(1624-44)頃から刊行され始めた本である。初めは主として『クq芻吭(ほき)』『拾芥抄(しゅうがいしょう)』によって、日の吉凶、方角の善悪を示した暦注の本であったが、庶民が日常生活の指針として座右に置き、事ごとに参照したために、次第に三世相、諸種の占い、伝承等いろいろな事項を取り込んで肥大し、幕末には生活百科事典の様相を呈するに至った。したがって江戸時代を通じて内容も次第に変化し、類本も百種以上出版された。(後略) 「日本古典籍書誌学辞典」p.77 ------------------------------------------------------------------ | |
comments[2007-10-17/古地図っ子]
最近(といっても少し前ですが)、茨城でも地震が多いような気がしますよね。要石の効力が弱まってきているのでしょうか?とりあえず地震が来たら歌を3回唱えることにします。(その言い伝えの話は初めて知りました!) | |
comments[2007-10-17/企画展スタッフM]
古地図っ子さま、コメントありがとうございます。地震多いですね。要石のおかげで大地震にならずに済んでいると思いましょう・・・。私もその言い伝えは今回初めて知りました。この歌は長いので、3回唱えつつ、火の元の注意や、安全な場所への避難もお忘れなく! | |
2007-10-16(17:41:30)
つくば総合案内「Aposつくば」に記事掲載 つくば総合案内「Aposつくば」に企画展の記事が掲載されました。 | |
2007-10-15(17:28:24)
入場者数1000人突破! 本日、入場者数が1000人を超えました! | |
2007-10-12(09:39:37)
読売新聞掲載 本日10月12日の読売新聞朝刊茨城版に、企画展の記事が掲載されました。 | |
2007-10-11(20:00:00)
ミニ展示コーナー 本日はミニ展示コーナーのご紹介です。 ▼「重訂万国全図」と版木の同じ部分を同じ大きさで並べてみたり、 ▼超ミニ「官板実測日本地図」があったり(実物6m--展示室1m--これ25cm。実はプリントミスの再利用。大型プリンターからこの小型地図が出力されてきたときの脱力感といったら・・・)、 ▼日本はどこに?!(西洋の古地図から日本を探す---答えは展示室にあり)、 ▼レランドの地図に書かれた日本の家紋、ケンペルの地図に書かれたJebis(恵比寿)やDaikoku(大黒天)、 など、ここにも地図へのいろいろな視点があります。展示と合わせてお楽しみください。 | |
2007-10-10(19:04:40)
アンケート
これまでにいただいたアンケートを紹介します。ご協力ありがとうございます。 | |
comments[2007-10-11/ヨネザアド]
一言。ブログによる双方向コミュニケーションが素晴らしい!これからも続けて,図書館展示の新しい成果を生み出してください。 | |
comments[2007-10-12/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、ありがとうございます。この後にも何件かいただいていますので、後ほど紹介させていただきます。 | |
2007-10-09(10:43:51)
常陽新聞掲載 本日(10月9日)の、常陽新聞5面 街角の話題欄に、企画展の記事が掲載されました。 | |
2007-10-08(17:21:59)
雙峰祭3日目、版木特別公開 好評のうちに終了 雙峰祭3日目。あいにくの雨です。しかし、企画展にはたくさんの方々にご来場いただきました!!ありがとうございます。とくに、版木の展示では、みなさん時間をかけてじっくりご覧いただいていた様子。 | |
comments[2007-10-08/ヨネザアド]
3回目とは,観覧者として羨ましい限りです。この手の展示会というのは,見るたびに新しい発見がありますよね。リピーターの方との双方向コミュニケーションも,大事にしませんか。アンケートのコメントに対する回答を,ぜひ会場に公開しましょう! | |
comments[2007-10-09/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、コメントありがとうございます。>リピーターの方との双方向コミュニケーション 双方向コミュニケーションは、このブログの目的の一つでもあります。とりあえず近々こちらでアンケート公開させていただきます。 | |
2007-10-07(19:05:58)
特別講演会「東アジアと世界地図」 雙峰祭2日目。今日は、本企画展の特別講演会「東アジアと世界地図」が開催されました。講師は人文社会科学研究科准教授 大塚秀明先生です。 その後「秋岡コレクション世界古地図集成」のビデオの上映。日本における世界図の系統全般を見ながら、マテオ=リッチ系の世界図、重訂万国全図の世界図としての意義を確認する目的です。 ----------------------------------------------------------------------- [マテオ=リッチ系世界図] 楕円形 漢字の地名 アジアが中心 南極部分にメガラニカという大陸 [蘭学系世界図] 2つの半球図 ヨーロッパの知識が直接伝来 探検結果の反映 「新訂万国全図」(「重訂万国全図」の元)は蘭学系世界図だが、間宮林蔵の北方探検の結果が反映されるなど、日本人自らの知識を盛り込んでいる。 ----------------------------------------------------------------------- ビデオで基礎知識を得た後、大塚先生のお話を聞きます。 1. 西洋世界図の中国化 2. 漢字表記の永続性と広域性:17世紀の世界図 3. 漢字表記の収集整理と定着:19世紀の世界地理書 4. リッチの翻訳の基礎方言について 5. 文化の伝来 ・マテオ=リッチが参考にしたといわれるオルテリウスの世界図と「坤輿万国全図」を比べた時に、同じところ(①楕円形にタテヨコの線②五大洲(六大陸))と、違うところ(①中央の位置②地名・地理学用語の漢字表記)がある ・「坤輿万国全図」やそれに続く「職方外紀」でマテオ=リッチらが使い始めた漢字の地名には、現在も使われているものがある(欧羅巴、亜細亜、意大里亜(イタリアの中国語での表記)、地中海、赤道など)。19世紀に確立されたものもある(諳厄利亜→英吉利など)。 ・”亜細亜”と「アジア」:”細”は「ジ」と読めるか。 ・昨年度の企画展の三大奇書「三国志」「水滸伝」「西遊記」の伝来は、書物のみの伝来で、誤訳などが生まれた。世界図の伝来には、地図の伝来とその解説者(発音者)の存在があった。 など、中国語がご専門の大塚先生ならではの視点でのお話、とても面白かったです。 終了後、いくつか質問も寄せられました。 ・「重訂万国全図」の色刷について --- これについては色刷用の版木は見つかっていません。全面に色がのっているわけではないので、部分的に色をつける手法(ステンシルのような合羽摺、小さな版木を判子のように押す方法)が考えられるが、現在のところはっきりしたことはわかっていません。 ・国土地理院の常設展示に「重訂万国全図」に似た地図があるが、同じものか? --- 未確認です。何かわかりましたら、お知らせします。 ・版木の来歴について --- 頒暦所(幕府天文方、箱書きにあり)→大学南校(東大の前身)まではわかるが、その後の来歴は記録がありません。古くから学内に伝えられていたもので、今春附属図書館の所蔵となりました。 その後、場所を移して、展示室でのギャラリートークへと続きました。 たくさんの方のご参加、ありがとうございました。さて、明日は学園祭最終日。版木の特別公開も明日までです。どうぞお見逃しなく! | |
2007-10-06(16:37:02)
版木特別公開中! 雙峰祭が始まり、学内がとてもにぎやかになりました。 また、明日はいよいよ大塚先生による特別講演会「東アジアと世界地図」が開催されます。 場所は中央図書館の2階集会室 時間は13:30-15:30 となります。こちらもぜひお見逃しなく! | |
2007-10-05(19:22:24)
雙峰祭期間中の開催/急遽決定!版木の展示 というのは、前々から広報していたのですが、急遽 ということになりました! 「重訂万国全図」の版木14枚(2枚は展示室にて展示)及び「官板実測日本地図」の現物の一部を展示します。 展示日:平成19年10月6日(土)、7日(日)、8日(月)の3日間 展示時間:14:30-17:00 版木をこのような形で公開できる機会は今後ほとんどないと思われます。ぜひご観覧ください。 *学園祭期間中の展示室の開室時間は、10:00~17:00です。よろしくお願いします。 | |
2007-10-05(12:36:39)
ボランティア向け講演会 ジャジャーン。開館前、初めて16枚を並べてみました(この映像は流れなかったけれど、取材用)。半球がうっすらと見えます。2枚を展示ケースへ戻して・・・。 昨日午後からは、図書館ボランティアの方々向けの講演会が行われました。 講師は、人文社会科学研究科准教授 大塚秀明先生です。この企画展の立案の段階から構成・図録執筆まで全面的に関わってくださっています。 まずは、14枚の版木を前に、先生のお話。この展示の目玉「重訂万国全図」のお話が中心です。 ・「地球万国山海輿地全図説」→「新訂万国全図」→「重訂万国全図」安政2 → 「重訂万国全図」明治4 までの流れ ・「重訂万国全図」安政2 → 「重訂万国全図」明治4 で埋木で修正された部分はあるが、世界の動向がそれほど反映されていないこと ・北海道ではなく「蝦夷」がそのまま使われていること。北海道の名前がカタカナで書かれていること(根室が「子モロ」となっているなど) などなどこの地図の見所を教えていただきました。 その後、展示室でのギャラリートーク。 地図についての詳細な解説はもちろん、「女人国」のエピソード(女達に捕らえられた中で一人だけ逃げ帰った男から存在が伝えられたといわれる)など、面白かったです。 ボランティアの方々からは、いろいろな質問が寄せられました。 ・版木の材質や、地図の紙について ・「重訂万国全図」の色刷について(方法ははっきりわかっていません。推測としてはステンシルのような合羽摺や、小さい版木を判子のように押す方法が考えられるとのこと) ・北方の地図と政治的な問題 今回は、ボランティアの方向けの講演会でしたが、10月7日(日)には、一般の方向けの講演会があります。この講演会の際にも、残り14枚の版木をご覧いただけることになりました。(追加情報:7日だけでなく10月6日(土)、7日(日)、8日(月)の3日間 14:30-17:00の時間で公開することになりました。) 特別講演会 「東アジアと世界地図」 日時:平成19年10月7日(日) 13:30-15:30 場所:中央図書館2階集会室 講師:大塚秀明先生(筑波大学人文社会科学研究科准教授) 普段は平日のみですが、学園祭期間中の10/6-10/8は土日祝もやっています。ぜひご来館ください! | |
comments[2007-10-06/ヨネザアド]
素晴らしい!版木が並んださまは,圧巻ですね。私にとって版木を所蔵するというのは,一つの憧れです。それも地図とは。大塚先生のギャラリートークも聞きたいです。 | |
comments[2007-10-08/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、コメントありがとうございます。 | |
2007-10-04(10:51:54)
取材あり 本日放映予定 本日も取材がありました。 NHK茨城県域地上波デジタル放送(放映予定) ・12:15-12:20 ニュース ・18:00-19:00 いばらきわいわいスタジオ →(変更)20:45- ニュース NHK総合(放映可能性あり) ・12:15-12:20頃 ニュース(関東) ・15:07-15:12頃 ニュース(関東) (追加)5日「ラジオあさいちばん」(NHK第1放送) の関東地方ニュース -------------------------------------------------------------- (追記) 地デジのほか、NHK総合のお昼のニュース(関東)でも、放映されました。取材終了から2時間弱で放映されたことにびっくり。ニュースを見てご来場いただいた方も。今日はたくさんの方々にご観覧いただきました。ありがとうございます。 | |
comments[2007-10-04/ヨネザアド]
マスコミの取材も順調なようですね。素晴らしい!取材されたことは,学内にもどんどん広報しましょう。筑波大の図書館,ここにありですね。入館者数を,毎日このブログで報告しませんか。観覧者アンケートの速報なども,面白いのではないでしょうか。図書館展示の新しい試みを期待しています。 | |
comments[2007-10-05/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、いろいろなアイデアをありがとうございます。入場者数はちょっとナマナマしいかなと・・・累計数を折をみてお伝えしようと思います。アンケート速報いいですね!来週ネタが尽きたころ使わせていただきます。図書館が今どんなことをやっているのか学内へ知らせることは非常に重要なことですね。 | |
2007-10-03(15:47:49)
松井先生の授業 昨日、大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の方々が企画展を訪れてくださいました。授業の一環ということで、一通り展示をご覧いただいたあとは、松井敏也先生による講義。 銀、銅、鉛(で合ってます?)による空気汚染調査。 ピンボケすみません。 ・クリーニング等、ブラックボックスにしてしまわず、現場に見える形で行っていくことが大切 ・すべての環境要素を規定値内に保つことは困難。展示物(本/浮世絵/油絵/陶磁器などそれぞれ)の特性により最も必要な要素をまず整えることが重要 など、測定法や数値以外にも興味深い内容でした。世界文化遺産学専攻のみなさま、どうぞ今後ともご協力お願いいたします。 | |
2007-10-02(14:53:23)
本日2日目/今年のポスター 忘れないうちに、今年の企画展のポスター作成の苦労(?)話でも...。昨年の企画展のポスター作りで習得したスキルの鍛錬も兼ねて、またAdobe Illustratorというソフトで1から作ってみました。今年のイメージは『黒』。展示の目玉である版木を思い浮かべ、
「小学校で版画をやったな。板を彫刻刀で彫って、インクをつけて、紙を乗せて、バレンでコシコシしたなぁ...[:ほへ:]。」という記憶を掘り起こして、『インクのついた黒板に文字を彫った』感じにしよう[:閃き:]というところからスタート。 ↑画像も取り込まないと、見栄えがしないかな、ということで版木をデジカメ撮影して、うまーく光が当たってるところを選んで上に置いてみました。 ↑はっ、しまった[:ぎょ:]会場までの地図とか、講演会のお知らせとか、そういう文字情報も載せないといけないんだった~っ。版木画像の上に黒四角を格子状に並べて見ると、なかなかいい感じになったので、文字情報はその上に載せることにしました。少しは見やすい、かな? ↑「版木画像だけだと暗くて、重いね」というもっともな意見をいただいて、版木画像の上半分を実際の重訂万国全図に置き換えて見ることに。ジョイント部分に苦労しましたが、白みも加わって、納得していただけるデザインになりました[:チョキ:] ↑こだわった(?)のが小物。ポスターの右下にある彫刻刀やバレンは何としても入れたかった![:にひ:]。これは彫刻刀やバレンの写真をトレースして作りました。実は、技術的にはこの部分が一番の山場、だったかも。当時、実際このような道具が使われていたかどうかは定かではありません。(…たぶん使われてない。) ↑大体の素材がそろえば、あとは配置→チェック→修正→チェック→修正→チェッ…[:えぐ:]の繰り返しで、何とか期日までに仕上げることができました。会場にお越しの際はそこかしこに貼ってあるポスター・チラシたちにも目を向けてやってくださいませ。ポスター担当一生のお願いでございます。 昨年、今年とポスターを作ってみて、自分は『黒』が好きなのかも、と気が付いたのでした。ほんとはPOPでカラフルで軽ーい感じのも作ってみたかったですけどね。それはまた別の機会に。 企画展はまだ始まったばかり。今週末には雙峰祭(学園祭)もあります。多くの方の来場をお待ちしておりま~す。(S.N) | |
comments[2007-10-03/げた]
見せていただきました。リキの入ったすばらしい展示ですね。それにも増して、ポスターがいいですね~しろうと(←ですよね?)とは思えないデザインに感心しました。プロで通用するかも。いい仕事してます、そのセンス、大事になさってください。 | |
comments[2007-10-03/S.N]
げた様、さっそくのコメントどうもありがとうございます。展示もご覧いただいたのですね。「それにも増して」という大変光栄なお言葉をいただきまして本当に作った甲斐がありました。このセンス、大事にいたします。 | |
2007-10-01(19:00:00)
本日開催! いよいよ本日より開催です!図録も朝8時40分に無事納品されました。部数は限られますが無料でお持ちいただけます。 今のところ放映・掲載予定日が決まっているものは、次の通りです。 ・ACCS『P-CUBE』11/5~11/11 21:30~22:00 ・筑波ジャーナル 10/10 取材対応するS主査の解説を後ろで聞いていたのですが、地図ひとつひとつに見どころがあります。こちらのblogでも少しずつお伝えできればと思います(が、勉強不足のワタクシ、どうなることか・・・)。 展示をご覧になった方のご質問・ご感想・ご意見などお待ちしています。会場でのアンケート用紙、こちらへのコメント・トラックバック、どの方法でも結構です。よろしくお願いいたします。 | |
comments[2007-10-02/ヨネザアド]
S主査が,ブログで毎日見どころを解説するというのはどうですか。もしくは,ワーキングメンバーが「私の一押し」など伝えるのも良いかもしれません。全国には古地図ファンが沢山いますので,どんどん宣伝しましょう!古地図ファンの一人より。 | |
comments[2007-10-02/企画展スタッフM]
ヨネザアドさま、ご助言ありがとうございます。毎日は難しいかもしれませんが、S主査にはぜひ解説していただきたいところです。(>よろしくお願いします、S主査)私のほうは、古地図ファンの方々に向けて、というのは荷が重すぎますので、初心者の視点で見た面白さを伝えていければ、と思います。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。 | |
comments[2007-10-02/ヨネザアド]
では,私のブログでも宣伝させていただきます。古地図の楽しみを伝えるのも,一興ですので。
| comments[2007-10-03/企画展スタッフM]
宣伝いただきありがとうございます。今回展示している資料は、1点の貴重書と版木を除き、普段でも事前申込なく閲覧可能です(平日の昼間のみですが)。筑波へいらっしゃることがありましたら、ぜひ古地図をご覧になっていってください。 |