筑波大学附属図書館展示Blog  2007年10月
筑波大学附属図書館で開催している特別展・企画展のスタッフブログを復元したものです。
※展示当時の情報を尊重し、参照リンク先URLやコメント等は基本的に当時のまま掲載しております。

企画展の主要参考文献リストを掲載しておきます。本来は図録に載るべきものですが、頁数などの事情により、こちらに掲載させていただきます。
 企画展をご覧になって、地図に興味を持った方、もうちょっと詳しく知りたい方、附属図書館にあるものばかりですので、読んでみてください。
(大塚先生、企画展スタッフへ事務連絡: 以下のもの以外に挙げておくべきものがあったらお知らせください。追記します。)

【目録・解題類】

・鎖国時代日本人の海外知識 : 世界地理.西洋史に関する文献解題 開国百年記念文化事業会編 東京 : 原書房, 1978(中央 290.3-Ka21 参考)

・横浜市立大学図書館目録叢刊 ; 第10集 横浜市立大学図書館編 横浜 : 横浜市立大学図書館, 1990 (別書名 : 鮎沢信太郎文庫目録)(中央 029.7-Y75 参考)

・Early Japanese books in Cambridge University Library : a catalogue of the Aston, Satow and Von Siebold collctions Nozomu Hayashi, Peter Kornicki共著 Cambridge : Cambridge University Pr., 1991 (別書名 : ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録)(中央 029.7-C14 参考)

・蘆田文庫目録 : 明治大学人文科学研究所創設40周年記念 蘆田文庫編纂委員会編集 東京 : 明治大学人文科学研究所, 2004.3 (中央 029.9-A92 参考)


【図録類:展覧会図録を含む】

・日本古地図大成 海野一隆ほか編 東京 : 講談社, 1972 (中央 291-U76 参考)

・日本古地図大成 : 世界図編 織田武雄ほか編 東京 : 講談社, 1975 (中央 290.38-O17 参考)

・江戸切絵図集成 第4巻・第5巻(尾張屋板 上・下) 斎藤直成編 東京 : 中央公論社, 1982 (中央 291.36-E24)

・世界地図作成史 秋岡武次郎著 東京 : 河出書房, 1988 (世界古地図集成 [ビデオカセット])(中央 290.38-A36)

・西洋人の描いた日本地図 : ジパングからシーボルトまで OAG・ドイツ東洋文化研究協会編 東京 : OAG・ドイツ東洋文化研究協会, 1993 (展覧会目録:会期・会場:1993年5月29日(土)-7月4日(日) サントリー美術館ほか)(体芸 290.38-O11)


【研究書等】

・鎖国時代の世界地理学 鮎沢信太郎 原書房, 1980  (解題:室賀信夫 復刻版 原版:愛日書院 1948)(中央 290.12-A98)

・地理学史の研究 鮎沢信太郎 原書房, 1980 (解題:室賀信夫 復刻版 原版:愛日書院
 1948)(中央 290.12-A98)

・山村才助 鮎沢信太郎 東京 : 吉川弘文館, 1972(中央新館赤 281-J52)

・ちずのしわ うんのかずたか著 東京 : 雄松堂出版, 1985 (中央 448.9-U76)

・絵地図の世界像 応地利明著 東京 : 岩波書店, 1996.12 (岩波新書:新赤版 480)(中央 081-I95)

・近代日中学術用語の形成と伝播 : 地理学用語を中心に 荒川清秀著 東京 : 白帝社, 1997.10 (中央 814-A63)

・地図に見る日本 : 倭国・ジパング・大日本 海野一隆著 東京 : 大修館書店, 1999.5 (中央 291.038-U76)

・龍の棲む日本 黒田日出男著 東京 : 岩波書店, 2003.3 (岩波新書:新赤版 831)(中央 081-I95)

・近世日本の世界像 川村博忠著 東京 : ぺりかん社, 2003.12 (中央 290.12-Ka95)

・大地の肖像 : 絵図・地図が語る世界 藤井讓治, 杉山正明, 金田章裕編 京都 : 京都大学学術出版会, 2007.3(中央 290.38-F57)

・地図出版の四百年 : 京都・日本・世界 京都大学大学院文学研究科地理学教室, 京都大学総合博物館編 京都 : ナカニシヤ出版, 2007.4(中央 448.9-Ky6)

導入部まで含めた展示資料一覧を記録として掲載しておきます。
 本学所蔵資料については、タイトルをクリックすると当館蔵書検索の画面へ飛びます。
 さらに、画像があるものについては蔵書検索画面にスキャナマークが表示され、それをクリックすると画像をみることができます。

■導入部

導-1 【パネル展示】「東海道十五ヶ国」 日本鹿子 / 石川流宣画. -- 佐藤四郎右衛門ほか, 元禄4(1691)

導-2 【パネル展示】御江戸大名小路絵図. -- 尾張屋清七 嘉永2(1849)

導-3 芝高輪辺絵図. -- 尾張屋清七, 嘉永3(1850)

導-4 芝高輪辺絵図. -- 尾張屋清七, 文久元(1861)

導-5 【パネル展示】「地底鯰之図」三世相明治雑書万暦大成. -- 須原屋新兵衛ほか > 【個人蔵】

導-6 環日本海諸国図. -- 富山県, 平成6(1994) 【個人蔵】


■第1部

1-1 首楞厳経義疏注経. -- 豊雪斎道伴, 寛永9(1632)

1-2 訳鍵 / [藤林普林]. -- 文化7(1810)

1-3 哲学字彙 / 井上哲次郎. -- 東洋館書店, 明治17(1884)

1-4 李卓吾先生批評西遊記 / 呉承恩. -- 中州書画社影印, 1983

1-5(導-5再掲) 三世相明治雑書万暦大成. -- 須原屋新兵衛ほか 【個人蔵】

1-6 仏祖統紀 / 志磐撰. -- 咸淳7(1271)成立(出版年不明)

1-7 南瞻部州万国掌菓之図 / 浪華子製図并撰. -- 文台軒宇平, 宝永7(1710)

1-8 大明京省九辺外国府州県路程図(大明九辺万国人跡路程全図) / 梅村弥白

1-9 職方外紀 (影印) / アレーニ(艾儒略). -- 商務印書館 (叢書集成 ; 初編第316集) 原版天啓3(1623)

1-10 三才図会 / 王圻纂修, 男思義校正. -- 万暦37(1609)

1-11 大清輿地全図 / 陳松亭圖. -- 天保6(1835)

1-12 「武梁石室画像より」 漢代画象の研究 / 長広敏雄. -- 中央公論美術出版, 1965


■第2部

2-1 「坤輿万国全図 利瑪竇 南京博物院蔵」 中華古地図珍品選集. -- 哈爾濱地図出版社, 1998

2-2 「地球万国一覧之図」増補華夷通商考 / 西川如見. -- 梅村弥右衛門他, 宝永5(1708)

(参考) 外蕃容貌図画 / 田川春道. -- 紙屋徳八他, 安政2(1855)

2-3 「山海輿地全図」 和漢三才図会 / 寺島良安. -- 大野木市兵衞他, 正徳5(1715)

2-4 「山川輿地全図」 唐土訓蒙図彙 / 平住専菴. -- 河内屋太助他, 享和2(1802)

2-5 地球万国山海輿地全図説(新製輿地全図) / 長久保赤水述,; 田謙校閲. -- 天保15(1844)

2-6 地球全図略説 / 司馬江漢. -- 寛政5(1793)

2-7 新製地球万国図説. -- 桂川甫周訳, 大槻玄沢校

2-8 新製輿地全図 / 箕作省吾. -- 弘化元(1844)

2-9 蝦夷国全図 / 林子平

2-10 蝦夷闔境輿地全図 / 藤田良. -- 播磨屋勝五郎, 嘉永7(1854)

2-11 重訂万国全図 / 山路諧孝. -- 大学南校, 明治4(1871)

2-12 輿地誌略 / 内田正雄. -- 大学南校, 明治4(1871)

2-13 重訂万国全図版木 16枚一組(完全揃). -- 大学南校, 明治4(1871)

(参考) 「新訂万国全図 高橋景保 文化7(1810)」日本古地図大成 ; 世界図編. -- 講談社, 1975


■第3部

【パネル展示】西洋古版日本地図にみる様々な日本の形の変遷 【放送大学附属図書館所蔵資料より】
①プトレマイオス「インド図」1525
②ボルドーネ「日本島図」1534(原図1528)
③オルテリウス「アジア図」1570
④オルテリウス「東インド図」1573(原図1570)
⑤オルテリウス「韃靼図」1595(原図1570)
⑥オルテリウス「太平洋図」1589
⑦オルテリウス/テイセラ「日本島図」1595
⑧カルディム「新詳細日本図」1646
⑨レランド「66の地域に区分された日本図」1715
⑩ケンペル「68州に分けられた日本図」1727
⑪ダンヴィル「中国、スマトラ島および日本列島を含むアジア図」1752
⑫シーボルト「日本とその近隣・保護諸国図」1832

3-1 【パネル展示】「行基図」 拾芥抄. -- 村上勘兵衛, 明暦2(1656)

3-2(2-4再掲) 唐土訓蒙図彙 / 平住専菴. -- 河内屋太助他, 享和2(1802)

3-3 海東諸国紀 / 申叔舟

3-4 The history of Japan / by Engelbertus Kaempfer. -- London, 1728

3-5 【パネル展示】日本図 / 石川流宣画. -- 相模屋太兵衛, 元禄7(1694)

(参考) 「日本図 桃山時代 屏風」日本古地図大成. -- 講談社, 1972

3-6(導-1再掲) 日本鹿子 / 石川流宣画. -- 佐藤四郎右衛門ほか, 元禄4(1691)

3-7 大日本海岸全図 / 整軒玄魚. -- 鈴亭森田桑蔵板, 嘉永6(1853)

3-8 【パネル展示】官板実測日本地図 / 伊能忠敬作成. -- 開成所, 慶応3(1867)


■第4部

4-1 北蝦夷図説 / 間宮倫宗(林蔵)口述. -- 播磨屋勝五郎, 安政2(1855)

4-2 東韃地方紀行 / 間宮林蔵口述

4-3 訂正増訳采覧異言 / 山村才助. -- 安政3(1856)

4-4 海国図志弥利堅国図 / 中山元成. -- 嘉永7(1854)

4-5 海国図志墨利加洲部 / 中山伝右衛門校正. -- 和泉屋吉兵衞ほか, 嘉永7(1854)

4-6 儒門語要版木 【個人蔵】

4-7 儒門語要. -- 河内屋茂兵衛ほか, 慶応元(1865)

(参考) 【パネル展示】富士見十三州輿地之全図 / 秋山永年. -- 衆星堂, 天保14(1843)

(参考) 【パネル展示】奥羽国郡分色図 / 景山致恭図. -- 金鱗堂, 慶応4(1868)

片付け中です。

kataduke1.jpg
地図をはずしているところ。
 意味不明の画像ですが、外置きの案内版の土台を洗って干しているところ。台風で泥だらけ。昨年はサクサク1日で常設展復帰まで終わってしまったような気がするのですが、今回思いのほか時間がかかっております…。腰が痛いです。
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 10月24日以降にいただいたアンケートを紹介します。

地図が大好きなので、とても興味深く、楽しませて頂きました。冊子等の配布も大変良かったです。貴重な資料故、ガラスケースに入っている事は仕方がない事と思いますが、書物等は違うページも見てみたいと思いました。又、地図との距離が遠く、視力が悪いと、細かい所まで見れずに残念でした。今度は、世界の地図、古地図を比べて見ると面白いと思いました。(世界地図ではなく、他の地域を描いた地図)
 今回、図録が非常に好評で、増刷したのに残りはわずかです。切絵図の回答も19日からの配布でしたが、210部もお持ちいただきました。今回展示した資料は、普段から閲覧可能ですので、書物類で別のページなどご覧になりたいものがございましたら、お気軽に古典資料事務室へお立ち寄りください。
 やはり地図は細かいので、見づらい部分が多かったですね。会場での高精細画像のご案内も次回はわかりやすくしたいと思います。いろいろなご意見ありがとうございます。次回への参考にさせていただきます。
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図録の配布を行っているのはよい。家でゆっくり見ることとする。
 ありがとうございます。展示の内容がわかりやすく解説されていますので、ぜひご覧ください。
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 以上です。たくさんのアンケートをありがとうございました。

本日17時、企画展が終了いたしました。(今日は雨でしたが、最終日ということでたくさんの方々にご観覧いただきました)企画展にご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。
 最終の入場者数は、1708人。

count.jpg
(昨年に引き続きセルフカウント式ですので、実際の入場者数はもっと多いはず・・・)

 昨年の三大奇書には及びませんでしたが、附属図書館特別展・企画展の入場者数歴代5位となりました。
 1位 平成12年度 日本美術の名品 4333人
 2位 平成 9年度 明治のいぶき 3822人(日本橋丸善での開催)
 3位 平成18年度 中国三大奇書の成立と受容 1800人
 4位 平成17年度 江戸前期の湯島聖堂 1780人
 5位 平成19年度 古地図の世界-世界図とその版木- 1708人
 6位 平成16年度 オリエントの歴史と文化-古代学の形成と展開- 1256人

 来週は、常設展への復旧作業のため、貴重書展示室は閉室とさせていただきます。このブログは来週まで、あと数回続きます。もうちょっとおつきあいくださいね。

comments[2007-10-30/ヨネザアド]

展示会ご苦労さまでした。ちょうどタイムリーに,大学図書館研究に掲載された論文を拝読しました。図書館展示の意義を,鋭く分析した好著だと思います。このような姿勢を背景に今回の好企画があったのだと,あらためて筑波大学の力量を見せられました。また,来年の展示会を期待しています。

comments[2007-10-30/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、企画展を遠くから盛り上げてくださってありがとうございました。次回については未定ですが、楽しんでいただけるものを企画していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。(S主査の論文、実はまだ読んでいません・・・。80号、筑波大には未着ですが、もう出版されているのですね。)

しつこいようですが・・・明日26日(金)で企画展終了となりますので、まだご覧になっていない方、すでにご覧になった方ももう一度、ご来場お待ちしております。
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 地図の展示、言ってみれば周囲を挟んでいるだけなので、1ヶ月以上持つのかしら、と思っていたのですが、一番はじめに展示したものも、このとおり。

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 たわみも出ず、もっています。なかなかスグレものですね。(実はこのブログで紹介した後、問い合わせもいただきました)
 中央展示ケース上の大型パネルも、少々反ってきましたが、無事立っています。
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 頑丈な足はK.O.氏作。昨年は上から吊って、途中で何度か調整が必要でしたが、今年は全く問題ありませんでした。
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 このパネル、両面なので、片側はスプレーのりで接着。これも、はがれず1ヶ月持ちました。(植松館長の「55がいいよ」というご助言による)

昨日に続いて、いただいたアンケートを紹介します。
アンケート 10/10
アンケート(2) 10/23
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大学図書館は他にも貴重な資料を所蔵していると思うが、今回のように展示してもらえると嬉しい。昔から古地図に興味を持っていたので、とても面白く見させて頂いた。大学生ももっと積極的に見学できるように、宣伝を工夫した方がよいのではないだろうか。
 ありがとうございます。広報については、ポスター、チラシ、Webのお知らせ、登録者へのメール、各種広報誌への掲載、大学の記者発表、2階のミニ展示など、思いつく限りは行っているのですが、多くの方に興味を持っていただくのはなかなか難しいですね。ここは皆様のお知恵を拝借したいところです。なにかよい方法はありますでしょうか。
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歴史を感じました。とても感動した。この大学への関心が高まりました。(高校名の記載あり)
 高校からの見学の方ですね。大学への関心が高まったとのこと、嬉しい限りです。筑波大学をよろしくお願いいたします。
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NHKのお知らせで是非見学したいものと思ってきました。小学校時代、何も判ってない私が絵にした地図を想い出します。そのノートは今も目に浮ぶのですが、戦争で焼失、それでも当時ノートに書いた「絵」を想い出します。学者の方々のご苦労あっての現在があることに感銘深くします。めったに見ることの出来ない資料を見せていただきありがとうございました。
 大切なノートを想い出すきっかけとなることができ嬉しく思います。その時代の世界観を表す地図・・・小学校時代の身体感覚、世界のとらえ方・・・通じるものがありますね。ありがとうございました。
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普段見られない貴重な地図が見られてたいへんためになりました。世界観が広がった気がします。版木の小さな字におどろきました。当時の人が、インド、中国、日本という世界観をもっていたことが理解できました。また、その後の地球が丸いということが理解されていく流れもおもしろいと思いました。
 それぞれの資料の見どころを味わっていただいて嬉しいです。いろいろなところへ興味を広げていただくきっかけとなれば幸いです。それから、今回展示した地図は、大部分が普段から閲覧可能な資料です。ご希望がありましたら、古典資料事務室どうぞ。
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違った視点から見た世界を知ることができ、大変興味深かったです。地図の変化がよく分かりました。
 ありがとうございます。世界観の変化、世界認識の変化がそのまま地図の変化へつながっていくのが面白いですよね。
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とてもいい勉強になりました。拝見させていただきほんとうにありがとうございました。今までは、何げなしに地図を見て、目的地に行くだけでしたが、大昔の人の地図に対する情熱をひしひしと感じとることが出来、地図に関してはまったくくわしくないのですが、これを機会に勉強をしたいと思っております。伊能忠敬さんは、ほんとうにすごい方ですね。よくもまあ、自力で日本地図をしかも正確に作成したものだと、日本人としてほこりをもたなければなりませんね!人生一度しかありませんので、何か一つでも残せればすばらしい事です。ぜひ、また、このような機会をもうけて下さい。また、現代の地図でも、視点を変えると、今までとはちがった日本が見えてきました。あと、昔の人の印刷の技術もすばらしいと思いました。たくさん書きたかったのですが、このへんで失礼いたします。ありがとうございました。(ご記名あり)
 びっしりと書かれた文字から感動が伝わってきました!そうですよね、人生一度しかありませんからね。やらずに後悔するより、失敗してもやってみよう!(ってなに書いてるんでしょう私・・・)ありがとうございました。
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拡大鏡がほしかったです。手持ちできないタイプでもよいので。
 そうですね。細かい!もうちょっと大きく見たい!という資料が、今回多すぎますね。高精細画像なら、重訂万国全図の細かい字までくっきり見えます。拡大鏡よりもみやすいと思いますので、ぜひ展示と一緒にご利用ください。高精細画像がある、ということが展示室ではわかりにくいですね・・・次回改善いたします。ご意見ありがとうございました。
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 残りあと2日です。まだご覧になっていない方、お見逃しなく!アンケートもまだまだお待ちしています。

comments[2007-10-25/ヨネザアド]

観覧者に感動をあたえ,世界観や行動を変えるような展示活動ができるとは,素晴らしいことではないでしょうか。ひるがえって思えば,通常の図書館サービスでは,なかなかそのようなことはできないですよね。今回の展示会では,図書館のもつ生涯教育機能が,みごとに発揮されていると思います。

comments[2007-10-26/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、ありがとうございます。古い資料の閲覧を希望されるのは、通常は専門の研究者の方々がほとんどですので、展示で「こんな資料があるんですよ」と提示できるのはよいですね。地域の方々に大学をご覧いただくよい機会になればと思います。

私が鯰に囚われている間に、たくさんのアンケートをいただきました。ありがとうございます。2回にわけてご紹介します。(10月10日に紹介させていただいた分の続きとなります。)
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環日本海諸国図は、すぐには日本だと理解できず視点を変えただけで、これほどまでに違うのかとおどろきました。鹿嶋市の近くに住んでいたので、「鹿島の要石」の歌が書かれた図も興味深かったです。
 環日本海諸国図は、既成概念がガラガラと崩れる面白い地図ですよね!現在は鹿島アントラーズで有名な鹿嶋市ですが、古くから日本の要の地だったのですね。地図の展示では、自分に関係のある地名を探すと何か新しい発見があるかもしれません。
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私は元来地図を見ることが好きで、今回の展示も心から楽しめました。地図が好きなのは、「情報が1枚の紙につまっている」ことがあるからです。その情報も使いながら、いろいろと想像することもとても好きです。昔の地図は、現代の精密な地図とは異なり、当時の人がどのように日本や世界をみていたのかが手にとるように分かりました。これからも素晴らしい展示を続けて下さい。
 今回、地図好きの方々に遠方からもご来場いただき、たいへん有難く感じています。「情報が1枚の紙につまっている」というのは、まさにそのとおり!大塚先生が講演会でマテオ=リッチの地図の漢字表記についてお話されたときも、おぉ~!と思ったのですが、着眼点によっていろいろなことが見えてくるのが面白いです。
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この様な企画展が行われている事を喜ばしく思います。今後、特定の年代や地域に縛られないテーマ別貴重書展示も行ってほしいです。また、プリニウスの博物誌もあれば見てみたいです。
 ありがとうございます。何かオススメのテーマなどありましたら、ぜひお知らせください。プリニウスの博物誌は、残念ながら所蔵していません。百科全書的なものとしましては、コメニウス「世界図会」やディドロ・ダランベールの「百科全書」などの貴重書を所蔵していますので、ご覧いただく機会が作れればと思います。
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大学内で展示会を見られるなんて知らなかったので、美術館みたいですごいと思いました。(高校名の記載あり)
 高校生の見学の方ですね。ありがとうございます。学内には美術作品も見られるギャラリーもありますよ。
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・質の高い展示と存じます。図録も大変よろしい。
・単館でこれら資料のほとんどを所有していること 羨ましく思います。
(ご記名あり)
 ひゃあぁ、私の高校時代の恩師からです。身の引き締まる思いです。(・・・私事ですみません)
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思いの外興味深い展示でおどろきました。・・・(固有名詞を含むため後略)
 ありがとうございます。年に一度企画展を行っておりますので、またご来館いただければと思います。
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第1部において、想像上の国として「長身国」や「女人国」などが思い浮かぶのは納得できるが、「穿胸国」という発想がどこから出てきたのか疑問に思いました。その発想が生まれた背景などあれば知りたいと思います。(ご記名あり)
 大塚先生の授業をとっている学生さんからです。「三才図会」の説明では「穿胸国は盛海の東に在り。胸に竅(あな)有り。尊者、衣を去り、卑者に命じて竹木を以って胸を貫き之を抬(もたげ)しむ。」とあるそうです。(1-10「三才図会」の穿胸国、女人国の書き下し、1-8「大明京省九辺外国府州県路程図」の日本国の解説を、昨日展示に追加しました)「穿胸国」不思議すぎますよね。(この研究だけで論文が一つ書けるくらいかもしれませんが)私もすごく知りたいですっ!大塚先生、どうなんでしょうか?
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明日へ続きます

本日は学長、副学長が企画展にお見えになりました。
 2時に岩崎洋一学長、吉武博通副学長、谷川彰英副学長、泉紳一郎副学長、水林博副学長が到着され、大塚秀明准教授のご案内で観覧されました。

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 世界文化遺産学専攻長の日高健一郎教授、松井敏也講師、加藤つむぎ研究員にも同席いただき、版木のクリーニングや保存についてご専門の立場から解説いただきました。
 版木について、岩崎学長から「これほど細かいとは思いませんでした」とのお言葉。材質や来歴についてもご質問いただきました。興味を持っていただいて嬉しい限りです。
 そして、谷川副学長からは、ポスターを大絶賛していただきました。よかったですね、S.N.さん!

導入部 江戸切絵図の説明を増強しました。

kiriezu.jpg
▼芝高輪辺図
 展示ケースの中に嘉永3年版と文久元年版を2枚並べて「どのくらい違うかわかりますか?」としていますが、この回答例が出来ました!ご自由にお持ちいただけますので、ぜひお立ち寄りください。

▼御江戸大名小路絵図
 比較できるように現在の地図を展示しました。「えぇっ!北町奉行所ってこんなところにあったんですか!」と言ってしまい、S主査苦笑(キャプションや図録にもちゃんと書いてあるんですよね…)。
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 現代との比較パネル作成の際、参考にしたのが「江戸明治東京重ね地図」。要会員登録(有料)のサイトにあるのですが、筑波大学は会員登録済なので大学内からは無料で使えます。(DVDも販売されているようです)
 JapanKnowledge → カルチャー → 「江戸明治東京重ね地図」
 昔の地図と今の地図を重ねてみることができます。古地図の世界では常識なのかもしれませんが、昨日はじめて触ってみて感動。面白すぎます。

続きです。
地底鯰の図(1)
地底鯰の図(2)
 今日は、鯰の胴体(ひれ?)に書かれている「正月火神とう・・・」の部分を読んでみます。くずし字初心者のため、読めないところはS主査の力を借りました。
 顔から時計回りです。
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(顔の部分)両眼日月 えぞ
かなめ石
正月 火神とう(動) あめ(天)が下わつらい(患) 十五日雨
二月 十五日 龍神 雨風 八月十五日 風
三月 大しやくとう(帝釈動) はたよし
四月 金神とう(動) くとのき
五月 火神とう(動) 雨風 よの中よろし
うみ
六月 金神とう(動) うし(牛)死
七月 龍神 水多し 下十五日ひてり
うみ
八月 龍神 けんくわ(喧嘩)おほし
九月 龍神 大雨
よの中六分中よし
十月 火神とう
十一月 大しやく(帝釈)
麦よし 五分よの中
十二月 火神とう(動)
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 ここに出てくる、火神動(かじんどう)、龍神動(りゅうじんどう)、金神動(こんじんどう)、帝釈動(たいしゃくどう)は、地震の種類を表すのだそうです。中世の人々は地震があった時、それがどんな地震であるのかに強い関心を持ち、地震の種類によって、穀物の実りや天下の推移を占ったのだそうです。
 要石、鯰に関係の深い地震の占いが書かれていたのですね!読めてすっきりです。
 「龍の棲む日本」では、「大日本国地震之図」のこの部分が読まれていますが、例えば正月は、

正月 火神とう(動) 大風 天下のわつらい(患) 下十五日あめ(雨)しけ(繁)し
とあり、大雑書のものよりも詳しい記載となっています。
 上で読んだ中で、四月の「くとのき」の意味がとれなかったり、続くべきところが別の区画に書かれていたり、時代が下るにつれ本来の意味が失われて形式的になってきているのかもしれません。
 長くなりました。やっと鯰とお別れできます。私の疑問にお付き合いくださった方、ありがとうございました。

昨日の続き。
 知りたかったことがほぼ書かれていたのがこの本です。
 龍の棲む日本 / 黒田日出男著 (岩波新書 ; 831)
 面白いです。新書なので軽く読めるし、参考文献が山ほど載っているので詳しく掘り下げたい方にもおすすめです。この本を参考に謎を解いていきましょう。
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■地震を起こすのは、鯰?龍?
 大雑書に取り上げられているこの「地底(ちのそこ)鯰の図」には元になっている図があります。さかのぼっていくと次のようになります。
大雑書「地底鯰の図」江戸中期以降(17??-)
      ↓
いせこよみ(地震鯰の暦)の表紙(1673-1685)---国立国会図書館 日本の暦 拡大画像あり
      ↓
大日本国地震之図(1624)---岩波新書のページ 中ほどにあり
 それぞれ細かいところは異なりますが、一見して同じパターンの図像だとわかります。
 しかし、「大日本国地震之図」にも「いせこよみ」にも、鹿島の要石の歌は書かれているが、「鯰」という文字は記されていません。
 「大日本国地震之図」にはつぎのような文があります。

此うを(魚)のな(名)大たうれん(大唐錬)といふ
  又者(または)、はうとうきよ(宝刀魚)といふ
  又、まかさつきよ(摩訶薩魚)共云
 それぞれの名前が具体的にどのような魚を表すのか不明ですが、鯰ではなく怪魚なのです。
 そして見た目は、大雑書のものよりさらに龍のイメージに近いです。黒田氏は、国土を守護する神々としての龍、地下世界に棲み大地を鳴動させる龍について述べ、この図の怪物も「龍」とよんでいます。

 地震を起こすのが龍から鯰へ変わったのは、『塵滴問答』(1665)に「鹿島大明神、日本を巻く鯰に要打つ」とあるなど、そのほかの文学史料によっても、17世紀後半ごろからだそうです。
[図を見比べてつらつら考えたこと]
・「大日本国地震之図」の怪物に囲まれている日本は、街道が引かれ、非常に行基図に近い。
・「大日本国地震之図」では要石は剣の形だが、大雑書では丸い石になっている。「いせこよみ」ではどちらの場合もあり。
・「大日本国地震之図」には「ひたち」があるのに、大雑書にはない。要石がある部分をひたちと考え、中央の日本からは除かれているのか。
・「大日本国地震之図」と「いせこよみ」の怪物は自分の尻尾を噛んでいるが、大雑書では噛んでいず、円の上に頭が乗っている。
・「大日本国地震之図」の怪物の胴体は黒いウロコがある部分だが、大雑書の鯰の胴体はわかりにくい。外側の「正月火神…」が書かれている部分なのか、その内側の島が浮かんでいる部分なのか。しかし、鯰にウロコって無いですよね。

■「須弥山」と「地底鯰の図」は関係あるの?  
要石とは本来「金輪際(こんりんざい)」、すなわち仏教の宇宙観による「大地」の最も深いところにまで達している長大な柱である
と「龍の棲む日本」に書かれています。
 須弥山の世界観では、風輪の上に水輪、その上に金輪があり、その上に水をたたえた大地があります。そして、そこに浮かぶ南洲(南瞻部洲)が我々の住む世界。金輪際は地の底を意味します。(意を決して「金輪際~しません」という時の「金輪際」はこれが語源だそうです。)
 「須弥山」と「地底鯰の図」が並んでいることにそういう意図があるのかどうかは不明ですが、世界観としての関連性は無いとは言えないようです。

 長くなってすみませんが・・・明日へ続きます。

今回の展示でひときわ異彩を放っているこの図。

namazu.jpg
 導入部に 90x60cm の巨大鯰パネルを展示していますが、実は高さ 16cm ほどの小さな本からの拡大パネルです。
 1-5「三世相明治雑書万暦大成」をご覧いただくと、須弥山(しゅみせん)の絵の見開き隣にこの「地底鯰の図」があります。鯰が日本を囲んでいて、右上に「鹿島の要石」の歌があります。(大塚先生によると、これを3回唱えると地震がやむと言われていたらしいです)
ゆるぐともよもや ぬけじの かなめいし
かしまの 神の あらん かぎりは
 そういえば、小学校の時遠足で鹿島神宮へ行き、要石が鯰を押さえているからこの辺りでは地震がおきないとかそんな話を聞いた覚えがあります。
 この「地底鯰の図」は大雑書(おおざっしょ-注)の類によく登場しているもののようです。この「三世相明治雑書万暦大成」は残念ながら個人蔵ですが、似た図が本学所蔵の「安政雜書萬歴大成」にもあります(この本ほど鮮明ではないですが、画像もあります)。
 国会図書館の近世デジタルライブラリーでも、「三世相解万宝大雑書」や「三世相安政雑書万暦大成」にこの図を見る事ができます。
 さてこの図、いろいろ気になることが多いです。
▼下のほうには、「りうきう国」「かうらい」などのほかに「おにかしま」があったりします。ほかに中央部の国の名前はわかるけれど、鯰の背中(?)に書かれている「正月火神とう・・・」の辺りは何を意味するのか?
▼「地震」「鯰」というと、当館人気の貴重書「<a href="http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/tree/namazue.html#uv" target="_blank">鯰絵</a>」が思い浮かびますが、この「地底鯰の図」の鯰は、あまり鯰っぽくないような気がします。どちらかというと龍のよう。
▼この図と、宗教的な須弥山の図が隣り合わせで並んでいるのは、違和感があります。何か関連はあるのか?
 と思っていたら、これだけ面白い図のこと、文献がありました。次回(間に合えば)へつづく!
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注)大雑書
江戸時代初期、寛永(1624-44)頃から刊行され始めた本である。初めは主として『クq芻吭(ほき)』『拾芥抄(しゅうがいしょう)』によって、日の吉凶、方角の善悪を示した暦注の本であったが、庶民が日常生活の指針として座右に置き、事ごとに参照したために、次第に三世相、諸種の占い、伝承等いろいろな事項を取り込んで肥大し、幕末には生活百科事典の様相を呈するに至った。したがって江戸時代を通じて内容も次第に変化し、類本も百種以上出版された。(後略)
「日本古典籍書誌学辞典」p.77
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comments[2007-10-17/古地図っ子]

最近(といっても少し前ですが)、茨城でも地震が多いような気がしますよね。要石の効力が弱まってきているのでしょうか?とりあえず地震が来たら歌を3回唱えることにします。(その言い伝えの話は初めて知りました!)

comments[2007-10-17/企画展スタッフM]

古地図っ子さま、コメントありがとうございます。地震多いですね。要石のおかげで大地震にならずに済んでいると思いましょう・・・。私もその言い伝えは今回初めて知りました。この歌は長いので、3回唱えつつ、火の元の注意や、安全な場所への避難もお忘れなく!

つくば総合案内「Aposつくば」に企画展の記事が掲載されました。
 とれたてニュース
 筑波大学 附属図書館企画展「古地図の世界-世界図とその版木-」(2007/10/12)

本日、入場者数が1000人を超えました!
 ご来場いただいた皆様ほんとうにありがとうございます。昨年度の1000人突破は10月12日若干遅い達成ですが今後の伸びが楽しみです。
 一度ご覧になった方も、これからの方も、ご来場お待ちしています(2度目の方も、もう一度カウンターを押してくださいね)。

本日10月12日の読売新聞朝刊茨城版に、企画展の記事が掲載されました。
(街ふれあい欄)江戸から現代 古地図の世界
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 今週より、土日は閉室となります。どうぞご了承ください。

本日はミニ展示コーナーのご紹介です。

mini.jpg
 2階入口フロアの奥まった場所にあったのですが、昨日一等地へ移動させていただきました。ここで目にとめていただいて、新館1階の展示室へも足を運んでいただく、というもくろみの元に置かれているのですが、ここだけ眺めても面白い展示となっています。M.K.さん渾身の作。

▼「重訂万国全図」と版木の同じ部分を同じ大きさで並べてみたり、
▼超ミニ「官板実測日本地図」があったり(実物6m--展示室1m--これ25cm。実はプリントミスの再利用。大型プリンターからこの小型地図が出力されてきたときの脱力感といったら・・・)、
▼日本はどこに?!(西洋の古地図から日本を探す---答えは展示室にあり)、
▼レランドの地図に書かれた日本の家紋、ケンペルの地図に書かれたJebis(恵比寿)やDaikoku(大黒天)、

など、ここにも地図へのいろいろな視点があります。展示と合わせてお楽しみください。

これまでにいただいたアンケートを紹介します。ご協力ありがとうございます。
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・初めて企画展を見に来ました。思った以上に力が入っていて、感動しました。
・どれが他大学から借りた資料でどれが筑波のものか明示していただけるとありがたかったです。
・高精細画像をwebで見られるのが面白かったです。思わず出身地の周辺を色々見てしまいました。

 感動していただけたとは!感激です。
→どれが他大学から借りた資料でどれが筑波のものか
 ご指摘ありがとうございます。図録には掲載していますが、確かに会場ではわかりにくいです。次回からキャプションに明記するようにいたします。一応ここで説明させていただきますと、以下の3点は個人蔵です。
 導-6「環日本海諸国図」富山県
 1-5(導-5)「三世相明治雑書万暦大成」
 4-6「儒門語要版木」
 また、第3部冒頭の「西洋古版日本地図にみる様々な日本の形の変遷」は、放送大学附属図書館からお借りした画像をもとにパネルを作成しました。それ以外のものは本学所蔵です。
 このような展覧会では、地図の全体をとらえることはできるのですが、細かい部分をご覧いただくことは難しいです。その点、高精細画像は細かい部分までよく見えます。展示と合わせてご覧いただこう、というこちらの趣旨が伝わって嬉しいです。
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日本最初の地図が行基だとは知りませんでした。地図の歴史もおもしろかったが、次は人間ともっと関わりの深い「河川」の展示をしてほしい。
 行基の原図が残っているわけではないので、あくまでも「作ったとされる」ということなのですが、展示の『拾芥抄』の行基図にも「大日本国図は行基菩薩の図する所也」とあり、そう伝えられています。丸みをおびた国が連なり、街道が引かれた、このスタイルを踏襲したものを広く「行基図」と呼んでいるそうです。
→「河川」の展示をしてほしい
 洪水や治水の歴史、伝説などでしょうか?何かおすすめの資料などございましたらお知らせください。
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身体感覚に正直な地図として、今ネットで人気の”借力(チャクリキ)”を思い出しました。生活空間や認識の差による地図の形はおもしろく、科学で地理の全容が明らかになりつつある現在でも、人はいかに身体感覚に正直なものなのかを知ることができ、勉強になりました。 
 借力・・・今まで知りませんでした。すごいですね、これ。単なるバカと侮れない何かがありますね。バカ世界地図!オーストラリアが四国になってるし、ムー大陸が・・・。しかし、メガラニカも近いものがあるかも。この企画展での、身体感覚として把握できない部分は簡単に書かれていたり、その時代の思想や世界把握に拠る、という部分、科学的に正確な地図だけが正しい地図なのか?地図とは何なのか?と考えてしまいますね。
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毎年、図書館の展示会を楽しみにいたしております。さすが歴史のある大学の所蔵品と感激しております。横浜市からまいりました。
 遠くからのご来館ありがとうございます。それも毎年ご覧いただいているとのこと、嬉しい限りです。筑波大学、というと新しい大学のようですが、東京教育大学、東京文理科大学、東京高等師範学校、とたどる前身校から受け継いだ資料には貴重なものがたくさんあります。埋もれさせないよう紹介していければと思います。
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たいへんに興味深い資料を見る事ができ、感動しております。講演会等もきく事ができればよかったのですが。これからも、他の場所では簡単にマネのできない企画をし、一般大衆の教育の場を提供して下さいますようにお願いいたします。
 ありがとうございます。地域の皆さんに筑波大学を知っていただくよいチャンスですね。ついでに申し上げますと、筑波大学附属図書館は、資料の利用を希望される方はどなたでも利用できます。また、筑波大学ギャラリー公開講座などもご利用いただければと思います。
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興味深い資料が多く楽しませていただきました。有難うございました。
 楽しんでいただけて嬉しいです。
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もう今日で3回目。でも面白い。
 先日も紹介させていただきました。ありがとうございます。地図にはいろいろな情報が盛り込まれていますので、繰り返しお楽しみください。
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非常に興味深く感じる企画だと思いました。後で図録をじっくり読ませてもらいます。ひとこと言わせていただきますと、ご挨拶としながら”である調”より”であります調”の方が親しみを感じます。
 図録の解説と合わせてご覧いただくとわかりやすいかと思います。ご指摘ありがとうございます。そうですね、”である調”のご挨拶はちょっと硬いかもしれません。次回の参考にさせていただきます。(しかし、ダンディーな植松館長に”である調”が似合っているという声もチラホラ・・・)
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 皆様のお言葉、励みになります。これからもご意見・ご感想・ご質問、お待ちしています。

comments[2007-10-11/ヨネザアド]

一言。ブログによる双方向コミュニケーションが素晴らしい!これからも続けて,図書館展示の新しい成果を生み出してください。

comments[2007-10-12/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、ありがとうございます。この後にも何件かいただいていますので、後ほど紹介させていただきます。

本日(10月9日)の、常陽新聞5面 街角の話題欄に、企画展の記事が掲載されました。
 筑波大で「古地図の世界」展 「重訂万国全図」の版木メーンに

雙峰祭3日目。あいにくの雨です。しかし、企画展にはたくさんの方々にご来場いただきました!!ありがとうございます。とくに、版木の展示では、みなさん時間をかけてじっくりご覧いただいていた様子。
 版木14枚並べての展示は本日までですが、企画展は26日までやってます。版木も2枚展示していますので、どうぞご観覧ください。
 本日いただいたアンケート。

3kaime.jpg
 本当にありがたいです。地図はいろいろな視点から見ることができます。リピーター歓迎!!

comments[2007-10-08/ヨネザアド]

3回目とは,観覧者として羨ましい限りです。この手の展示会というのは,見るたびに新しい発見がありますよね。リピーターの方との双方向コミュニケーションも,大事にしませんか。アンケートのコメントに対する回答を,ぜひ会場に公開しましょう!

comments[2007-10-09/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、コメントありがとうございます。>リピーターの方との双方向コミュニケーション 双方向コミュニケーションは、このブログの目的の一つでもあります。とりあえず近々こちらでアンケート公開させていただきます。

雙峰祭2日目。今日は、本企画展の特別講演会「東アジアと世界地図」が開催されました。講師は人文社会科学研究科准教授 大塚秀明先生です。

koenkai1.jpg
 まず、企画展について、この講演会について、「重訂万国全図」についての簡単な説明がありました。
 その後「秋岡コレクション世界古地図集成」のビデオの上映。日本における世界図の系統全般を見ながら、マテオ=リッチ系の世界図、重訂万国全図の世界図としての意義を確認する目的です。
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 [マテオ=リッチ系世界図]
  楕円形
  漢字の地名
  アジアが中心
  南極部分にメガラニカという大陸

 [蘭学系世界図]
  2つの半球図
  ヨーロッパの知識が直接伝来
  探検結果の反映

 「新訂万国全図」(「重訂万国全図」の元)は蘭学系世界図だが、間宮林蔵の北方探検の結果が反映されるなど、日本人自らの知識を盛り込んでいる。
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 ビデオで基礎知識を得た後、大塚先生のお話を聞きます。
1. 西洋世界図の中国化
2. 漢字表記の永続性と広域性:17世紀の世界図
3. 漢字表記の収集整理と定着:19世紀の世界地理書
4. リッチの翻訳の基礎方言について
5. 文化の伝来

・マテオ=リッチが参考にしたといわれるオルテリウスの世界図と「坤輿万国全図」を比べた時に、同じところ(①楕円形にタテヨコの線②五大洲(六大陸))と、違うところ(①中央の位置②地名・地理学用語の漢字表記)がある

・「坤輿万国全図」やそれに続く「職方外紀」でマテオ=リッチらが使い始めた漢字の地名には、現在も使われているものがある(欧羅巴、亜細亜、意大里亜(イタリアの中国語での表記)、地中海、赤道など)。19世紀に確立されたものもある(諳厄利亜→英吉利など)。

・”亜細亜”と「アジア」:”細”は「ジ」と読めるか。

・昨年度の企画展の三大奇書「三国志」「水滸伝」「西遊記」の伝来は、書物のみの伝来で、誤訳などが生まれた。世界図の伝来には、地図の伝来とその解説者(発音者)の存在があった。

など、中国語がご専門の大塚先生ならではの視点でのお話、とても面白かったです。

 終了後、いくつか質問も寄せられました。

・「重訂万国全図」の色刷について --- これについては色刷用の版木は見つかっていません。全面に色がのっているわけではないので、部分的に色をつける手法(ステンシルのような合羽摺、小さな版木を判子のように押す方法)が考えられるが、現在のところはっきりしたことはわかっていません。

・国土地理院の常設展示に「重訂万国全図」に似た地図があるが、同じものか? --- 未確認です。何かわかりましたら、お知らせします。
 
・版木の来歴について --- 頒暦所(幕府天文方、箱書きにあり)→大学南校(東大の前身)まではわかるが、その後の来歴は記録がありません。古くから学内に伝えられていたもので、今春附属図書館の所蔵となりました。

 その後、場所を移して、展示室でのギャラリートークへと続きました。
koenkai2.jpg
 たくさんの方のご参加、ありがとうございました。さて、明日は学園祭最終日。版木の特別公開も明日までです。どうぞお見逃しなく!

雙峰祭が始まり、学内がとてもにぎやかになりました。

gakusai.jpg
 企画展でも雙峰祭期間中の(臨時)特別企画として、
kanban.jpg
 ということで今日から開始しました。急遽決まった企画ですので十分なお知らせもできなかったのですが、皆さん版木のその彫りの細かさを目の当たりにして、驚いていらっしゃるようで、大変じっくりと版木をご覧になる方が多かったようです。この特別公開は、6日(土)・7日(日)・8日(月)の3日間のみ、しかも、<b>14:30~17:00</b>の限られた時間となりますので、ぜひお見逃しなく。
 また、明日はいよいよ大塚先生による特別講演会「東アジアと世界地図」が開催されます。
場所は中央図書館の2階集会室
時間は13:30-15:30
となります。こちらもぜひお見逃しなく!

kero.jpg
というのは、前々から広報していたのですが、急遽
kokaidatte.jpg
ということになりました!
 「重訂万国全図」の版木14枚(2枚は展示室にて展示)及び「官板実測日本地図」の現物の一部を展示します。

  展示日:平成19年10月6日(土)、7日(日)、8日(月)の3日間
  展示時間:14:30-17:00

 版木をこのような形で公開できる機会は今後ほとんどないと思われます。ぜひご観覧ください。
 *学園祭期間中の展示室の開室時間は、10:00~17:00です。よろしくお願いします。

16mai.jpg
 ジャジャーン。開館前、初めて16枚を並べてみました(この映像は流れなかったけれど、取材用)。半球がうっすらと見えます。2枚を展示ケースへ戻して・・・。
 昨日午後からは、図書館ボランティアの方々向けの講演会が行われました。
講師は、人文社会科学研究科准教授 大塚秀明先生です。この企画展の立案の段階から構成・図録執筆まで全面的に関わってくださっています。
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 まずは、14枚の版木を前に、先生のお話。この展示の目玉「重訂万国全図」のお話が中心です。
・「地球万国山海輿地全図説」→「新訂万国全図」→「重訂万国全図」安政2 → 「重訂万国全図」明治4 までの流れ
・「重訂万国全図」安政2 → 「重訂万国全図」明治4 で埋木で修正された部分はあるが、世界の動向がそれほど反映されていないこと
・北海道ではなく「蝦夷」がそのまま使われていること。北海道の名前がカタカナで書かれていること(根室が「子モロ」となっているなど)
 などなどこの地図の見所を教えていただきました。
 その後、展示室でのギャラリートーク。
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 地図についての詳細な解説はもちろん、「女人国」のエピソード(女達に捕らえられた中で一人だけ逃げ帰った男から存在が伝えられたといわれる)など、面白かったです。

 ボランティアの方々からは、いろいろな質問が寄せられました。
・版木の材質や、地図の紙について
・「重訂万国全図」の色刷について(方法ははっきりわかっていません。推測としてはステンシルのような合羽摺や、小さい版木を判子のように押す方法が考えられるとのこと)
・北方の地図と政治的な問題

 今回は、ボランティアの方向けの講演会でしたが、10月7日(日)には、一般の方向けの講演会があります。この講演会の際にも、残り14枚の版木をご覧いただけることになりました。(追加情報:7日だけでなく10月6日(土)、7日(日)、8日(月)の3日間 14:30-17:00の時間で公開することになりました。

 特別講演会 「東アジアと世界地図」
  日時:平成19年10月7日(日) 13:30-15:30
  場所:中央図書館2階集会室
  講師:大塚秀明先生(筑波大学人文社会科学研究科准教授)

 普段は平日のみですが、学園祭期間中の10/6-10/8は土日祝もやっています。ぜひご来館ください!

comments[2007-10-06/ヨネザアド]

素晴らしい!版木が並んださまは,圧巻ですね。私にとって版木を所蔵するというのは,一つの憧れです。それも地図とは。大塚先生のギャラリートークも聞きたいです。

comments[2007-10-08/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、コメントありがとうございます。

版木16枚を並べると、非常に迫力があります。そして細かく彫られた文字や線には、また驚かされます。大塚先生のお話は、ボランティア向け講演会、特別講演会と、違う内容を用意され、どちらも興味深いお話でした。

本日も取材がありました。

syuzai.jpg
 放映予定は本日(!)です。

 NHK茨城県域地上波デジタル放送(放映予定)
  ・12:15-12:20 ニュース
  ・18:00-19:00 いばらきわいわいスタジオ →(変更)20:45- ニュース

 NHK総合(放映可能性あり)
  ・12:15-12:20頃 ニュース(関東)
  ・15:07-15:12頃 ニュース(関東)

(追加)5日「ラジオあさいちばん」(NHK第1放送) の関東地方ニュース
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(追記)
 地デジのほか、NHK総合のお昼のニュース(関東)でも、放映されました。取材終了から2時間弱で放映されたことにびっくり。ニュースを見てご来場いただいた方も。今日はたくさんの方々にご観覧いただきました。ありがとうございます。

comments[2007-10-04/ヨネザアド]

マスコミの取材も順調なようですね。素晴らしい!取材されたことは,学内にもどんどん広報しましょう。筑波大の図書館,ここにありですね。入館者数を,毎日このブログで報告しませんか。観覧者アンケートの速報なども,面白いのではないでしょうか。図書館展示の新しい試みを期待しています。

comments[2007-10-05/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、いろいろなアイデアをありがとうございます。入場者数はちょっとナマナマしいかなと・・・累計数を折をみてお伝えしようと思います。アンケート速報いいですね!来週ネタが尽きたころ使わせていただきます。図書館が今どんなことをやっているのか学内へ知らせることは非常に重要なことですね。

昨日、大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の方々が企画展を訪れてくださいました。授業の一環ということで、一通り展示をご覧いただいたあとは、松井敏也先生による講義。

matsui.jpg
 先日こちらのブログでも紹介した、版木のクリーニング照度についてのお話のほか、カビと温湿度、空気汚染の測定などについて一緒に伺いました。

kinzoku.jpg
銀、銅、鉛(で合ってます?)による空気汚染調査。
ピンボケすみません。

・クリーニング等、ブラックボックスにしてしまわず、現場に見える形で行っていくことが大切
・すべての環境要素を規定値内に保つことは困難。展示物(本/浮世絵/油絵/陶磁器などそれぞれ)の特性により最も必要な要素をまず整えることが重要

など、測定法や数値以外にも興味深い内容でした。世界文化遺産学専攻のみなさま、どうぞ今後ともご協力お願いいたします。

忘れないうちに、今年の企画展のポスター作成の苦労(?)話でも...。昨年の企画展のポスター作りで習得したスキルの鍛錬も兼ねて、またAdobe Illustratorというソフトで1から作ってみました。今年のイメージは『黒』。展示の目玉である版木を思い浮かべ、 「小学校で版画をやったな。板を彫刻刀で彫って、インクをつけて、紙を乗せて、バレンでコシコシしたなぁ...[:ほへ:]。」という記憶を掘り起こして、『インクのついた黒板に文字を彫った』感じにしよう[:閃き:]というところからスタート。

step2.gif
↑こんな感じで文字も手作り。漢字は直線が多いので、楽。彫った感じを出すために、線自体を楕円形にして、その中心部分と回りの色を変えています。
step3.gif
↑画像も取り込まないと、見栄えがしないかな、ということで版木をデジカメ撮影して、うまーく光が当たってるところを選んで上に置いてみました。
step4.gif
↑はっ、しまった[:ぎょ:]会場までの地図とか、講演会のお知らせとか、そういう文字情報も載せないといけないんだった~っ。版木画像の上に黒四角を格子状に並べて見ると、なかなかいい感じになったので、文字情報はその上に載せることにしました。少しは見やすい、かな?
step5.gif
↑「版木画像だけだと暗くて、重いね」というもっともな意見をいただいて、版木画像の上半分を実際の重訂万国全図に置き換えて見ることに。ジョイント部分に苦労しましたが、白みも加わって、納得していただけるデザインになりました[:チョキ:]
step6.gif
↑こだわった(?)のが小物。ポスターの右下にある彫刻刀やバレンは何としても入れたかった![:にひ:]。これは彫刻刀やバレンの写真をトレースして作りました。実は、技術的にはこの部分が一番の山場、だったかも。当時、実際このような道具が使われていたかどうかは定かではありません。(…たぶん使われてない。)
step7.gif
↑大体の素材がそろえば、あとは配置→チェック→修正→チェック→修正→チェッ…[:えぐ:]の繰り返しで、何とか期日までに仕上げることができました。会場にお越しの際はそこかしこに貼ってあるポスター・チラシたちにも目を向けてやってくださいませ。ポスター担当一生のお願いでございます。

 昨年、今年とポスターを作ってみて、自分は『黒』が好きなのかも、と気が付いたのでした。ほんとはPOPでカラフルで軽ーい感じのも作ってみたかったですけどね。それはまた別の機会に。
 企画展はまだ始まったばかり。今週末には雙峰祭(学園祭)もあります。多くの方の来場をお待ちしておりま~す。(S.N)

comments[2007-10-03/げた]

見せていただきました。リキの入ったすばらしい展示ですね。それにも増して、ポスターがいいですね~しろうと(←ですよね?)とは思えないデザインに感心しました。プロで通用するかも。いい仕事してます、そのセンス、大事になさってください。

comments[2007-10-03/S.N]

げた様、さっそくのコメントどうもありがとうございます。展示もご覧いただいたのですね。「それにも増して」という大変光栄なお言葉をいただきまして本当に作った甲斐がありました。このセンス、大事にいたします。

いよいよ本日より開催です!図録も朝8時40分に無事納品されました。部数は限られますが無料でお持ちいただけます。

20071001211039jpg
 あいにくぐずついたお天気でしたが、朝からたくさんの方々にご来場いただきました。ありがとうございます。何件か取材もありました。
shuzai.jpg
 今のところ放映・掲載予定日が決まっているものは、次の通りです。
・ACCS『P-CUBE』11/5~11/11 21:30~22:00
・筑波ジャーナル 10/10
 取材対応するS主査の解説を後ろで聞いていたのですが、地図ひとつひとつに見どころがあります。こちらのblogでも少しずつお伝えできればと思います(が、勉強不足のワタクシ、どうなることか・・・)。 展示をご覧になった方のご質問・ご感想・ご意見などお待ちしています。会場でのアンケート用紙、こちらへのコメント・トラックバック、どの方法でも結構です。よろしくお願いいたします。

comments[2007-10-02/ヨネザアド]

S主査が,ブログで毎日見どころを解説するというのはどうですか。もしくは,ワーキングメンバーが「私の一押し」など伝えるのも良いかもしれません。全国には古地図ファンが沢山いますので,どんどん宣伝しましょう!古地図ファンの一人より。

comments[2007-10-02/企画展スタッフM]

ヨネザアドさま、ご助言ありがとうございます。毎日は難しいかもしれませんが、S主査にはぜひ解説していただきたいところです。(>よろしくお願いします、S主査)私のほうは、古地図ファンの方々に向けて、というのは荷が重すぎますので、初心者の視点で見た面白さを伝えていければ、と思います。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

comments[2007-10-02/ヨネザアド]

では,私のブログでも宣伝させていただきます。古地図の楽しみを伝えるのも,一興ですので。

comments[2007-10-03/企画展スタッフM]

宣伝いただきありがとうございます。今回展示している資料は、1点の貴重書と版木を除き、普段でも事前申込なく閲覧可能です(平日の昼間のみですが)。筑波へいらっしゃることがありましたら、ぜひ古地図をご覧になっていってください。