2011-10-21(19:11:44)
会期終了 ありがとうございました 本日17時、おかげさまで無事特別展の会期が終了しました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。ご来場者総数は814人でした。 多くの皆様のご来場に重ねて御礼申し上げます。 |
2011-10-18(18:33:18)
学長・副学長来訪! 本日、山田学長、赤平副学長、鈴木副学長に観覧いただきました。谷口先生の説明に耳を傾けられ、時折質問を交えながら興味深くご覧になられました。 特別展も残り少なくなりました。資料やパネルを追加して、当初よりわかりやすくなりましたので、既にご覧いただいた方にも楽しんでいただけると思います。皆様のご来場をお待ちしています。 |
2011-10-17(17:17:36)
来場者アンケートありがとうございます たくさんの皆様にお越しいただきありがとうございます。ご来場いただいたお客様のアンケートをご紹介します。
10月9日の特別講演会にもアンケートをいただいております。
アンケートをお寄せいただいた皆様どうもありがとうございました。ほかにも直接ご意見をいただいた方々もありがとうございました。特別展は今週いっぱい開催しております。一度来られた方もまたお越しください。お待ちしております。 |
2011-10-14(13:09:27)
何晏、鄭玄、孔安国 先日話題とした漢字の読みの問題の続きです。今回の特別展では、一番初めに『論語集解』が展示されていますが、これは魏の何晏によって編纂されたものです。実は、これについて「何晏」というのはどう読むのですか、というご質問がありました。そこで、急遽会場配布用の「栞」を作り、人名を中心にいくつか読みを振りました。この栞では「何晏」には「かあん」と読みを振りました。 我々の栞でも「鄭玄」には「じょうげん」と読みを振っていますが、これは以上のような理由によるものです。 ところで、松浦先生はこれに続けて
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2011-10-12(17:21:07)
鈴木昌平氏来訪 10月12日、鈴木昌平氏が人文社会系の中野目先生とともに特別展を観覧されました。鈴木氏は中国文学者・鈴木虎雄のご子孫にあたり、書状・書画等約760点を本学にご寄贈くださいました。今回の展示ではその貴重なコレクション「鈴木虎雄関係史料」の中から4点を初めて公開しております。 |
comments[2011-10-13/FS]
貴重な史料のご寄贈、本当にありがとうございました。 |
2011-10-12(15:45:51)
講演会とギャラリートーク 10月9日、13時半から14時半すぎまで谷口先生の講演会が集会室で行われました。近未来書籍空間と同じ会場で30名以上の方が熱心に聞いてくださいました。引き続き行われた展示会場でのギャラリートークでは、実物を前にして先生に詳しく丁寧にお話をしていただきながらみなさん熱心に観覧されていました。先生、長い時間ありがとうございました。 |
comments[2011-10-13/FS]
谷口先生、ありがとうございました。講演会の写真、近未来書籍空間のディスプレイ等の様子もわかり、いい雰囲気ですね。 |
2011-10-11(10:00:00)
がまじゃんぱー先生,観覧 附属図書館集会室を会場に行われた学内研究企画「近未来書籍空間」が雙峰祭グランプリ2011を受賞しました。昨年の「近未来書籍カフェ」に続いて2冠達成,おめでとうございます! 展示に見入るがまじゃんぱー
歴聖大儒像にびっくり
記帳していただきました。 がまじゃんぱー先生直筆サインです
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comments[2011-10-13/FS]
がまじゃんぱー先生直筆のサイン、貴重ですねー! |
2011-10-10(14:01:55)
「白氏文集」は「はくしぶんしゅう」?「はくしもんじゅう」? 昨日(9日)の特別展WGのTwitterでお知らせした白氏文集の読みの問題について、ご報告します。この読み、アンケートでも以下のようにご質問がありました。
これに対する答えは 『白氏文集』は、平安時代にわが国に舶載されて以降、「はくしぶんしゅう」と呼ばれました。平安期以後もしばらくは、「もんじゅう(もんじふ)」の例は見られません。やがて、明治中期頃より、「呉音・漢音」、「読みぐせ」などの問題が複雑に絡まって、「もんじゅうという読み方が流布したと考えられます。ということで、参考文献が紹介されています。 ここで参考文献にあがっている著者の中でも、明治大学の神鷹徳治先生は、この問題について精力的に論文を発表されています。神鷹先生の論考のうち、2010年3月に発表されたものが明治大学のリポジトリで公開されており、インターネットで容易に参照することができます。 ○〔蔵書の玉手箱〕六たび-『文集』は<もんじゅう>か<ぶんしゅう>か- 図書の譜:明治大学図書館紀要14(2010.3)(本文はこちら) この論考では、神鷹先生がこれまでにこの問題について論じられた5編の論文の情報も見ることができ、非常に参考になります。少し長いですが、以下にこの論考からの引用を記します。 この問題は以下の二点にまとめることが出来る。以上のように、そもそも呉音と漢音という読みの違いの問題があり、さらに明治以降の教育の問題が関わってくる、ということで、非常に興味深い指摘がなされています詳しくは、この論考をはじめとする神鷹先生の諸論文をご覧ください。また、三省堂のサイトにあがっている参考文献もあわせてご参照ください。 なお、大東文化大学の山口謡司先生のサイトにも、この件についての「「ぶんしゅう」から「もんじゅう」へ」と題するエッセイがあり、その中で「呉音と漢音」のことについても説明されています。 以上のような文献をご覧いただくと、我々の特別展で「はくしぶんしゅう」と読んでいる理由がご理解いただけると思います。漢字の読みは難しいものですが、中国の古典では、いわゆる「読み癖」「習慣」によるものがあり、特に難しいですよね。この問題については、もう少し本ブログで話題にしたいと思います。 |
2011-10-08(16:12:24)
特別講演会は中央図書館集会室で開催です 本日から筑波大学学園祭「雙峰祭(そうほうさい)」が始まりました。特別展会場にもかすかに,楽器の音が響いています。附属図書館内では,正面入口向かって左側の集会室で,図書館情報メディア研究科宇陀・松村研究室・附属図書館共同実施「近未来書籍空間」を開催中です。 特別講演会「日本人のよんだ漢籍」講演の後には,講師の谷口先生によるギャラリートークも予定されています。ご来場をお待ちしています。 |
2011-10-07(14:53:00)
ギャラリートーク開催! ブログの更新に間が空いてしまいました。今日は、附属図書館ボランティアのみなさんを対象に、谷口先生によるギャラリートークが開催されました。参加者はボランティア11人+職員6名。予定を15分オーバーして詳しく説明していただきました。 展示室が人でいっぱいに。 お話の中で、印象に残ったことをいくつか。 ○そもそも「漢籍」とは? 中国の書物で、普通は仏教の教典を除いたものです。儒教の中心的テキスト「経」、歴「史」、儒教以外の思想書「子」、文学書「集」の四つに分類されます。 ○マニアックな一冊 図録【7】『孝経』は福山藩主・阿部正精(まさきよ)所蔵の原書をコピーして出版したものですが、送りがなや訓点を表すために黒赤二色刷にしているのみならず、文字の欠けや虫食いまで再現されています!ちなみに阿部正精の息子はペリーと日米和親条約を締結した老中・阿部正弘。また跋(後書き)は正精の名前になっていますが,実は森鴎外の史伝で知られる伊沢蘭軒が書いたものです。 ○書き込みたくなる印刷 図録【15】『白氏文集』は古活字版と呼ばれる、木活字で印刷された書物です。古活字版の特徴は、行間がゆったりとしていること。そこについつい、書き込みたくなるのは古今を問わないようで、今回展示している一冊のようにきれいなものは少ないそうです。 ○どこかにいってしまった本 中国で「小説」とは”つまらないもの、読み捨てにされたもの”でした。そのため,『遊仙窟』は中国では名前のみ伝わる書物になってしまいました。いっぽう、日本では図録【23】『遊仙窟鈔』のように研究対象とされ注釈本も出回り、参考【6】のように明治時代の中国の外交官が日本に残っていることに驚くことになりました。 図録を読んでも難しい言葉がたくさんでてきますが、お話を聞いて興味が湧いてきました。谷口先生、ありがとうございました! なお,この記事や学園祭用に作った「観覧の栞」を書く際には,JapanKnowledge(ジャパンナレッジ プラス)が大活躍でした。学内の方は無料で使えますから,図録や解説でわからない言葉が出てきたらぜひ,活用してください。図書館トップページの左側,データベースの事典・辞書のJapanKnowledge+NRKがリンクです。 |