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第3部 東京オリンピック開催後

Part 3. After the Tokyo Olympic Games

41 『世界を結ぶ東京オリンピック, 小学校篇』

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 東京オリンピックは、沖縄を含む全国都道府県の小・中・高等学校の児童・生徒、約60万人が見学した。本資料は、世紀の祭典を見学した彼らから各都道府県の教育委員会を通じて1600点の感想を収録したもの。フェアプレーや国を超えて称え合う選手たちの姿に感動を覚えたとの感想がある一方、ルールがわかりにくかったなどの感想も見られる。オリンピックが児童・生徒に何を残したかを知るための貴重な資料である。

42 『別冊 キネマ旬報 東京オリンピック』

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 市川崑監督が監修した東京オリンピックの公式記録映画についての写真と舞台裏の話をまとめたもの。撮影のためにカメラ100台を集め、561名のスタッフが動いていたこと、70時間の映像を3時間に縮めた苦労などを、監督自身が明かしている。この記録映画は、選手の競技前の緊張した様子や、大会役員たちが懸命に働いている姿が描かれ、IOCから高い評価を受けた。

43 『2つの東京オリンピック 1964/2020』

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 1964年東京オリンピック、アジアで行われたオリンピック(1972年札幌、1988年ソウル、1998年長野、2008年北京)そして2020年の東京大会への準備について掲載している。日本はこれまでの大会を経て、世界への貢献として、スポーツの価値を世界に広めるためのプロジェクトで筑波大学が深く関わっている「スポーツ・フォー・トゥモロー」も紹介されている。
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44 『大成功の東京オリンピック』

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 共同通信社が発行した写真グラフ。活躍した日本の女子バレーボール、体操、マラソンのほか、外国選手のエピソード、さらに健闘むなしく敗れた選手をグッドルーザーとして称えている。また、人間の描き出す美の表現として、体操で得た日本男子の5つの金メダルでは、東京教育大学出身の遠藤幸雄、小野喬、三栗崇選手が紹介されている。

45 『美と力 : 1964 TOKYO OLYMPICS』

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 東京オリンピックについて読売新聞で掲載した写真集。競技の模様だけではなく、アジア各国を回った聖火リレーの写真も掲載されている。また、開催都市トウキョウを新幹線、高速道路、モノレール、西洋式ホテル、そして大会の競技場が日本の科学と技術力で完成されていった様子を紹介している。さらに、腕を組んで自由に選手たちが入場した閉会式の様子も記録している。

46 『第18回オリンピック競技大会東京都報告書』

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 東京都がオリンピックを招致してから、大会の準備、大会時の役割、大会終了後の処理などについて克明に記録したもので1965年2月末にまとめられた。国際オリンピック委員会はじめ、内外ともに高い評価を得たが、フランスやイタリアのメディアでは行き過ぎた機械化、国粋主義的、通訳が不十分などと評されていたことが記されている。

47 『東京オリンピックと新幹線』

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 1964年の東京オリンピックの開催と関連づけられるのが東海道新幹線の開業。世界最速を記録し、安全に配慮した日本のテクノロジーの高さを示した。戦後から高度経済成長期にかけての市民生活の変化は新幹線の開業と世界に日本のテクノロジーと文化を発信したオリンピックに象徴される。1964年のオリンピックとパラリンピックは、人々の生活を見る上でも歴史の転換点として紹介されている。



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