展示トップへ
ポスターチラシ
図録
展示資料
講演会
アクセス

ご挨拶


附属図書館長 ご挨拶



 筑波大学附属図書館では、平成7年度の中央図書館新館竣工の際に、貴重書展示室が設置されてから、学内組織の協力を得つつ、本学が開学以来所蔵する貴重資料などを広く公開する展示事業を行ってきました。
 一昨年度は、「江戸の遊び心 -歌川国貞の描く源氏物語の世界-」と題した源氏絵を中心とした展示をし、昨年度は、「グローバルに挑む群像 -幕末から明治へ-」と題して、幕末・維新期から明治前半期の貴重資料を中心に展示を行うなど、毎年様々なテーマで特別展を開催し、好評を博しています。
 今年は、「令和元年度筑波大学附属図書館特別展~東京1964と日本文化について考える~」と題して、日本がどのようにオリンピックを受容し実現しようとしていたのか、さらに日本文化との関わりについて、体育系真田久教授の指導のもと、附属図書館と体育系との共催により、本学所蔵のオリンピック関連資料を中心に展示することといたしました。
 第1部では、1964年そして2020年の東京オリンピック開催に至るまで、未開催に終わった1940年を含めて、どのように招致活動が展開されたのかについての資料を展示いたします。第2部では、オリンピック開催期間中の芸術展示や雑誌等で取り上げられた様子を中心に取り上げています。そして第3部では、オリンピック開催終了後の報告書や写真集などを紹介いたします。各部での展示資料は、附属図書館所蔵資料から厳選した貴重な資料であり、体育系との協力の下で収集した資料も多く含まれます。

 附属図書館特別展は、本学に蓄積された豊かな「知」を積極的に内外に向けて発信するという附属図書館の取り組みの一つでありますが、今回の特別展は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の参画プログラム」として行われるものです。貴重書展示室での資料展示に加え、特別展オフィシャルWebサイトから電子展示の公開も行っています。スポーツの祭典、そして文化の祭典としての東京オリンピックが、私たちに問いかけたものは何だったのか。来年の東京2020オリンピック・パラリンピックへの関心の高まりに向け、展示される資料を是非とも多くの方々にご高覧頂き、新たな世界を発見される機会として頂くことを期待いたします。


令和元年 秋
附属図書館長  阿部 豊


体育系長 ご挨拶


 このほど私ども体育系との共催により「令和元年度筑波大学附属図書館特別展〜東京1964と日本文化について考える〜」が開催される運びとなりました。この特別展は、附属図書館が所蔵する貴重な資料から厳選し、1940年に開催予定であった東京オリンピック、そして1964年のアジアで初開催となった東京オリピックについて、文化との接点で見ていこうとするものです。
 いうまでもなく、明年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される年でもあり、筑波大学体育系はスポーツ科学によるアスリート支援、オリンピック教育の全国展開、そして政府のスポーツ・フォー・トゥモロー政策の一貫である人材育成プログラム(TIAS)など多岐に関わっています。そうした中で、オリンピックの教育研究に関わる一つとして、今回の展示が企画されました。
 これまでにオリンピック研究に供するため、オリンピック関連の図書資料を附属図書館と体育系で集めてまいりました。幻のオリンピックとなった東京1940大会、アジア初の開催となった東京1964大会については、前身校の東京教育大学から受け継ぎつつも、各IOC委員に嘉納治五郎先生により配布されたアルバムなどの貴重な資料をここ数年、入手してきました。それらは日本や東京をどのように世界にアピールしたのか、さらに、日本の文化を世界にどのようにアピールしたのかを示すとともに、私たちがオリンピックという文化をどのように受け入れてきたのか、を示す貴重なものでもあります。
 今回の特別展は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の参画プログラムとして行われるものでもあり、オリンピックの持つ多面的な側面が理解され、明年の東京大会への関心がますます高まることと期待します。
 「令和元年度筑波大学附属図書館特別展〜東京1964と日本文化について考える〜」への多数のご来駕をお待ち申しております。
 最後になりましたが、本特別展の開催にあたり、ご支援・ご協力をいただきました皆さまに厚くお礼申し上げます。

令和元年 秋
体育系長  西保 岳


筑波大学附属図書館トップページへ