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新たな20年

川瀬 正幸


 図書館情報大学開学20周年おめでとうございます.20年と言えば,赤ん坊が呱々の声を上げてから成人式までの年月,図書館情報大学もようやく成人式を迎え,新たなスタートラインに立った訳ですね.
 私自身に即していえば,丁度10周年の時に長期研修生としてお世話になり,平成7年から9年の3年間は職員としてお世話になりました.
 この数年は図書館界においても時代の転回点として様々な動きがあり,図書館情報大学においても第3次図書収集計画の立案と予算確保,電子計算機のリプレイス,ディジタル図書館の概算要求と様々なことがありました.このような変化の時代に,先端を行く図書館情報大学でその動きの一端に携われたことは今でも私の貴重な経験となっております.
 成人式を迎えた図書館情報大学と附属図書館がこの次の20年をどう過ごすかということは,日本の図書館界にとってもたいへん重要なことだと思います.その意味でも図書館情報大学の新たな20年を期待の眼でもって見守って行きたいと思います.
 最後に,我々図書館人の最後の拠り所でもある図書館情報大学と附属図書館の今後の益々の発展を祈念しております.


Next 20 Years, by Masayuki KAWASE
九州大学附属図書館情報システム課長