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雑誌の利用:配架と保存を中心に

情報奉仕係

 図書館情報大学附属図書館で雑誌を受け入れる方法には購入と寄贈があり、受け入れられた雑誌は、学術雑誌、一般雑誌、抄録索引誌、大学紀要、出版PR誌、図書館報等に大別されます。それぞれに配架場所、保存期間が異なり、OPACで検索できるデータの整備状況にも差があります。(特に寄贈雑誌については、目録データが作られていないものが数多くあります。)昨年から今年にかけて保存基準が整備され、配架場所も明確になりました。又、現在購入中の雑誌のタイトルは図書館のホームページで見ることもできます。

配架と利用
 雑誌は、受付チェックが済むと、下表のとおりそれぞれの場所に配架されます。(一部直接教官に貸し出される雑誌もあります。)配列は和雑誌は誌名の五十音順、洋雑誌は誌名のアルファベット順になっていますが、大学紀要、図書館報は発行機関名順になっています。中国語誌は音読みにして和雑誌と一緒に、露文誌は洋雑誌の後に配列してあります。
 雑誌は1週間の貸出ができますが、到着後1週間以内は館内利用のみで貸出はできません。雑誌の表紙の受付ラベルで日付を確認してください。ただし抄録索引誌の貸出はオーバーナイトのみです。

保存と所蔵の検索
 図書館の配架スペースに限度があるため、雑誌は長期保存と短期保存に分けています。学術雑誌、抄録索引誌、出版PR誌、図書館報、および一部の大学紀要は長期保存となっており、新着雑誌は、それぞれの場所で一定期間配架された後、合冊製本され保存されます。製本作業は、主に前年に発行された雑誌を対象に9月頃から12月にかけて行われ、この間の利用は制限されます。一方、一般雑誌と長期保存されない大学紀要は3年間保存されたのち処分されます。
 現在、雑誌の所蔵の検索は、目録データが不完全なため一部不便を来しておりますが、寄贈雑誌も長期保存の決まったものから順次データを作成しておりますので、近い将来全ての長期保存雑誌の検索が可能になることと思われます。