平成26年度 講義記録

講義資料

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(2014/09/11)「国立大学図書館の経営」の講義資料を一部修正しました。(修正ページのみ 1MB)

 講義名  講師名  講義概要
 A 図書館マネジメント総論 8科目(9コマ) 大学図書館を取り巻く経営的環境を把握するとともに、大学図書館マネジメントに関する知識を養う。
1. 大学経営の課題(2.7MB) 吉武博通
(筑波大学教授)
大学図書館の活動は、あくまでも大学経営の一部として捉えられなければならない。大学図書館経営の背景となる大学経営について講義する。
2. 国立大学図書館の経営(2.6MB)
(2014/09/11修正)
関川雅彦
(東京大学附属図書館事務部長)
実際の大学図書館経営を担っている管理職の立場から、具体的な予算獲得、組織運営、企画・広報などについて、大学図書館経営のあり方や課題などについて講義する。
3. 大学と大学図書館(1.1MB) 古田元夫
(東京大学附属図書館長)
大学や大学図書館を取り巻く現状や今後の方向性について、ステークホルダーとの関係や政策的視点から講義する。
4. 大学評価と大学図書館(3.4MB) 土屋俊
(大学評価・学位授与機構教授)
国・公・私立大学(短期大学を含む)は、7年以内ごとに、認証評価機関の実施する評価を受けることが義務付けられている。その評価の実際と大学図書館がどのように評価に寄与すればよいのかを考える。
5. 経営学入門I・II(1.2MB) 佐野享子
(筑波大学准教授)
経営学の基礎知識、事例をもとにした営利・非営利組織の経営論・経営戦略から、今後の大学図書館経営の参考となる組織のあり方、中堅職員の役割などについて講義する。
6. 私立大学図書館の経営(2.9MB) 長谷川豊祐
(鶴見大学学術情報事務長)
私立大学図書館の経営について、アウトソーシング、予算獲得、サービスの展開等について事例をもとに実際的観点から講義する。
7. 大学図書館職員の新たな役割(1.4MB)  竹内比呂也
(千葉大学副学長、附属図書館長及びアカデミック・リンク・センター長)
日本及び海外大学図書館における図書館職員の役割、その特徴や問題点、今後の新たな役割や将来像、展望などについて講義する。
8. 対人ストレスマネジメントとしてのヒューマン・リレーションスキル(1.4MB) 橋本佐由理
(筑波大学准教授)

中堅図書館職員は、図書館サービスの中心として利用者との対応でストレスに曝されるだけでなく、ミドルマネジメントの一翼を荷う立場としてもストレスを感じることになる。ストレスに対処する方法を学び上手にコントロールするスキルを学ぶ。
(台風の接近にともない講義は中止・講義要綱のみ掲載)

 B 学術情報流通等各論 12科目(12コマ) 学術情報に関する最新の知識を講義し、大学図書館サービスのあり方を考える。
1. 図書館建築と設備(19MB) 植松貞夫
(跡見学園女子大学教授)
図書館建築の考え方、面積基準、安全対策、サイン計画、バリアフリー環境などについて、最近の動向や実例を挙げて図書館施設全般について講義する。
2. 国立情報学研究所の戦略(2.9MB) 尾城孝一
(国立情報学研究所学術基盤推進部次長)
CAT/ILL共同事業の設立時の理念を現在的に再確認し、近年特に顕在化してきた課題、新たな将来像や展開などについて講義する。
3. 利用者の情報行動(1.1MB) 逸村裕
(筑波大学教授)
情報行動論の基礎的知識、教員や学生の情報行動の具体例、情報行動に配慮した図書館サービスのあり方などについて講義する。
4. 学術情報コミュニケーションの動向(1.9MB) 佐藤義則
(東北学院大学文学部教授)
近年の電子情報資源への急速な移行とコンソーシアムの形成や、オープンアクセスと機関リポジトリなどの動向を踏まえ、今後の学術コミュニケーションのあり方や展望について講義する。
5. 公立図書館の戦略(2.6MB) 船見康之
(潮来市立図書館長)
指定管理者制度などに見られる最近の公立図書館における経営の動向や戦略、また顧客獲得・顧客満足の観点から実施した新たなサービスについて例を挙げて講義する。 
6. 古典資料の保存と利用(1.1MB) 山澤学
(筑波大学准教授)
大学図書館における古典資料の保存方法や利用上必要な配慮などについて講義する。
7. 研究者のアクセス手法I(1.1MB) 武田晴人
(東京大学大学院経済学研究科教授)
社会科学分野の研究者の立場から、研究手法、研究資料の収集・活用方法、学生の指導方法等の例を挙げて、自然科学系研究者が求める図書館、資料、図書館職員のあり方について講義する。
8. 研究者のアクセス手法II(1.0MB) 中山伸一
(筑波大学附属図書館長)
自然科学系の研究者の立場から、研究手法、研究資料の収集・活用方法、学生の指導方法等の例を挙げて、社会科学系研究者が求める図書館、資料、図書館職員のあり方について講義する。
9. 大学図書館の学習支援(2.2MB) 井上真琴
(同志社大学学習支援・教育開発センター事務長)
ラーニング・コモンズに代表される大学図書館における学習支援のあり方について、様々な活動と成果、今後のあり方や課題などについて講義する。
10. 消費者目線にたった顧客戦略(80KB) 高橋恭介
(セブン−イレブン・ジャパン)

大学図書館運営に関連する民間企業等の経営戦略や図書館運営の効率化、サービス向上の参考となる民間企業等の経営手法について講義する。
 今年度は、消費者に密着したサービスを次々と生み出し、単純な小売・流通という枠組みでは捉えきれないコンビニエンス・ストア業界におけるサービスの企画と提供の戦略を学び、今後の大学図書館におけるサービス設計について考察する。
講義概要のみ

11. ディスカバリーサービスのデザイン(1.0MB) 宇陀則彦
(筑波大学准教授)
Webサイトの構成や構築、最近のWebサービス、検索エンジン、SNS等の状況・問題点を挙げ、ディスカバリーサービスのデザインに際して求められる「デザイン」と情報通信技術の活用について、今後の方向性や展望等について講義する。
12. 図書館と法(1.8MB) 石井夏生利
(筑波大学准教授)
図書館をめぐる著作権、個人情報、プライバシー保護の基本的な考え方、インターネットの普及に伴う新たな動きと今後の方向性、展望などについて講義する。


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Last updated: 2014/09/11