平成20年度 講義記録
講義要綱
※講義要綱全頁を通覧するにはこちら(pdf 14,662 KB)講義名 | 講師名 | 講義概要 |
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I. 図書館マネジメント総論 8科目(10コマ) | 大学図書館を取り巻く経営的環境を把握するとともに、大学図書館マネジメントに関する知識を養う。 | |
1. 経営学入門 I, II | 佐野享子 (筑波大学准教授) |
経営学の基礎知識、大学図書館経営の参考となる経営論・経営戦略と事例、今後の大学における組織のあり方、中堅職員の役割などについて講義する。 |
2. 大学経営の課題 | 吉武博通 (筑波大学理事・副学長) |
大学図書館の活動はあくまでも、大学経営の一部として捉えられなければならない。大学図書館経営の背景となる大学経営について講義する。 |
3. 大学図書館の位置づけと役割 ■当日資料 |
永田治樹 (筑波大学教授) |
法人化後の国立大学の現状と課題、大学における図書館の位置付けや役割、今後のあり方などについて講義する。 |
4. 大学図書館職員の新たな役割 ■当日資料 |
逸村 裕 (筑波大学教授) |
日本及び海外大学図書館における図書館職員の役割、その特徴や問題点、今後の新たな役割や将来像、展望などについて講義する。 |
5. 国立大学図書館の経営I、II ■当日資料 |
星野雅英 (東京大学附属図書館事務部長) |
実際の大学図書館経営を担っている管理職の立場から、具体的な予算獲得、組織運営、企画・広報などについて、大学図書館経営のあり方や課題などについて講義する。 |
6. 私立大学図書館の経営 ■当日資料 |
鈴木正紀 (文教大学越谷図書館業務主幹) |
私立大学図書館の経営について事例をもとに実際的観点から講義する。 |
7. 大学評価と大学図書館 | 山内芳文 (大学評価・学位授与機構教授) |
国・公・私立大学(短期大学を含む。)は、7年以内ごとに、認証評価機関の実施する評価を受けることが義務付けられている。その評価の実際と大学図書館がどのように評価に寄与すればよいのかを考える。 |
8. ストレスマネジメント | 宗像恒次 (筑波大学教授) |
中堅図書館職員は、図書館サービスの中心として利用者との対応でストレスに曝されるだけでなく、ミドルマネジメントの一翼を荷う立場としてもストレスを感じることになる。 ストレスに対処する方法を学び上手にコントロールするスキルを学ぶ。 |
II.学術情報流通等各論 13科目(13コマ) | 学術情報に関する最新の知識を講義し、大学図書館サービスのあり方を考える。 | |
1. 図書館建築と設備 | 植松貞夫 (筑波大学附属図書館長) |
図書館建築の考え方、面積基準、安全対策、サイン計画、バリアフリー環境などについて、最近の動向や実例を挙げて図書館施設全般について講義する。 |
2. 古典資料の保存と利用 ■当日資料 |
綿抜豊昭 (筑波大学教授) |
大学図書館における古典資料の保存方法や利用上必要な配慮などについて講義する。 |
3. 学術情報コミュニケーションの動向 ■当日資料 |
土屋 俊 (千葉大学教授) |
近年の電子図書館、電子ジャーナルへの取り組みや、機関リポジトリなどの動向を踏まえ、今後の学術情報コミュニケーションのあり方や展望について講義する。 |
4. オープンアクセスと機関リポジトリ | 栗山正光 (常磐大学准教授) |
電子ジャーナルを始めとする、学術情報流通の問題を考えるにおいて重要となる、オープンアクセスの思想とその一翼を荷うと期待される機関リポジトリについて講義する。 |
5. 利用者の情報行動 | 松林麻実子 (筑波大学講師) |
情報行動論の基礎的知識、教員や学生の情報行動の具体例、情報行動に配慮した図書館サービスのあり方などについて講義する。 |
6. 研究者のアクセス手法I | 西郷和彦 (東京大学附属図書館長) |
自然科学分野の研究者の立場から、研究手法、研究資料の収集・活用方法、学生の指導方法等の例を挙げて、自然科学系研究者が求める図書館、資料、図書館職員のあり方について講義する。 |
7. 研究者のアクセス手法II ■当日資料 |
斎藤 修 (一橋大学附属図書館長) |
社会科学系の研究者の立場から、研究手法、研究資料の収集・活用方法、学生の指導方法等の例を挙げて、社会科学系研究者が求める図書館、資料について講義する。 |
8. 国立情報学研究所の戦略 ■当日資料 |
早瀬 均 (国立情報学研究所 学術基盤推進部次長) |
CAT/ILL共同事業の設立時の理念を現在的に再確認し、近年特に顕在化してきた課題、新たな将来像や展開などについて講義する。 |
9. グーグルの検索とコンテンツについて | 佐藤陽一 (グーグル株式会社グーグルブック検索担当マネージャー) |
学生がレポートを書くときに情報収集の手段として、まず利用するのがGoogleでのWeb検索であるという。Googleの検索とGoogle book searchをはじめとするコンテンツを再確認し、大学図書館とGoogleとの連携のあり方を考える。 |
10. 公共図書館の戦略 | 常世田 良 (日本図書館協会事務局次長) |
最近の公共図書館等で顧客獲得・顧客満足の観点から実施した新たなサービスについて例を挙げて講義する。 |
11. 電子図書館マネジメント ■当日資料 |
宇陀則彦 (筑波大学准教授) |
最近のWebサイト、OPAC、Google、電子図書館等の情報発信手法の問題点を挙げ、Web2.0時代における新たな情報発信技法の提案などを含め、今後の方向性や展望等について講義する。 |
12. 情報リテラシー教育等の活動 ■当日資料 |
米澤 誠 (山形大学 小白川事務部 学術情報基盤センターユニット長) |
情報リテラシー教育や教材作りの様々な活動と成果、今後のあり方や課題などについて講義する。 |
13. 図書館と著作権 ■当日資料
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新保 史生 (筑波大学准教授) |
図書館をめぐる著作権の基本的な考え方、インターネットの普及に伴う著作権の新たな動きと今後のあり方や方向性、展望などについて講義する。 |
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Last updated: 2008/08/18