Monthly Archives: 4月 2013

ラーニング・アドバイザーが語るCiNiiのすすめ


筑波大学附属図書館のトップページにある検索窓、実は「所蔵資料」ではなく隣の「論文(国内)」を選んで検索すると、日本語論文を探すのに便利なデータベース「CiNii」(さいにぃ、と読みます)を検索しに行きます。

そんな便利なCiNiiについて、Prism No.49 ラーニング・アドバイザーが語るCiNiiのすすめでは、学生サポートデスクで活躍中のラーニング・アドバイザーの松原さんが、CiNiiの魅力について熱く語ってくれています。
特に学群1・2年生のうちは、そんなに必要性を感じないかも知れませんが、レポートや論文を書くにあたって、そのベースになる文献探索を強力にサポートしてくれる(むしろ不可欠な)ツールです。
このPrismをきっかけに、CiNiiがどんなものか触れてみてはいかがでしょう?

なお附属図書館では、CiNiiをはじめてとする各種データベースの使い方などをご案内する講習会を開催しています。こちらも合わせてご参加ください!

Prism No.49ラーニング・アドバイザーが語るCiNiiのすすめ


ラーニングアドバイザー2013

Prism No.48(J/E)Prism No.48(J/E)
中央図書館2階ラーニングスクエアにある「学生サポートデスク」では、学期中の平日14時-19時、大学院生のラーニング・アドバイザーが皆様のご相談にお応えしています。

この4月でメンバーの交代もありましたので、Prism No.48(J/E) 中央図書館 学生サポートデスク ラーニング・アドバイザー2013では、学生サポートデスクで活躍中のラーニング・アドバイザー6名を似顔絵とともにご紹介いたします。
平日14時から19時まで在席していますので、「こんなこと聞いても大丈夫かな?」なことでも、どうぞお気軽にご相談ください!
皆様のお越しをお待ちしています。

Prism No.48(J/E) 中央図書館 学生サポートデスク ラーニング・アドバイザー2013


筑波大学附属図書館 平成25年度ライティング支援連続セミナー「知識と言葉をめぐる冒険」開催します!

附属図書館は筑波大生の学習をより一層サポートするべく、昨年度に引き続き、連続セミナーを企画しました。4名の先生方が、皆さんの「知識と言葉をめぐる冒険」をナビゲートします。授業では聞けない・教えてもらえない(かもしれない)学習のヒントを楽しく学べるセミナーです。社会人になってからも役立つ財産を得るために、あなたも一緒に冒険に参加してみませんか?
各回完結型のセミナーですが、連続して受講すれば間違えなく効果は抜群。お得です!

 >>ご案内ページ

こんな方にお薦めです!

  • 「読むこと」「書くこと」「考えること」etc…大学での学び方に自信が持てない方
  • 自分のスキルを磨きたい方
  • 特に学群1・2年生の方にお薦めです。(もちろん3年生以上・大学院生の方も大歓迎です)

当日飛び入り参加もOKですが、ご参加希望の方は、できるだけ事前にフォームからお申込み願います。
>> ** 参加申込みフォーム **

  • 「文書リテラシー(全2回)」 三波千穂美先生(図書館情報メディア系)
    Lesson1 小論文とレポートの違いはわかりますか? 2013年5月30日(木)15:30-16:30
    Lesson2 情報を構造化する 2013年6月6日(木)15:30-16:30
  • 「大学で身につけたい言葉の力(全2回)」 島田康行先生(アドミッションセンター)
    Lesson1 疑うことからはじめよう -批判的に読む- 2013年6月13日(木)15:30-16:30
    Lesson2 考えの述べ方 -主張の<構造>- 2013年6月20日(木)15:30-16:30
  • 「事実?意見?(全2回)」 野村港二先生(教育イニシアチブ機構)
    Lesson1 図表を文章で表現する 2013年7月4日(木)15:30-16:30
    Lesson2 「事実」と「意見」を区別する 2013年7月11日(木)15:30-16:30
  • 「自分を守る『情報リテラシー』(全1回)」 逸村裕先生(図書館情報メディア系)
    Lesson1 情報の海でおぼれないために 2013年7月18日(木)15:30-16:30

会場は中央図書館本館2階コミュニケーションルームを予定しています。
>> ** 参加申込みフォーム **

Prism No.47でもご案内しています!

参考:


書 Book-Calligraphy Exhibition

書 Book-Calligraphy Exhibition展示風景4月初め頃から中央図書館ゲート前で「プレ展示」を行っていましたが、中央図書館本館2階ラーニング・スクエアのプレゼンテーションエリアでは、4月22日から5月24日の予定で「書 Book-Calligraphy Exhibition」の展示を行います!
プレゼンテーションエリアの展示では今までなかった留学生による作品主体の展示で、国際書道クラブとのコラボにより、主に留学生が書いた新入生に贈る言葉などをテーマにした「書」の作品と、作者によるコメントが展示されています。また作者の母国に関連する図書(一部を除いて貸出可能)の展示を行うなど、筑波大学の豊かな国際性を身近に感じられる展示になっています。
展示には、この他にご覧になった方もご参加頂ける企画も用意していますので、ぜひ中央図書館へお越しの際はお立ち寄りください!


Readingバトン(渡辺政隆 広報室教授)

Readingバトン
渡辺先生写真Readingバトン-教員から筑波大生へのmessage-
山田(前)学長波多野(前)附属図書館長吉武大学研究センター長中山附属図書館長秋山先生に続く第6走者として、渡辺政隆 広報室教授から寄稿いただきました。


「人類が知っていることすべての短い歴史」表紙(カバー)Pick Up
『人類が知っていることすべての短い歴史』ビル・ブライソン著 ; 楡井浩一訳.日本放送出版協会 , 2006【分類402-B79】

Book Review
文系の作家が書いたオモシロ科学史

 われわれは何者で、どうしてここにいるのか。この問いかけに答えるには、少なくとも、歴史と哲学と科学という三つのアプローチがあります。この三つすべてを学ぶにこしたことはないのでしょうが、どれか一つに絞るとしたら、いちばん知りたいことは何かによって変わってきます。
  存在とは何か、自分とは何かを知りたければ哲学ですが、生命論、宇宙論にまで思考が及べば、その先は科学と融合することになります。そういえばカントも、宇宙は星雲として起源したという説を提唱しています。万学の祖アリストテレスは、今流に言えば科学者でもありました。人間が歩んできた歴史を文字でたどれるのはたかだか数千年。それを知りたいのか、それともそれ以前までさかのぼりたいのか。それ以前となると科学の領域でしょう。
 では科学は、どんな答を用意してくれるのでしょうか。科学は、人類の存在、宇宙の存在などをめぐるさまざまな謎解きに挑戦してきました。その結果として何がわかり、何がわかっていないのでしょう。これは、意外と難しい問題です。今どき、科学全般に通じている人などめったにいないし、お手軽な本も見あたりません。とにかく、教科書の類はちっともおもしろくないときています。
 本書の著者も、教科書のつまらなさに科学への関心から遠ざかった、いわゆる「文系」の人でした。それがふと、「自分の生涯唯一のすみかである惑星について何も知らないことに気づき、切迫した不快感を覚えた」といいます。そこそこの知識を「理解し、かつ堪能し、大いなる感動を、そしてできれば快楽」を味わえる科学書を書こうと思い立ち、三年を費やして書き上げたのが本書なのだそうです。
 その意図は大いに成功しています。宇宙の成り立ちから人類の現状まで、科学の成果をざっくりと抽出して一級のエンターテインメントに仕上げた手並みは、さすがに手だれのライターです。楽しみながら科学リテラシー(教養)を身につけられます。
 冒頭で歴史や哲学に答を求めると科学に行き着くと書きましたが、その逆もまたあります。科学の知見を語ると、必然、科学の歴史、科学者のエピソード集になるからです。そしてそのことで、冷徹なイメージのある科学が血の通った営みに見えてきます。しかも、過去の科学者には、奇人変人が目白押しです。
 著者は、現代の科学の現場にも出かけ、さまざまな科学者への取材もしています。現代の科学者に奇人変人が少ないのは、逆に科学が普通の営みになりつつあるからなのでしょうか。それはそれでよいことなのでしょう。
 本書を読んで改めて思うのは、科学が解明していないことはまだまだ多いということです。そして、科学は語り口ひとつで、苦にも楽にもなるということ。
 ニュートンの科学書『プリンキピア』出版と、孤島にいた飛べない鳥ドードーが人間のせいで絶滅したのが、ほぼ同時期の出来事だったという事実を、ぼくは本書で初めて知りました。科学には未来を予測することはできません。われわれにできるのは、科学の知識を未来に役立てることだけです。3・11以降、その思いは特に強くなりました。
 知識のお手軽な百科としてではなく、知識を血肉にするお手本として本書を読んでもらえるとうれしいです。
(本稿は2006年5月4日に朝日新聞読書欄に掲載された書評原稿を改編したものです)

■次は、五十嵐沙千子 先生(人文社会系准教授)です。