『下学集』

『下学集』の図

現存諸伝本中最も原形に近い本文を有するものの一本。また「此以下和国の読 付也」と記して付してある最終葉は原本にも諸伝本にもなく本書のみにあり、 後に加えたもの。原本の成立は序文により文安元(一四四四)年と推定されて いるが、編者の東麓破衲(東山の麓の僧の意)については不明である。


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