慶應義塾大学湘南藤沢メディアセンター 事務長 小川 治之
549(207) | 545(163) | 1094(370) | |
521(184) | 514(161) | 1035(345) | |
495(218) | 446(162) | 941(380) | |
610(242) | 510(191) | 1120(412) | |
2175(851) | 2051(656) | 4190(1507) | |
164(49) | |||
186(49) | |||
24(4) | |||
23(7) | |||
30(7) | |||
424(116) | |||
124 | |||
65 |
以上のユーザグループに対して、キャンパスにはCNSとERNSの2つのネットワークシステムが構築されている。ERNSは大学院の研究教育環境として敷設された進化型研究ネットワークで、1994年の大学院開設時に稼動した。また同じ敷地内ではあるが、中等部・高等部は別のネットワークを構築している。従ってキャンパスの標準環境としてのネットワークはCNSとよばれ、主として学生、教職員をサービス対象としており、いわば電子文房具として広く日常生活に浸透している。
2−1.CNSのシステム概要
2−11.ネットワーク環境
2−12 接続台数 約670台(メディアセンター管轄マシンのみ)
メディアセンター内(オープンエリア: 200台、新オープンエリア:ラップトップコンピュータ60台)
特別教室(7個所)280台
研究個室 130台
他にラップトップコンピュータの貸し出しサービス分が約50台ある。なお、新入生を主な対象として年2回の学期初めに向けて、ラップトップコンピュータの推奨機種を選定している。
2−13.サービス概要は以下の通りである。
3.データベースサービス
キャンパスネットワークを介して、研究・教育に必要な情報をデジタル化された形で利用できる環境の実現を目指している。現在、提供されている主要データベースサービスは以下の通り。
4.映像・音像環境
SFCにおいては授業・サークル活動を始めとして、キャンパスライフの様々な局面で映像・音像メディアを扱うことが一般化している。それを支えるため、メディアセンターには貸し出し用のビデオカメラや編集のためのアナログ・デジタル機器が設置されており、利用者が気軽に使える環境になっている。また、キャンパス全体から見た場合に「見せる」ための環境として全ての教室に大型テレビやプロジェクタなどの機器が用意されている。これらの教室ではネットワークを介してのプレゼンテーションが可能であり、授業や研究会で活発に利用されている。
また、遠隔授業のためには高速な回線と大型高精細ディスプレイとを配した教室を用意している。
これらの利用ガイドとして「AVガイド」を刊行している。
5.メディアセンターの概要
キャンパスで提供されている以上述べてきた環境、サービスについてのサポートはメディアセンターを中心に行われている。
慶應義塾大学では、今後の新しい研究教育支援体制を目指して、1993年4月からこれまでの図書館組織である研究・教育情報センターと、同じく計算センター組織である大学計算センターとが組織的統合をして慶應義塾大学メディアネットを発足させ、これにより既存の4つのキャンパスでは、従来の情報センターと計算センターとを一体にしたメディアセンターが設置された。本キャンパスはこの計画に基づき一足早く開設時の1990年に発足している。
当メディアセンターではキャンパスの研究教育情報支援のために、教員および職員で構成する
a.図書委員会
b.ネットワーク委員会
c.データベース委員会
d.AV環境委員会
の4つの専門委員会を設置し、基本的な運営指針および具体的な政策提言をしている。実際の活動は専任職員を中心に、嘱託職員、外部委託社員、パートタイマーなど様々な雇用形態のスタッフで運用している。特に技術力のある学生とはコンサルタントと称するアルバイト契約をしており、ネットワークやデータベース、AVといった代表的なサービスにおける学生利用者に対するアドバイスサービスを担当している。彼らの多くはメディアセンターが刊行するリテラシー教育のテキストである、「CNSガイド」、「データベースガイド」、「AVガイド」の編集者、執筆者としても活躍している。また、とりわけ高い技術力を求められるネットワーク環境の維持のためには、有期の研究嘱託制度を設け博士課程レベルの学生などと契約を結ぶ一方、専門分野の教員との連絡を密にすることで維持されている。