グル−プ討議 (D班)
「図書館を取り巻く環境の変化に伴う、図書館職員の専門性と必要な研修について」


図書館を取り巻く環境の変化

・外部電子情報の拡大・充実

・図書館で活用する電算機技術の急激な変化

図書館員に要求される専門性

・多様な情報・ツ−ルから各利用者に的確なものを選び、アドバイスできる資質
・業務用電算機、CD−ROMサ−バなど、図書館業務を運営するために不可欠な
 電算機についての知識・技術 (新サ−ビスの提案、検討のためにも)

問題点

・定員削減・・・現場業務を維持するのにぎりぎりの状態であり、ノウハウの継承
 に支障がでるまでにいたっている。
・人事異動周期・・・3年(国立大学)という短い周期での異動では専門的能力が
 培えない。
・知識習得の機会・・・専門的知識を業務時間内に習得する時間や機会が確保しに
 くく、自己努力に頼らざるを得ない。

対応策

・個人の努力に頼るだけでなく、職員全体の資質を向上させるための研修の機会を
 ふやす。業務別・分野別の専門的経験・知識を継続的に引き継げる公的体制をつ
 くる。(館内タスクフォ−ス、ワ−キンググル−プへの参加。経験・知識の文書
 化。利用教育など、講師の自己研修にもなる。)
・専門性の高いセクションでの人事異動周期の見直し
 専門的能力を培うには長いスパンで考える必要がある。(各業務の専門性にみあ
 った基準で考える。)
・情報処理センタ−等との連携や、複数図書館(地域・分野など)による連携・協
 力や情報の交換と共有の促進。