平成30年度 講義記録
講義一覧と科目の概要
※ 講義名が太字で表示されている場合、クリックするとつくばリポジトリに登録されている
講義資料を確認することができます。(公開にあたり修正等を行っている場合があります。)
※ 以下は、講義順ではありませんのでご注意願います。 → 研修日程
講義名 | 講師名 | 講義概要 |
---|---|---|
A 図書館マネジメント総論 8科目(9コマ) | 大学図書館を取り巻く経営的環境を把握するとともに、大学図書館マネジメントに関する知識を養う。 | |
1. 大学経営の課題 | 吉武博通 (首都大学東京 理事) |
大学図書館の活動は、あくまでも大学経営の一部として捉えられなければならない。大学図書館経営の背景となる大学経営について講義する。 |
2. 大学と大学図書館 | 引原隆士 (京都大学図書館機構長・附属図書館長) |
大学や大学図書館を取り巻く現状や今後の方向性について、ステークホルダーとの関係や政策的視点から講義する。 |
3. 国立大学図書館の現状と課題 | 高橋努 (東京大学附属図書館事務部長) |
国立大学図書館の管理・運営を担う管理職の立場から、今日の大学図書館が抱えている重点課題を取り上げ、その解決に向けた取組みなどについて講義する。 |
4. 私立大学図書館の経営 | 畠山珠美 (国際基督教大学事務局長) |
私立大学図書館の経営について、アウトソーシング、予算獲得、サービスの展開等について事例をもとに実際的観点から講義する。 |
5. 大学評価と大学図書館 | 土屋俊 (大学改革支援・学位授与機構特任教授) |
国・公・私立大学(短期大学を含む)は、7年以内ごとに、認証評価機関の実施する評価を受けることが義務付けられている。その評価の実際と大学図書館がどのように評価に寄与すればよいのかを考える。 | 6. 大学図書館職員の新たな役割 | 竹内比呂也 (千葉大学副学長、附属図書館長及びアカデミック・リンク・センター長) |
日本及び海外大学図書館における図書館職員の役割、その特徴や問題点、今後の新たな役割や将来像、展望などについて講義する。 |
7. 経営学入門I・II | 佐野享子 (筑波大学准教授) |
大学図書館サービスの質を高めるために、公共・非営利マーケティング及びサービス・マーケティングの基礎知識をいかに実際の事例に応用するか、受講者とともに検討することを通じて、大学図書館経営の在り方についての理解を深める。 |
8. 自己理解・他者理解と対人ストレスマネジメント | 大塚泰正 (筑波大学准教授) |
中堅図書館職員は、図書館サービスの中心として利用者との対応でストレスに曝されるだけでなく、ミドルマネジメントの一翼を担う立場としてもストレスを感じることになる。人間関係を上手にコントロールするスキルを学ぶ。 |
B 学術情報流通等各論 10科目(10コマ) | 学術情報に関する最新の知識を講義し、大学図書館サービスのあり方を考える。 | |
1. 利用者の情報行動 | 逸村裕 (筑波大学教授) |
情報行動論の基礎的知識、教員や学生の情報行動の具体例、情報行動に配慮した図書館サービスのあり方などについて講義する。 |
2. 学術情報コミュニケーションの動向 | 佐藤義則 (東北学院大学教授) |
近年の電子情報資源への急速な移行や、機関リポジトリ、オープンサイエンス等の動向を踏まえ、今後の学術情報コミュニケーションのあり方や展望について講義する。 |
3. 大学図書館と研究支援 | 池内有為 (文部科学省 科学技術・学術政策研究所 客員研究官) |
大学図書館は大学の研究活動にどのように貢献できるのか、学術情報流通の動向や海外の事例等から、その可能性を探る。 |
4. 大学図書館に期待するもの | 寺門臨太郎 (筑波大学准教授) |
大学教員としての立場から、研究手法、研究資料の収集・活用方法、学生の指導方法等について述べると共に、大学教員が求める図書館、資料、図書館のあり方について講義する。 |
5. 大学図書館の学習支援 | 長澤多代 (三重大学准教授) |
大学図書館の学習支援のあり方について、大学での学習の変化をふまえた上での情報リテラシー教育の検討、授業と図書館利用の関連付け、教員との連携などについて講義する。 |
6. アクティブラーニングの手法 | 益川弘如 (聖心女子大学教授) |
教育の現場では、アクティブラーニング(能動的学習)への転換が大きな話題となっている。実際にアクティブラーニングを体験し、その概略を知ることで、教員や学生への支援のあり方を考える。 |
7. 図書館でのクラウドファンディング成功事例 (民間企業の取り組み) |
田島沙也加 (READYFOR株式会社) |
大学図書館運営に関連する民間企業等の最新の取り組みや、図書館運営の効率化、サービス向上の参考となる民間企業等の経営戦略・経営手法について講義する。 |
8. 新技術を活用した新たな図書館サービスの可能性 | 吉本龍司 (株式会社カーリル) |
最新の情報通信技術を活用した新たな図書館サービスの事例を学ぶことにより、これからの時代の図書館サービスのあり方や可能性について考える。 | 9. 古典資料の保存と利用 | 山澤学 (筑波大学准教授) |
大学図書館における古典資料の保存方法や利用上必要な配慮などについて講義する。 |
10. 大学図書館と著作権 | 森一郎 (東京大学附属図書館総務課長) |
大学図書館活動に関する著作権法の基本的な考え方、また、インターネットの普及や学術情報流通の変化に伴う新たな動きと今後の方向性、展望などについて講義する。 |
C 演習・班別討議 16コマ | 企画立案・遂行力、コミュニケーション能力の向上を図るための講義・演習を行い、班別討議、発表を通してその実践を行う。 |
筑波大学附属図書館トップページ >> 大学図書館職員長期研修 >> 平成30年度 研修日程
(c) 筑波大学附属図書館 voice@tulips.tsukuba.ac.jp
Last updated: 2018/9/19