医中誌Webの使い方案内テキスト版
ここは医中誌Webの使い方案内のページです。
ここでは、医中誌Webの概要、接続方法、画面の説明、検索方法、その他の検索機能の順に説明をおこなっていきます。
目次 項目をクリックするとジャンプします
1 医中誌Webとは
2 医中誌Webへの接続方法
3 検索画面の説明
4 検索方法
5 その他の検索機能について
6 最後に
1 医中誌Webとは
医中誌Webは、日本国内で発行された医学および関連領域の定期刊行物約7500タイトルに掲載された文献のデータを収録したデータベースです。
収録範囲は1983年以降から現在までで、毎月1日と16日の2回、データが更新されます。
また、学外からもアクセスできるようになっています。利用後は必ず正式な手順でログアウトしてください。
2 医中誌への接続方法
学内にいる場合は、理療科の方のページ の「データベース」の中にある「医中誌Web」をクリックします。
学外にいる場合は、リモートアクセスを通じてアクセスする必要があります。
まず、理療科の方のページの「データベース」の中にある「データベース一覧」をクリックします。
移動先の画面ではたくさんのデータベースがリスト形式で表示されています。この中で「医学・生物学」の項目にある医中誌Webを見つけます。
医中誌Webの右隣に表示されているRのアイコンをクリックすると、図書館のIDとパスワードの入力を求められます。入力と認証を行えば、学内にいるときと同じように接続することができます。
3 検索画面の説明
画面左側には「論文検索」など複数の検索画面項目が並んでいます。ログインした直後の初期設定では「論文検索」が選ばれた状態になっています。
画面上部に、検索語入力欄があり、その右に検索ボタンがあります。キーワードなどを入力して検索ボタンをクリックすると、検索が始まります。
この検索語入力欄のすぐ左には検索対象を指定するためのプルダウンボタンがあります。クリックすると、「すべて検索」、「著者名」、「収載誌名」といった項目が並んでおり、いずれかを選択できるようになっています。最初は「すべて検索」が選ばれています。これは医中誌に収録されている論文データ中のすべての項目を検索対象としています。収載誌名とは、その論文が収録されている雑誌のタイトル名のことです。
検索語入力欄の下には、「辞書参照」機能があります。この機能では、思いついたキーワードから医中誌Webに登録された語を調べることができます。参照する辞書は、「収載誌名」「統制語」「所属機関名」の3種類で、クリックすると検索語入力欄が開きます。それぞれ参照結果をもとに論文検索が行えます。
「辞書参照」の下には「絞り込み条件」としてあらかじめ検索対象を限定するための条件が表示されており、必要に応じて条件が書かれたボタンをクリックすることで設定ができます。
(例)
- 「抄録あり」にチェック:抄録があるものに限定する
- 論文の種類やエビデンスの強さに応じた文献情報に絞り込む など
この「絞り込み条件」の左下にはおすすめコンテンツがあり、[クイックガイド・検索ガイド] のリンクから、医中誌Webの使い方をまとめたPDFのダウンロードができるようになっています。
また、この検索画面は画面最上部のタブで「シソーラスブラウザ」「クリップボード」へと切り替えができます。これらの機能については後で説明します。
このほか、画面の一番右上端の部分には、左から順に次の項目が並んでいます。
- HELP:医中誌Webの使い方案内
- お問い合わせ:医中誌ヘルプデスクへの問い合わせ窓口
- My医中誌:利用者がEメールアドレスを登録することで医中誌Webの環境を好みに合わせてカスタマイズできる機能
- ログアウト:終了するときにクリックするリンク
これらのリンクはこの後の検索画面上部右端にも常に表示されます。
4 検索方法
検索語入力欄に思いついた単語を入力して検索をしてみましょう。2,3語入力して検索するのがおすすめです。複数の語をスペースで区切って入力すると、全ての語を含む文献データを検索します。
医中誌Webには、「医学用語シソーラス」という統制語辞書が備わっています。このシソーラス用語は、収録している文献データの内容に応じて複数付与されることで、その内容を表しています。つまり、ヒットした文献データのシソーラス用語をチェックすれば、その文献が論じているテーマを知ることができるわけです。
医中誌Webでは、検索時に入力したキーワードを文字列検索してくれるだけでなく、自動的にシソーラス用語へ導き、そのシソーラス用語が付与されている文献データも検索結果として出してくれます。そのため、ノイズや漏れの少ない、効率的な検索が可能です。
検索結果の見方に移ります。
単語を入力して検索ボタンをクリックすると、検索結果一覧の画面が表示されます。
画面上部には、先ほどの検索語入力欄がそのまま残ります。この検索結果にさらに検索語をかけあわせたい時には、別の語を加えた上で検索ボタンをクリックすれば良いわけです。その下の「検索履歴」に表示される文字列は、実際にデータベース内で実行された検索式と、その右端にヒットした件数が表示されます。
検索を繰り返すと検索履歴の行は増えていき、検索履歴エリア右下の、四角の中にななめ矢印が描かれたアイコンをクリックすると、最新の検索履歴のみを表示することができます。
検索式の中で、単語の後に/THと表示されているものはシソーラス用語を検索、/ALとなっているものは、入力した語を、論文タイトルやAuthor(著者名)、Abstract(抄録)等、すべての検索対象項目に対して検索したことを表します。
実際の検索結果の文献データはこれらの下にあります。
画面左にある「絞り込み条件」も、この検索結果を様々な角度から絞り込むのに使うことができます。
新しく検索をやり直したいときは、検索ボタンの右にある、「×」ボタンをクリックして検索語を入力し直します。
検索履歴の下に、「すべてチェック」という表示で始まるエリアがあります。ここからが検索結果一覧の文献データのエリアです。
検索結果は、簡易表示、新しい順、30件、という初期設定で表示されます。各項目名の右にあるプルダウンメニューで、検索結果の表示内容、件数、順番が変更できます。
これらのメニューの右上に印刷、ダウンロード、メールその他のアイコンがありますが、これらは検索結果の中で必要な文献のチェックリストをクリックして選択してから利用します。これらのアイコンは検索結果の文献データの下にもあり、スクロールした画面の下からでも利用ができるようになっています。
ページに表示されているものをすべて選択したり選択をはずしたりすることもできます。それには、アイコンの左にある「すべてチェック」のチェックボックスを使います。アイコンの下の「表示内容の変更」の下からが、検索結果一覧の個々の文献データになります。
検索結果一覧の各文献データでは、上から順に次のような情報が表示されます。
- 選択のためのチェックボックス
- 論文タイトルと論文の種類
- Author:著者名
- Source:論文が収録されている雑誌のタイトルや巻号、頁、年など
- 10ケタの文献番号、DOI
- 抄録がある場合は抄録の一部
- 所蔵確認ボタン:本学附属図書館の蔵書検索のためのアイコン
- Tulips Linkerボタン:文献複写を依頼するための入り口
- その他のリンクアイコン:ここから本文を入手できる場合もあります
論文タイトルをクリックすると、この文献データの詳細を見ることができます。詳細画面には、先ほどの一覧で表示されたものに加え、次の情報も表示されます。
- 論文情報
- シソーラス用語
- 医中誌フリーキーワード:シソーラス用語ではないが重要な語として付されたもの
- チェックタグ:検索の対象。主に年齢や動物の種類など
- Abstract:内容の要約。抄録という。医中誌WebにはAbstractの無い文献もある
詳細画面の上下には、先ほどの検索結果一覧と同様に印刷、ダウンロードその他のアイコンが設けられています。
検索結果を見して、欲しい文献が見つかったら、まずはその論文を収録している雑誌の書誌情報をチェックしましょう。論文入手に必要な基本情報です。
次に「所蔵確認」のボタンをクリックして、本学附属図書館での所蔵の有無を確認します。「所蔵確認」のほかの他のデータベースへのリンクアイコンもクリックしてみましょう。「J-STAGE」や「Cinii本文あり」のアイコンがあった場合、クリックすると本文が画面上で閲覧できることがあります。
画面上で本文を閲覧できなかった場合の入手方法についてもご紹介します。
「所蔵確認」のボタンをクリックして、“一致する資料はありません”と表示されたら、この文献が、筑波大学附属図書館にはない雑誌に収録されていると考えられます。また、ヒットしても、大塚図書館にない雑誌の文献であるケースもあるでしょう。その場合は、医中誌Webの詳細画面に戻って「Tulips Linker」のボタンをクリックします。すると、新たなタブで「Tulips Linker」の画面が立ちあがり、画面下部にある「学外文献複写(私費)を申し込む」から、論文のコピーの取り寄せ依頼を行うことができます。
検索結果画面からの操作が難しい場合は、論文タイトルと著者名等の情報をお知らせいただければ、お取り寄せの手配をお手伝いいたします。
「Tulips Linker」の画面には、複写申込のほか、フルテキストへのリンクなど他にも便利なリンクがあります。フルテキストへのリンクは、本学契約の電子ジャーナルに該当する場合に表示され、クリックすると画面上で本文が閲覧できるので、見つけたときはぜひお試しください。
5 その他の検索機能について
検索に関連する機能のタブについての説明です。検索画面左に「論文検索」「書誌確認」「ゆるふわ検索」「書籍検索」「PubMed」が、検索画面上部には「シソーラスブラウザ」「クリップボード」を切り替えるタブがあります。既に触れたように、最初は「論文検索」が選ばれていますが、他の検索機能について紹介します。
- 書誌確認画面:雑誌名やその巻・号、著者名など書誌情報の一部から、論文を探し当てることができます。
- ゆるふわ検索:検索ボックスに文章を入力して検索することができます。医学文献に不慣れな方や、検索キーワードが思いつかないなど検索に慣れていない方におすすめです。
- 書籍検索:電子書籍サービスにて提供されている電子書籍の情報が検索できます。
- PubMed:世界中の医学分野の雑誌論文を検索できるデータベースPubMedのデータを、日本語で検索することができます。
- シソーラスブラウザ:自分の入力したキーワードに合致するシソーラス用語を探すことができ、さらにそれを使って検索へと進むことができます。
- クリップボード:検索しながら、検索結果で必要な文献データをためておける一時保存機能です。検索結果の中でチェックを入れて文献を選択の上、文献データのエリアの上下にある「クリップボード」のアイコンをクリックすれば、セッション中ここにためていくことができます。こうしてためた文献データは最後にダウンロードなどするために使います。ログアウトすると消えてしまいます。
6 最後に
医中誌Webの利用が終わったら、画面右上の「ログアウト」ボタンをクリックしてください。
医中誌Webにはこちらに書いたことの他にもたくさんの機能があります。上で説明しましたHELPのリンクからもそれらを知ることができます。
ご不明な点はお気軽に大塚図書館までお問い合わせください。
電話 03-3942-6818
メール ill-otsuka@tulips.tsukuba.ac.jp
(c) 筑波大学附属図書館 Mail:voice@tulips.tsukuba.ac.jp Tel:03-3942-6818
Last updated: 2023年7月6日