PsycINFO(サイコインフォ)の使い方案内テキスト版 ここは、心理学文献データベース、サイコインフォの使い方案内のページです。 ここでは、サイコインフォの特徴、接続方法、画面の説明、検索方法について説明をおこなっていきます。 目次 1.サイコインフォの特徴。 2.サイコインフォへの接続方法。 3.サイコインフォの画面の説明。 4.キーワードの入力ルールとヒント。 5.検索のやり方 基本編。 5の1.キーワードの基本的な入力方法。 5の2.検索結果画面の説明。 5の3.詳細な論文情報画面の説明。 5の4.絞り込みの使いかた。 6.検索のやり方 上級編。 6の1.フィールドを指定した検索。 6の2.検索オプションを使用した検索。 6の3.シソーラスを利用した検索。 6の4.検索履歴の確認と活用。 7.検索した論文情報データの出力方法。 8.個人アカウントの活用。 9.おわりに。 以下より説明を始めます。 1.サイコインフォの特徴 心理学文献データベース、サイコインフォ は、アメリカ心理学会(通称APA)の作成する、心理学と、医学・精神医学、看護学、教育学等の心理学関連領域における包括的な論文情報データベースです。 収録対象は、50か国29言語の学術雑誌、書籍、学位論文、引用文献情報などです。 学術雑誌は2000誌以上を収録しています。 収録雑誌リストは、APAのウェブサイトから確認することができます。APAのウェブサイトはこちらをクリック。 収録範囲は、1800年代以降のものからあり、更新頻度は毎週です。 2.サイコインフォへの接続方法 学内から接続するとき 1.理療科教員養成施設の方のためのページを開きます。 2.データベースの項目の中、「サイコインフォ」をクリックします。 3.そのまま接続することができます。 学外から接続するとき 1.理療科教員養成施設の方のためのページを開きます。 2.データベースの項目の中、「データベース一覧」をクリックします。 3.教育・心理学分野の中に、「APA PsycINFO」と書かれたテキストリンクがあるので、タイトルの右隣にあるRアイコンをクリックします。 4.図書館Webサービスのログイン画面が表示されます。 5.縦に2つ並んだボックスのうち、下にある水色のボックスをクリックします。 6.図書館のIDとパスワードを入力すると、接続できます。 3.サイコインフォの画面の説明 接続が成功すると、詳細検索の検索画面が立ち上がります。 ここでは、簡単に画面の説明をします。 画面最上部には、ナビゲーションバーがあります。 画面上部の中央には、キーワードを入力する検索窓が縦に3つ並んでいます。 それぞれの検索窓の右隣には「フィールドの選択(オプション)」プルダウンメニューがあります。 上から2番目以降の検索窓、左隣には「AND・OR・NOT」を選択できるプルダウンメニューがあります。 1番うえの検索窓の右隣には、検索ボタンがあります。 キーワードを入力して検索ボタンをクリックするか、Enterキーを押すと検索が始まります。 うえから2番目の検索窓の右隣には、入力した内容を消すクリアボタンがあります。 うえから3番目の検索窓の右隣には、検索窓をさらに増やしたり、反対に減らしたりできる「プラス」と「マイナス」ボタンがあります。 検索窓左下には左から順に基本検索、詳細検索、検索履歴のボタンがあります。 画面下部に並んでいる検索オプションについては、後ほど説明します。 4.キーワードの入力ルールとヒント 具体的な検索方法の前に、サイコインフォにおけるキーワードの入力ルールと論理演算子について説明します。 キーワードの基本的な入力ルール 1.キーワードは必ず英語で入力する。 2.大文字と小文字の区別はない。 3.基本的に単数形と複数形、アメリカ英語とイギリス英語の区別はない。 4.複数の単語をフレーズとして入力したいときは、""(ダブルクォーテーション)で囲んで入力する。 完全一致検索といいます。 (例)高齢化社会と調べたいとき。= "(ダブルクォーテーション)aging society"(ダブルクォーテーション)。 5.ある単語を語尾をあいまいに検索したい場合、キーワードの最後に*(アスタリスク)をつけて検索する。 (例)teach*(アスタリスク)と入力して検索すると、teach、teaching、teacherなども同時に検索される。 6.検索語の完全な綴りが分からない場合、?(クエスチョンマーク)やシャープ記号を1文字の代わりに使うことができる。 基本的な入力ルールは、以上の6つです。 論理演算子の活用 また、2つ以上のキーワードを組み合わせて検索する場合は、必要な条件を論理演算子(AND/OR/NOT)を用いて指定することができます。 論理演算子を使い、複数のキーワードを繋いで検索することで、検索の範囲を狭めたり、広げたりすることができます。 論理演算子の性質は次の通りです。 ・「AND」は、2つのキーワードの両方を含む文献を検索します。 ・「OR」は、2つのキーワードの少なくとも1つを含む文献を検索します。 ・「NOT」は、始めのキーワードは含むが、あとのキーワードは含まない文献を検索します。 ・基本的に検索は入力した順に実施されます。 ・ただし論理演算子には優先順位があり、ANDと NOTのほうがORよりも優先されます。 ・括弧()を使用した場合、括弧()で囲まれたキーワードから順に検索します。 5.検索のやり方 基本編 それでは、具体的な検索方法の説明に移ります。 サイコインフォに接続したときはじめに立ち上がるのが詳細検索の画面になります。 そのため、ここでは詳細検索画面の使い方について主に説明します。 5の1.キーワードの基本的な入力方法 検索をするときは、画面上部の検索窓にキーワードを入力します。 検索用語を入力すると、オートコンプリート機能によってキーワードの候補が自動的に表示されます。 また、2つ以上の検索語を組み合わせて検索したい場合には、検索窓1つにつき1フレーズを入力します。 このとき、検索窓左隣にあるプルダウンから、「AND」、「OR」、「NOT」を選択することで検索語の関係を指定できます。 初期設定では「AND」になっています。 キーワード入力後、検索ボタンをクリックするかキーボードのEnterキーを押すと、検索が始まります。 それでは、実際に検索をして検索結果画面を見てみましょう。 例として、「うつ病患者に対する音楽療法について書かれた文献を探したい」という場合には、「うつ病」を示す英単語「depression」と、「音楽療法」を示す英単語「music therapy」を組み合わせて検索します。 1つ目の検索窓に「depression」、2つ目の検索窓に「music therapy」を入力し、論理演算子は「AND」のままで検索してみましょう。 5の2.検索結果画面の説明 5の1での例をもとに検索結果画面について説明します。 検索結果は、検索窓の下に表示されます。 スクロールダウンすると、画面下部にリスト形式で、検索結果が表示されます。 検索結果リストの左上には、検索でヒットした全論文数が表示されています。 検索結果リストの右上には、3つのタブが並んでいます。 左から順に「関連度」、「ページオプション」、「共有」です。 「関連度」は、検索結果の表示順を示しており、初期設定では「関連性の高い順」に表示している、ということを示しています。 表示順を変更したい場合は、タブをクリックし、希望の表示順を選択してください。 「関連度」以外に、「日付」、「著者」、「資料タイプ」で並び替えが可能です。 「ページオプション」では、結果の表示形式を変更できます。 初期設定では、1件の検索結果につき、タイトルと簡単な論文情報が表示されています。 また、検索結果リストの左側には「検索結果の絞り込み」フィールドが表示されています。 こちらは後ほど詳しく説明します。 検索リストについて、検索結果1件ごとにタイトル、論文情報、引用文献数、他の検索サイトへ繋がるリンク、が表示されています。 リンクの欄に「全文へのリンク」、「HTML全文」、「PDF全文」というリンクがある論文は、Webじょうで本文を公開している論文です。 また、タイトルの最後に、鍵を開けたようなマーク「オープンアクセスマーク」がある論文もWebじょうで本文を公開している論文となります。 論文のタイトルをクリックすると詳細な論文情報の画面を開くことができます。 それでは、一番うえの論文のタイトルをクリックして詳細な論文情報画面を開いてみましょう。 5の3.詳細な論文情報画面の説明 詳細な論文情報画面の中央部分には、選択した論文について、著者名、雑誌名、出版社、キーワード、抄録など様々な情報が縦に並んで表示されています。 論文情報の全項目のうち、中央あたりにある項目「サブジェクト」では、「この論文が何について書かれているか」を示しています。 特に主要な主題を表すサブジェクトにはアスタリスク(*)が付いています。 サブジェクトのリンクをクリックすることで、同じサブジェクトが付与されている、つまり似たようなテーマを扱っている論文の検索画面にとぶことができます。 また、タイトルの横に「オープンアクセスマーク」がある論文や、「全文へのリンク」がある論文については、下から3つ目の「デジタル オブジェクト ID」という項目のリンクをクリックすると、全文PDFを公開しているサイトへとぶことができます。 さらに、「HTML全文」というリンクがある論文については、論文情報の最後に本文がそのままの形で掲載されています。 本文の左上には「Listen」ボタンがあり、クリックすると論文を読み上げてくれます。 また、タイトルの左上にある「言語選択」タブから言語を選択し、右横にある「翻訳」ボタンをクリックすると、本文について、選択した言語に翻訳して表示することができます。 ただし、翻訳後の論文を読み上げることはできません。 論文情報画面左側には、検索結果リストでも表示されていたリンクが縦に並んでいます。 これらのリンクをクリックすることで筑波大学図書館の蔵書検索や、cinii books(サイニーブックス)、Tulips Linker(チューリップス リンカー)などの他の検索サイトや、本文全文が掲載されたサイトなどへ直接とぶことができます。 また、「PDF全文」のリンクからは本文ファイルのダウンロードが可能です。 論文情報画面右側のフィールドには、便利な機能ツールが並んでおり、上から順に次の通りです。 ・Google Drive ・OneDrive、 選択した論文記事情報をGoogle DriveやOneDriveに保存 ・フォルダに追加、 選択した論文記事情報をフォルダに保存。フォルダの使いかたについてはこちらをクリック。 ・印刷、 選択した論文記事情報を印刷 ・電子メール、 選択した論文記事情報を電子メールで送信 ・保存、 選択した論文記事情報を保存 ・引用、 選択した論文記事情報を引用形式別に表示 ・エクスポート、 選択した論文記事情報を外部に出力。エクスポートについての詳しい説明はこちらをクリック。 ・ノートの作成、 選択した論文記事に任意のノートを追加 ・パーマリンク、 選択した論文記事情報のURLを表示 5の4.絞り込みの使いかた 検索結果画面に戻ります。画面左側に「検索結果の絞り込み」フィールドが表示されています。 ここでは、全文リンクがあるかどうか、出版時期、主題、ジャーナル、出版物のタイプなど、必要な条件を指定することで検索結果をさらに絞り込んで再検索することができます。 絞り込み画面の一番うえには、現在適用されている検索条件が表示されています。 その下には絞り込みの様々な条件が並んでおり、基本的には各項目の左にあるチェックボックスにチェックすることで絞り込みをすることができます。 絞り込みの条件は、1つ加えるたびに、自動で再検索が行われます。 この時、画面の切り替えによる表示変更があるのでご注意ください。 また、初期設定では絞り込み条件の見出しのみ表示されていて、項目はしまわれています。 その場合は、見出しを一度クリックすることで、各項目が表示されるようになります。 見出しは全部で13あります。 それでは各項目について上から順に説明します。 見出し1.限定条件。:限定的な条件、出版時期で絞り込みができます。 項目1.全文へのリンク。 項目2.参考文献あり。 項目3.オープンアクセス。 以上項目1から3の条件を加えたい場合は、それぞれの項目の左にあるチェックボックスにチェックします。 項目4.出版時期。:出版年を範囲指定できます。数字入力による指定です。 見出し2.ソースタイプ。:学術専門誌、書籍、学位論文、電子コレクションなど出版物のタイプで絞り込みができます。 見出し3.出版物。:発行元のジャーナルで絞り込みができます。 見出し4.サブジェクト:大見出し。: シソーラスで下位の主題も含んで絞り込みができます。  補足: シソーラスとは、語句を意味てきに分類し、類義語、上位語、下位語などの関係を記述した辞書のようなもののこと。主題とは、すべての論文にそれぞれ振られているサブジェクトのこと。 見出し5.サブジェクト。:シソーラスで上位の主題について絞り込みができます。 見出し6.出版社。:掲載雑誌の出版社ごとに絞り込みができます。 見出し7.言語。:論文が書かれた言語ごとに絞り込みができます。 見出し8.年齢層。:研究対象としている年代ごとに絞り込みができます。 見出し9.性別。:研究対象としている性別ごとに絞り込みができます。 見出し10.分類。:論文の主とする学問分野ごとに絞り込みができます。 見出し11.方法論。:論文の研究手法ごとに絞り込みができます。 見出し12.テストと測定。:論文で用いられた評価尺度ごとに絞り込みができます。 見出し13.研究対象群。:入院患者か外来による患者か、など、より細かい研究対象群ごとに絞り込みができます。 基本的な検索方法の説明は以上です。 6.検索のやり方 上級編 基本的な検索方法を踏まえて、より正確に、求める文献を検索するテクニックを紹介します。 6の1.フィールドを指定した検索 入力したキーワードが含まれるフィールドを限定することで、高効率かつ高精度な検索ができます。 フィールドを指定する方法は2つあります。 1つ目は、検索窓の右側にあるプルダウンメニューから、フィールドを選んでクリックする方法です。 2つ目は、キーワードの前に、フィールドを示すアルファベット大文字2文字のタグを入力する方法です。 よく使用される代表的なフィールドを7つ紹介します。 タグ: A U、フィールド:著者 タグ: A F、フィールド:著者の所属 タグ: A B、フィールド:抄録 タグ: T I、フィールド:タイトル タグ: T X、フィールド:論文全文 タグ: S O、フィールド:出版物 タグ: S U、フィールド:論文記事の主題 フィールドを活用した検索として、例えば、フィールドを「AF」で指定し、「University of Tsukuba」と入力して検索をすると、筑波大学所属の研究者が書いた論文を検索することができます。 また紹介したフィールド以外にも、分類や年齢グループ、方法論など多くのフィールドがあるので、試してみてください。 6の2.検索オプションを使用した検索 詳細検索を行う際に、キーワード入力に加えて検索オプションを使用すると、より正確な検索ができます。 必要に応じてチェックボックスにチェックをいれるか、スクロールダウンメニューをクリックすることで設定できます。 詳細検索画面の検索窓のした、画面中央から下部に検索オプションフィールドがあります。 検索オプションフィールドの右上にはリセットボタンがあり、クリックするとすべての条件をリセットできます。 検索オプションには「検索モードおよび拡張」と「検索条件の限定」という2つの種類があります。 検索オプションフィールドの上部にあるのが「検索モードおよび拡張」です。 ここでは、1つの検索窓に2単語以上入れた場合に「スペースに自動的に"AND"を入れて検索」するモードや、キーワードではなく「文章を入れて検索」するモードなど、特定の検索モードに変更することができます。 また、「関連語を適用する」や、「記事全文も検索」などの検索範囲を広げる検索オプションを設定することができます。 画面下部のフィールドでは「検索条件の限定」ができます。 「全文へのリンク」や、「オープンアクセス」などの項目にチェックをいれると、特定の条件をもつ論文に限定して検索をすることができます。 また、出版物タイプや論文の書かれた言語、年齢層などでも条件を設定することができます。 各項目ごとに選択肢がスクロールダウンできるので、指定したい条件をクリックすることで選択できます。 条件をすべて選択できたら、画面の一番右下にある「検索」ボタンをクリックすることで検索が始まります。 6の3.シソーラスを利用した検索 シソーラスとは、データベース作成機関が作成する、各論文に付与する主題を表すキーワードがまとめられた辞書のことです。 言葉の同義語や、意味上の類似・包含関係などが整理・分類された「統制語(別名:シソーラス語)」が掲載されています。 サイコインフォでは、APA作成による心理学索引用語シソーラスを採用しています。 論文検索、論文詳細にあるサブジェクトが各論文に振られた統制語です。 シソーラスを理解することで、検索漏れを防ぎ、より効率的な検索が可能です。 それでは、実際に検索をおこなってみましょう。 シソーラスの調べ方 まず、検索画面最上部にあるナビゲーションバーの中で、左から2番目にある「APA心理学索引用語シソーラス」をクリックしてください。 画面左側に新しく出てきた検索窓では、検索したい言葉が、どのような統制語で登録されているかを調べることができます。 例として、自閉症(英語表記:Autism)について検索しましょう。 検索窓に「Autism」と入力し、検索ボタンをクリックするか、Enterキーを押して検索します。 関連する統制語が、画面下部に一覧で表示されます。 検索結果を見てみましょう。 検索結果の一番上には「Autism Use Autism Spectrum Disorders」と表示されています。 この検索結果における「Autism」 Use 「Autism Spectrum Disorders」とは、サイコインフォでは自閉症を示す統制語は「Autism」ではなく、「Autism Spectrum Disorders」として登録されていることを示しています。 つまり、論文中での英語表記に関わらず、自閉症を主題として扱っている論文には、データベース内では「Autism Spectrum Disorders」とタグづけされて管理されているということです。 そのため、シソーラスを利用して自閉症に関する論文を検索したい場合は、「Autism Spectrum Disorders」を使用して検索をします。 このように、統制語ではないキーワードで検索すると、同義語として登録されている統制語に案内されます。 統制語は、下線が引かれ、リンクの付いた青い文字になっています。 それでは、Useの後ろにある「Autism Spectrum Disorders」をクリックしてみましょう。 そうすると、統制語としての「Autism Spectrum Disorders」にとぶことができます。 さらに、もう一度「Autism Spectrum Disorders」をクリックしてみましょう。 そうすると、統制語の詳細情報にとぶことができます。 この画面では、「Scope Note:用語の定義」、「Broader Terms:上位語」、「Narrower Terms:下位語」、「Related Terms:関連語」、「Use for:同義語」を確認することができます。 上位語や関連語などの中で気になる統制語があれば、クリックすることで詳細情報画面にとぶことができます。 シソーラスを使った検索のやり方 それでは、例として、先ほど検索した統制語「Autism Spectrum Disorders」を検索に使う方法を説明します。 まず、検索に使いたい統制語の左横にある四角いチェックボックスにチェックを入れます。 次に、下位語を含めた検索をするために、統制語の右にある拡張の欄のチェックボックスにチェックを入れます。 シソーラスの検索窓の下にある追加のボタンをクリックします。 画面上部にある検索窓に「DE "Autism Spectrum Disorders" OR DE "Autistic Traits"」というキーワードが追加されます。 この状態で検索ボタンをクリックすると、入力されたシソーラスに基づいて「Autism Spectrum Disorders」に関する論文の検索を行うことができます。 また、複数のシソーラスを指定して検索を行いたい場合は、追加したい統制語の横にあるチェックボックスにチェックを入れ、追加ボタンをクリックすることでキーワードを追加できます。 はじめから複数個チェックを入れて追加ボタンをクリックしてもすべてのキーワードを追加できます。 このように複数のシソーラスを使用する場合は、シソーラス同士の関係を演算子で指定します。 演算子は追加ボタンの左横にあるタブから選択できます。 初期設定では「OR」になっています。 6の4.検索履歴の確認と活用 サイコインフォでは、これまでに行った検索の履歴を使って新たに検索をすることも可能です。 詳細検索画面や、検索結果画面上部の検索窓のした、左から3番目に「検索履歴」というタブがあります。 これをクリックすると、すぐ下にこれまでの検索に使用した検索式の表が表示されます。 この検索履歴から条件を組み合わせて再検索する方法が2つあります。 1つ目は、組み合わせたい検索履歴にチェックを入れ、「AND/ORを使用して検索」をクリックする方法です。 表の一番左側にチェックボックスがあるので、そこにチェックを入れてください。 その後、表の一番うえの段に、左から「ANDを使用して検索」か、「ORを使用して検索」のボタンがあるので、どちらかをクリックしてください。 2つ目は、組み合わせたい検索履歴の検索IDを使って検索式を直接入力する方法です。 検索履歴表のチェックボックスの右隣に検索IDが表示されています。例えば、「S1」や、「S2」などです。 確認できたら、通常の検索窓に、「S1 AND S2」のように、組み合わせたい検索履歴の検索IDを、論理演算子でつないだ検索式を入力し、検索を行ってください。 7.検索した論文情報データの出力方法 検索した論文情報データを出力する方法についてご説明します。 検索をし、検索結果リストから出力したい論文のタイトルをクリックして、詳細な論文情報画面を開きます。 画面右側のツール一覧の上から8個目にあるアイコン「エクスポート」をクリックします。 すると、画面中央にある論文情報の上部にエクスポート マネージャーが表示され、出力するファイル形式を選択できます。 ファイル形式には、RIS形式、XML形式などの他、Refworksなどの文献管理ソフトへの直接出力も指定できます。 ファイル形式を指定したら「保存」ボタンをクリックすることで出力できます。 また、複数の論文情報データをまとめて出力したいときは、すべての論文を一度フォルダに追加する必要があります。 論文をフォルダに追加するには、詳細な論文情報画面、右側のツール一覧の上から3個目にあるアイコン「フォルダに追加」をクリックします。 すると、画面最上部にあるナビゲーションバーの、右から5個目のアイコン「フォルダ」に追加されます。 また、検索結果画面から、検索結果リストの各論文タイトル右横にあるアイコン「フォルダ」をクリックすることでも追加することができます。 出力したい論文すべてをフォルダに追加できたら、ナビゲーションバーのアイコン「フォルダ」をクリックし、開きます。 画面中央にある論文リストの上部に表示されている、「すべて選択」と書いてあるチェックボックス、もしくは、各論文タイトルの左側にあるチェックボックスにチェックすることで出力範囲を指定できます。 出力範囲を選択したら、画面右側のアイコン「エクスポート」をクリックし、その後は先ほど説明した1つの論文情報を出力するのと同様の手順で出力することができます。 8.個人アカウントの活用 個人アカウント(MyEBSCO)を作成すると、検索結果、検索式の永続リンクの保存や、検索アラート、雑誌アラートの設定などの機能を利用でき、データベースをより効果的に使うことができます。 新規アカウント作成、サインイン アカウントは無料で作成することができます。 ナビゲーションバーの右から6番目にある「サイン イン」をクリックして、サインイン画面を開きます。 アカウントを新規作成する場合は、サインイン画面の「アカウントの作成」をクリックしてアカウント作成画面に入ります。 利用できる機能 ・検索アラート。 設定した検索式の結果に対して、新しい情報が追加された際、電子メールによるアラート、つまり、追加情報のお知らせを受け取ることができます。 <アラート設定のやり方。> 設定したい検索結果の一覧画面で、リストの右上にある共有タブをクリックしてください。 「アラートの作成」項目にある「電子メールアラート」をクリックして、必要な情報を入力してください。 最後に保存ボタンをクリックします。 また、検索履歴リストから、設定したい検索式にチェックを入れ、リスト上にある「検索履歴/アラートの保存」をクリックして設定することも可能です。 アラートを設定する前にサインインが必要です。 設定したアラートの確認や削除は、フォルダ画面内の左側にある検索アラートからできます。 ・雑誌アラート。 特定の雑誌に新しい情報が追加された際、電子メールによるアラートを受け取ることができます。 <アラート設定のやり方。> 設定したい出版物の詳細情報画面を開き、画面右上の「共有」をクリックしてください。 「アラートの作成」項目にある「電子メールアラート」をクリックすると、検索アラートと同じような作成画面が開くので、必要情報を入力してください。 ・カスタムフォルダ。 書誌情報・検索式・アラート等をフォルダに保存することができます。 保存した情報は、ナビゲーションバーにあるアイコン「フォルダ」をクリックすると閲覧することができます。 また、好きな名前をつけてフォルダを作成し、情報を振り分けて整理することができます。 9.おわりに サイコインフォをもっと使いこなしたい方は、講習会へぜひご参加ください。 また、サイコインフォの使い方についてご不明な点があれば、大塚図書館までお気軽にお問い合わせください。  電話 03-3942-6818  メール ill-otsuka@tulips.tsukuba.ac.jp 最終更新日:2024年12月18日