『SAT(構造化連想)法による教育プログラムが自己イメージ、運動自己効力感、運動行動の変容段階、身体活動量、およびストレス反応に及ぼす効果 : 女子中学生を対象として』
窪田辰政 著
静岡新聞社, 2024【分類 780.14-Ku14】
【コメント】
メンタルヘルスの悪化に対する改善に効果的とされる身体活動の習慣化には「行動変容技法」が挙げられる。筆者は、行動変容技法の研究において本書に示すSAT法に着目している。
また、その活用方法について運動指導の現場や時間に限らず様々な場面を想定し、取り上げている。さらに、本書に示す理論やモデルは、専門知識の有無に関わらず、誰もが利用でき、少ない回数で効果が期待できる。日々の生活の上でポータブルに活用し役立てることで、セルフケアに繋がるメソッドの定着がなされると幸いである。ぜひ手に取り、一読してほしい一冊である。
(体育スポーツ局 窪田 辰政)