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教員著作紹介コメント(Timur Dadabaev先生)

Timur Dadabaev先生(人文社会系)よりご著書の紹介コメントをいただきました。(2016/04/08)

【本の情報】
『Identity and memory in post-Soviet Central Asia』Timur Dadabaev著. Routledge, 2016 【分類229.64-D12 】

【コメント】
本書はソ連時代を生きた中央アジア・ウズベキスタンの高齢の人々に対しインタビューを実施し、彼らの過去の出来事の記憶を通して彼らの歴史のみならず現在に対する考え方を明らかにすることを目的とする。本書は各章を通して特に中央アジア・ウズベキスタンにおけるソ連時代と その後のイデオロギー、政治、民族、宗教、ソ連時代に対するノスタルジーと地域社会の変容を分析する。
ソ連時代の記憶は、ソ連解体から20年を経た現代においても、現代史の理解や人々のアイデンティティにおいて重要な意味を持っている。人々の記憶は、ソ連史学や新独立国家のナショナル・ヒストリーにおける現代史認識や叙述を相対化する史料となりえるとともに、語り手が現在持っているアイデンティティの表現でもある。ソ連時代の記憶は今記録しておかなければ、永久に失われることは明らかであり、ここに本書の意義と緊急性がある。

Timur Dadabaev, Identity and Memory in Post-Soviet Central Asia:
Uzbekistan’s Soviet Experience, Oxon: Routledge, 2015, pp.256.
https://www.routledge.com/Identity-and-Memory-in-Post-Soviet-Central-Asia-Uzbekistans-Soviet-Past/Dadabaev/p/book/9781138493353(外部サイト)

目次など詳細は以下をご覧下さい
https://www.academia.edu/7897732((外部サイト)