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教員著作紹介コメント(徳田 安春先生)

徳田 安春先生(附属病院水戸地域医療教育センター)よりご著書の紹介コメントをいただきました。(2011/02/14)

【本の情報】
『バイタルサインでここまでわかる! : OKとNG (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ ; 3)』  徳田安春著.カイ書林 , 2010.8【分類492.1-To35】

【コメント】
バイタルサインは、患者の生死にかかわる急性期医療の領域で非常に重要なテーマであることから本書の出版を企画しました。

本書のコア部分では、症例に基づいた解説を行いました。「症例提示→研修医の判断→指導医のフィードバック→ポイントと解説」で1つのセットとしました。血圧低下とショックの鑑別診断に加え、脈拍や体温の異常値の解釈や、診療所や在宅医療でも役に立つバイタルサインの「裏技集」も盛り込みました。第五のバイタルサインとしての静脈圧についても詳しく取り上げました。

また、本書では呼吸数の評価の有用性について多くの症例を紹介しました。呼吸数は、「脱水VS敗血症」の鑑別のポイントにもなります。呼吸数の把握の無い状態で、SpO2や血液ガス分析データの正しい解釈はできません。

本書ではまた、特別企画として、聖路加国際病院理事長・名誉院長の日野原重明先生とのバイタルサインについての会談内容も盛り込みました。バイタルサインの歴史的意義に加え、オスラー先生の回診のあり方などについて、多くの貴重なお話をお聞きすることができました。会談内容を読み進めながら、バイタルサインの病態生理学的解釈法が理解できるようにコラム欄を設置し、理解を深めることができるように工夫しました。

医学生のみならず、ナース、救命士、検査技師、コメディカルを目指す学生にも役立つ内容と思います。