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教員著作紹介コメント(齋藤 健司先生)

齋藤 健司先生(人間総合科学研究科体育学専攻)よりご著書の紹介コメントをいただきました。(2011/02/01)

【本の情報】
『諸外国から学ぶスポーツ基本法 : 日本が目指すスポーツ政策』.笹川スポーツ財団 , 2010.11【分類780.7-Sh95】

【コメント】
本書は、笹川スポーツ財団(SSF)がWebマガジンの企画として連載した諸外国のスポーツ基本法に関する一連の研究報告の内容を冊子体にまとめたものです。

まず、世界のスポーツ政策の動向として、イギリス、フランス、韓国、アメリカ、中国、オーストラリア、カナダ、ロシア、ドイツ、ブラジルのスポーツ法及びスポーツ政策について基本的な制度と特色が概説されています。

次に、新聞メディア各社に呼びかけ、これらの諸外国のスポーツ政策の内容を中心に記者懇談会が開催されましたが、主に日本と諸外国のスポーツ法及びスポーツ政策の比較検討などについて話し合われた内容が掲載されています。

最後に、文部科学省副大臣であり現在の日本のスポーツ行政を中心的に実施している鈴木寛副大臣(民主党)、前の文部科学省副大臣であり自民党が2009年に提出したスポーツ基本法案の立法に尽力されてこられた遠藤利明衆議院議員、産経新聞社の佐野慎輔氏と筑波大学の齋藤健司とによる日本のスポーツ政策を考えると題する特別座談会の内容が掲載されています。

2009年頃より各政党のマニュフェストや政策集でスポーツ基本法の制定、スポーツ庁の設置などスポーツ政策が活発に議論されるようになってきました。本書は、このような日本のスポーツ政策の動きにあわせて、日本のスポーツ政策の行方やスポーツ基本法の立法のあり方を多様な関係者とともに国際的視点から議論した成果であるといえます。今後の日本のスポーツ政策やスポーツ基本法の立法を考える上で、大変ホットな話題を提供している図書だと思います。