Readingバトン(山田信博学長)

2010年6月25日
Readingバトン -教員から筑波大生へのmessage-
記念すべき第1走者として、山田信博学長にご寄稿いただきました。

 

 

Pick Up
『ハイ・コンセプト:新しいことを考え出す人の時代』ダニエル・ピンク著;大前研一訳.三笠書房,2006.5 【分類159-P66】

Book Review
アインシュタインは科学について、想像は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込むと述べています。私たちはこれからどのように未来を想像して(IMAGINE THE FUTURE.)、新しいことに挑戦し、豊かな成熟社会を創るのでしょうか。未知の世界だからこそ、多くの新しいチャンスが出現し、そこでは私たちの真価も問われることになるでしょう。本書はこれからの成熟社会で進むべき道を右脳と左脳の違いを例にしながら、ハイコンセプトとハイタッチの2つの言葉に集約して、わかりやすく明快に記述しています。皆さんには世界の抱える課題の解決に向けて、単なる知識の学習を越えて、ハイコンセプトを意識して新しい付加価値を生み出すような想像力を発揮してもらいたいと願っています。未来がどうなるか、どうあるべきか、大胆に思いをめぐらして、新時代を開拓し、いろいろな機会でハイタッチしたいものです。

■次は、波多野澄雄先生(附属図書館長)です。

同記事は、Prism No.19にも掲載しています。