
其の二 日光奉行支配組頭・吟味役
(にっこうぶぎょう しはいくみがしら・ぎんみやく) 各2人
日光奉行は元禄13年(1700)に設置された江戸幕府遠国奉行の一つです。本来は日光山の監察と警固が主な役目でしたが,寛政3年(1791)の改革後,日光神領の支配も担当するようになりました。その際,新設されたのが組頭(右2人)と吟味役(左2人)です。組頭には旗本が就任し,寛政改革で廃された日光目代も兼役しました。吟味役には,当初は日光御殿番5名や旧日光目代が任命されましたが,しだいに江戸から御家人が派遣されるようになりました。(10月7日公開)