平成17年度附属図書館特別展
甦るイメージ、草創期の湯島聖堂。
どのような孔子像が祭られ、聖堂内部の礼拝空間はどのようであったか?筑波大学に遺された湯島聖堂資料から在りし日を推理。そのイメージを学術研究の途次で広く公開し、新たな復元の道を探る。
ポスター | チラシ |
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会期
2005年10月8日(土)〜10月30日(日)
※観覧は無料です。
※小学生以下の方は保護者同伴でお願い致します。
時間
平日 | 9:00-17:00 |
土日・祝日 | 10:00-17:00 |
会場
展示図録
記念講演会
| 「湯島聖堂と美術」 |
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守屋正彦(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授) |
日時: 10月13日(木) 13:30-15:00 |
会場: 中央図書館集会室 |
ギャラリートーク
復元制作担当者によるギャラリートークを行ないます。
彫塑担当: |
柴田良貴(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
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日本画担当: |
藤田志朗(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
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CG担当: |
木村 浩(筑波大学大学院人間総合科学研究科助教授)
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日時:10月13日(木) 15時30分〜 |
場所:中央図書館貴重書展示室他 |
甦る湯島聖堂
江戸前期の湯島聖堂大成殿、孔子像をまつる正面両翼に宋の儒者肖像各3幅、左右両壁には賢儒の群像が描かれた各8面の扁額が掛けられていた。それらは筑波大学附属図書館に《歴聖大儒像》6幅と《賢聖障子図》14面として伝来している。
そのうち《賢聖障子図》14面は湯島聖堂の礼拝空間を飾った狩野常信筆「賢儒像」16面の扁額の写し(2面欠失)と考えられ、その失われた2面を復元するための調査が始まった。その過程で、今はなき礼拝の中心、肖像彫刻である孔子像の作者が明らかとなり、江戸前期に創建された湯島聖堂の初期における礼拝空間を想定することが可能となった。
附属図書館所蔵資料を活用して出現した復元空間。その背景に幕潘体制下におけるヒエラルキーの生成を意図した将軍家、思想家、芸術家によるビジュアル・イメージが浮かび上がったのである。
展示資料一覧
展示資料一覧
主催/ | 筑波大学芸術専門学群 |
筑波大学附属図書館 |
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後援/ | 史跡湯島聖堂財団法人斯文会 |
財団法人三菱財団 |
Last updated: 2020/10/13