3 近代のメディアの幕開けと近代知の集成−西洋を舞台に−


[3-10] Grand dictionnaire universel du XIXe siecle, francais, historique, geographique, mythologique, literaire, artistique, scientifique, etc., etc., par Pierre Larousse. Paros, Libr. classoque Larousse et Boyer, 1866-1890. 17vol. in-fol., dont 2 supplements. [035-L-32]


 P・ラルース『19世紀大百科事典』全17冊[本体15冊,補遺2冊]。P・ラルースは 独学のひとであり,熱烈な共和主義者であった。リトレの「フランス語辞典」ともどもコントの 実証主義の時代精神のなかで生まれている。後継者のP・オージェにより『新ラルース挿絵入り 事典』(8巻)が1898-1907年に,『20世紀大百科事典』(6巻)は1928-33に出され,ラルース社は 百科事典の老舗となっていった。

[3-11]Le Japon illustre, par Aime Humbert. Ouvrage contenant 476 vues, scenes, types, monuments et paysages, dessinees par . E Bayard, H. Catenaci, Eug. Ciceri, L.Crepon, Hubert Clerget, A. de Neuville, M. Rapine, E .Therond, etc. Une carte et cinq plans. Paris, L. Hachette, 1870. 2 vol.[291.09-H-98]


 A.アンベール著『挿絵入り日本』 全2冊。イエズス会士やオランダ経由でこれまで細々とした 情報が欧米諸国に伝わってはいたが,安政元年の日米和親条約,安政5年の各国との通商条約 により,日本に関する詳細な情報が一挙にもたらされることになった。本書も詳細な情報を欧米 に伝えた図書の一種であり,『ラルース19世紀事典』の記載は全面的に本書によっている。 『幕末日本図絵』上・下 高橋邦太郎訳 雄松堂書店 昭44〜45(新異国叢書14〜15[291.09-I-37-14.15]) の翻訳がある。