2 紙の誕生と様々な装訂本−中国を舞台に−


[2-20] 胡蝶装『文苑英華』 [921-R-32]


 巻201至210,宋・李 等奉勅輯,香港中文大学中国古典書籍出版委員会編,香港・中文大学 出版社,1974,原寸影印宋刻胡蝶装本。1冊。 有界,左右双辺,毎半葉13行,毎行22字。 33.0×21.5cm(内匡郭 21.5×15.3cm)。 香港中文大学図書館叢書第二種。『文選』の続編を つくる意図のもとに編輯されたもので,梁末から唐末までの詩文の精華を集めた総集。 10世紀末に成立した。

[2-21]包背装『永樂大典』 [旧和泉研究室所蔵]


 巻3518/3519, 明・解縉等奉勅輯,永楽6(1408)原鈔,嘉靖隆慶(1567)抄(複製品)。 有界,四周双辺,朱欄。順対魚尾,上下大朱口。半葉 8行15字。49.8×30.2cm, 内匡郭 34.2×21.6cm。1982年山東省掖県より出土した嘉靖抄本「九真・門」の冊を北京・書目 文献出版社が1983年に原寸影印し,原本の装訂のままに包背装仕立てたもの。 『永樂大典』は 15世紀初頭に編纂された中国最大の韻排列の類書。ただ 原鈔本は明清の交に 焼失し,嘉靖抄本も今世紀に入るまでに大部分が焼失または散逸したと言われる。