3.3  大学図書館の相互協力

               東京大学附属図書館情報サービス課長   笹川郁夫


 I.これまでの相互協力活動
   ・資料分担収集
   ・文献複写,現物貸借,ILLシステム
   ・利用者の共通利用
   ・情報サービスと相互協力

 II.相互協力における諸形態
   収集:外国雑誌センター機能
   目録:共同分担目録作業  総合目録データベースの構築
   利用:相互利用,共通閲覧証,文献複写/現物貸借,ILLシステム

    (1)総合目録データベースと目録業務
    (2)分野別遡及入力
    (3)電子図書館
    (4)電子ジャーナル
    (5)ネットワーク情報サービス
    (6)文献画像電送システム
    (7)共同分担保存

 III.相互協力活動の現状と課題
   大学図書館間の連携・協力の強化及び相互運用性の確保
   CULCON「日米文化交流会議」での提案
  (1)国内における現状と課題
   ・学術情報センターILLシステム
    参加機関の状況
    依頼/受付状況
    外部依頼機能と海外相互利用の拡大
    WebcatとILL

   ・大学図書館等における現状と課題
    依頼/受付機能体制の充実
    公私立大学等及び海外機関との料金決裁
    ドキュメントデリバリ・システム
    Interlibrary Loan policies directory
    著作権処理
    館種を越えた相互協力
  (2)海外における現状と課題
   ・各国の実情
    アメリカ・・・各州の図書館ごとにPoliciesが異なる
           有料制度  Charge料の扱い

    イギリス・・・複写/貸出のドキュメントサプライセンターを設置

    フランス   傘下の各図書館は,バックアップ体制をとっている
           有料制度

    ドイツ ・・・国内7つの地区体制でILLネットワークを確立
           東欧諸国にも見られるが,gift扱いが多い