大学図書館職員長期研修

「行列のできる図書館の作り方　～学生の図書館利用促進、学習支援を考える～

平成20年度茨城県図書館協会大学図書館部会研修会

最初に質問

アンケート項目

あなたの大学の自慢できることは何ですか？
あなたの図書館の自慢できることは何ですか？
あなたの図書館の閲覧席数は？
あなたの大学の学生数は？
学生によるあなたの大学の図書館満足度は？
図書館が力を入れている図書館サービスは？
あなたの図書館に協力的な教員は何人いますか？
あなたの大学の学生の授業出席率は？
学生が図書館に対して不満に思っていることは？
学生の年間貸出冊数は？
パネリストに質問
貴館での学習支援、利用促進に関する事例又はアイデア、その他ご意見等

アンケート集計

	①あなたの大学の自慢できることは何ですか？	②あなたの図書館の自慢できることは何ですか？	⑤学生による大学の図書館満足度は？	⑥図書館が力を入れている図書館サービスは？	⑨学生が図書館に対して不満に思っていることは？	⑫貴館での学習支援、利用促進に関する事例又はアイデア、その他ご意見等
1	学生がまじめ。優秀（ちょっとまじめ過ぎ？）総合大学であること。	いろんなことをやっている。パスファインダー、Podcastが目下の目玉。	数値は忘れたが，満足度調査では悪くない。60％～70％くらい？	授業連携，教員連携（蔵書，電子含む）	面白い本が少ない。授業に必要な本が少ない。（学生数が多いので取り合いになる）	パスファインダー，POP，Podcastをやっています。
2	日本語教師養成	全面開架		学内各部署と協力して学生の相談に応じるようにする取組
3	ビアトリクス資料館の設置		50%	地域への開放
4	屋上緑化など学内での環境への取り組み	仕切りをなくし、広い空間とだれもが気軽に入ってこれる雰囲気作り	約50%	地域への開放	開館時間が短い
5	FD・学習支援にまじめに取りくむようになった	少数精鋭で(？)頑張っている？	5段階で3.8（？想像）	情報リテラシー支援	スペースが狭い
6	工学を専門として学生が目的をもっている人材（まじめ）	①工学をテーマとした**収集（資料収集）②施設（近代建築測量の閲覧室③利用への収集（図書選書ツアー）開催	図書館施設・書架においては利用者のニーズにこたえたので満足度は高くなった。	＊＊収集・利用教育(授業との連携）	キャンパス間の図書館施設	学習支援・・・授業で「図書館活用法」を＊＊コマもつことにより教員と強力している。利用促進・・・大学の歴史、クラブ活動の写真、パネルで展示会を開催している。又、他の部署へ「場所」を貸し出しして他部員との連携により利用者が図書館へも出向いてくれる(語学研修)
7	教員と学生の距離が近い	やはり距離が近い	高い方。学生が求めるハードルは低いと思われる	推薦図書	口うるさい（注意されるから）	学生と協働すること。学生が主催するイベントえｔｃ．にも図書館が**させてもらうなど
8	市内全域をキャンパスとした社会力養成プログラム	きめ細かな対応、授業に密着した資料収集	60～70%	学生の授業・学習支援	難しい本ばかり、閉館時間が早い
9		休みが年末年始の6日間しかない。	しばらくの間図書を購入できなかったので閲覧席の利用の部分のみの期待しかされない部分がある（自習スペースとしての機能）		図書が全般的に古い。新しい図書が少ない。
10	学生が元気な事	コンテンツ	6割	笑顔の接待
11	全学部が１キャンパスに集中。	資料が整然と並んでいる。余裕ある書架配置		学部図書室と連携し、貸出数を増やすことが目標	建物が古い？本が足りない？パソコンが足りない？	常勤職員は学部担当司書を併任し、管理、サービスといった縦割りの弊害を防ぐ。各職員が責任持って各学部の教員、学生の面倒を一貫して見られるようにする。
12	生涯学習	多様な利用者サービス	不明	学内ILL、eBook	図書館に行かなくて受けられるサービスが少ないこと
13	新しい分野の学科がある	百人一首コレクション、画家の手紙等いくつかコレクションが有る		新座、茗荷谷両館のつながり、連携
14	自然環境に恵まれている。緑あふれるキャンパス。	開館日数年間339日。開館時間平日夜9:00まで。土曜後7時まで。日曜午後5時まで。開館日数の多さ。開館時間が長いこと。	中	電子ジャーナルの導入。図書館利用者教育。一般利用者への開放。	飲みものが禁止。新しい本が少ない（小説など）冷暖房が快適でない。
15	日本一早く初日の出を拝める大学です。	破棄恥な掲示		ILLとリクエストによる迅速な資料の入手	席と資料の不足	1年生必須科目で図書館利用に関する講義を行っています。
16	保健医療学部、看護学部のみのキャンパス（岩槻）で周辺は何もないが、勉学環境がよい。	図書館スタッフの親切な応対。プロ意識あり	高い方である	各種データベース等ガイダンス	自分の利用したい本が他に借りられている。土曜日の開館時間延長
17	アットホームな雰囲気。人と人との距離が近い	ガイダンス、広報、展示といった前に出るサービスが充実している。＋図書館キャラクター「わらづと君」がいる。	60点だと思う（施設の古さ、蔵書の少なさがマイナス要因）	②に同じ（ガイダンス・広報・展示）あとは地域連携	施設が古い。蔵書が少ない	学習支援→話し合いのできるグループ学習室の貸出が大変人気あり。館内PCのトラブルシューティング（レポートをwordで作成していて困ったなど）　利用促進→広報誌「階」（きざはし）によるPR
18	地域との接がり。地域連携	地域と連携しての展示開催や学生による選書の実施、展示等。	実質的な数値は不明	学生とのコミュニケーション(イベント、展示、意見交換を通して）	パソコン環境や蔵書の内容、設備の古さ等	新規入学生に対する積極的な図書館ガイダンスの推進。教員の授業における協力。
19	理学療法では名の通った教授がいる。	生徒数の割に蔵書が多い	調査したことがありません	今後検討	返却延滞すると罰則がつく。開館－閉館時間の延長
20	キャンパスに自然がいっぱい	文化財等資料、パンフが少しある←通常捨ててしまうような資料も保管	んー？資料（専門）が少ないのと雑誌バックナンバーが少ないので50％	個別のガイダンス（個人向け）	閲覧席が少ない。専門資料が少ない。	今年度の途中から始めた個人向けガイダンス。１～３人で３０分程度。レファレンスメールなど
21	３キャンパスに分かれた環境	元気なカウンター	満たされているとは思いませんが。	蔵書の充実。利用者との接点作り	夏の冷房、冬の暖房が強すぎる、弱すぎる
22	少人数制による個々に合った指導、支援	顔の見える対応（小規模ゆえに）。残念ながらそれと同時に人手が足りず、事務処理がメインになっている所もある。図書・雑誌の登録、会計		学生に合った指導、支援。ホームライブラリーとして機能すること	席が少ない。飲食ができない。(学生が求める）図書が少ない（小説、問題集、How To本）
23	就職率、進路	何もありません	計数値は不明ですが、レファレンスカウンターの実感としては、「やや不満」	資料購入、現物貸借の公費負担を含めた資料入手の努力	人文系資料の不足。開館時間が短いこと。館内でのレポート等の作成支援が不充分なこと
24	高レベルの研究、産学連携	蔵書数	60％くらいか	資料（紙媒体、電子媒体ともに）の充実	本を探しにくい（建物の構造、書架の配置等）
25	環境の良さ、少人数教育	図書館サポーターズ(学生）の協力	不明	図書館ガイダンス	開館日数？
26	学生が素直で、教職員の距離が近いこと	大学の規模に比べて資料費、職員数の多いこと	おおむね満足	学習支援サービス	開館日が少ないこと	大学院生による学習アドバイザー
27	「開かれた大学」、学生が勉強熱心である、キャンパスが広い、自由である（半面連帯感が薄いが・・・）	滅多なことでは閉館しない、利用者の声に敏感である、きめ細かなサービスを行おうとする姿勢がある、資料の集中管理・全面開架、ほぼすべての資料がOPACで検索可能、学外者にも開かれた図書館、ヘビーユーザには親切な図書館（半面、あまり利用しない人にはアピールが足りないか？）	70％くらいか？	リポジトリ・電子図書館レファレンスサービス	開館時間、貸出のペナルティ、予約した本がなかなか回ってこない、工事中の館内経路の複雑さ、空調、他の利用者の行動、一部職員の対応、Webページの複雑さ、学内他館からの資料とりよせができない、その他いろいろ
28	筑波研究学園都市の中にあり、沢山の研究機関が近くにあること。大学関係者にノーベル賞受賞者がいること	全面開架方式で沢山の資料を直接手にとって見られること。分野に特色のある蔵書がある専門図書館があること、比較的多くの電子ジャーナル・データベースを利用できること、中央図書館閲覧席からの眺めがよいこと（高層に行けば）	30点くらい	図書館利用についての講習会非来館型利用サービスの充実	新しい本がない、読みたい・使いたい本がない、敷居が高い	新入生向けプロモーションビデオを作成し、入学時オリエンテーションで上映したこと
29	広いキャンパス。研究学園都市という立地。ノーベル賞受賞者が在籍していたこと。	全面開架。開館日数が多く、開館時間も長いこと。博士論文・紀要などの電子化に早くから着手し、それなりに蓄積されていること。	学生生活実態調査によれば6割くらいが満足していたはず？	Webペースでの非来館型利用の充実と、改修による利用環境の改善	暑い・寒い、使いたいときにパソコンが混んでいて使えない、プリンタが足りない・よく壊れている、離れた図書館の本
30	研究学園都市の恵まれた教育・研究環境。その中核を成す機関であること。ノーベル賞やオリンピック等世界的に活躍する人材を輩出していること。広いキャンパス。学生宿舎、スチューデントプラザなど、学生支援が充実していること。	ほとんどの資料が開架書架にあり、利用者が自由に閲覧できること。Webサイトの充実、先進性。	わかりません	図書館Webサイトの充実（非来館型サービス）、機関リポジトリ、耐震改修に伴う利用環境の改善	PCが使いたい時に使えない（娯楽目的の不当な占有が多い）。貸出延滞時のペナルティ。温度。改修工事で利用できない（あるいはどこにあるのかわかりにくい）資料が多い。開館時間や長期の閉館（正月など）。	図書館プロモーションビデオとWebサイトの公開
31	ベンチャー起業する学生・教員が多いこと。	機関リポジトリ（掲載数・運用方法・教員からの評価など）	計測したことがないのでわかりません。	Tulips-R（リポジトリ）・資料の相互利用	資料が少ない・館内パソコンの利用方法・貸出資料の延長について、等