- 天真道場
- [読み] てんしん どうじょう
- [始年] 1894-
- [終年] 1896年
- [Y1] 1894年、パリから帰国した黒田清輝は、山本芳翠と合田清が経営していた画塾生巧館を譲り受け、久米桂一郎とともに天真道場と改名して引き継ぐ。天然自然のままに対象に向かう「天真」を求め、生きたモデルや石膏の木炭デッサンを課すなど、写実的な技法の訓練を重要視した教授法。門下に岡田三郎助、和田英作、長原孝太郎、湯浅一郎、中沢弘光、小林万吾ら。
- [Y2] 1896年、黒田は東京美術学校講師に推され、白馬会を結成。天真道場消滅し、白馬会へ(「近代日本美術事典」ほか参照)。
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