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聴香読画館
[読み] ちょうこう どくがかん
[始年] 1869-
[Y1] 1868年、冬崖が下谷和泉橋通徒町(下谷御徒町)の自宅に開設した画塾で洋画塾の先駆。門下生に小山正太郎、中丸精十郎、川村清雄、松岡寿、高橋由一、松井昇ら。その指導は線条の描き方から鉛筆による臨画、着色石版を手本とした水彩画から写生画へと進める(近代日本美術事典より)。松岡寿の回想によれば冬崖は蘭書に依り画法を研究し、自身は実地の技法はあまり達者ではなく、塾内には石膏一つない画塾であった(「近代日本美術事典」ほか参照)。
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