目次へ | トップへ

未来派美術協会
[読み] みらいは びじゅつ きょうかい
[始年] 1920-
[Y1] 1920年、普門暁を中心に未来派傾向の画家が結成。二科展開催と同じ九月に東京と大阪でその第1回展を開催。彼らは必ずしも詩人マリネッティの「未来派宣言」(1909年)に端を発し、イタリアを中心に興った芸術上の革新運動を奉じていたのではなく、はっきりとした理論的基礎を持ってはいなかった。第1回展出品者:普門、伊藤順三、中村義雄、木下秀一郎ら。
[Y2] 1921年にはロシアから亡命してきた未来派画家ブルリュク、パルモフらも加わり、作品発表のほかに未来派紹介の講演会なども積極的に行って日本の前衛美術運動の先駆的役割を担った。
[Y3] 1922年、第三会展を開くにあたり、三科インデペンデントと改称(「近代日本美術事典」ほか参照)。
[URL] 主題分類へ