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高原会
[読み] こうげんかい
[始年] 1921-
[終年] 1922年
[Y1] 1921年1月、結成。高らかな自然賛美と、制作を前提とした画家自身の宗教、哲学、科学への同化の必要性が唱えられた。5月に機関誌「高原」を創刊、11月に第1回展開催。
[Y2] 1922年7月、第一作家同盟成立にあたり、高原会は解散するが、高原会系の画家たちは中でも急進的な一派となっていった。村雲毅一、田中一良らは、既成画壇は有産階級の庇護によって成り立っており、無産階級はこれらと対決することで自らの芸術を勝ち取らねばならないという、階級闘争の理念を強く唱え、第一作家同盟解散の契機となった。
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