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具体美術協会
[読み] ぐたい びじゅつ きょうかい
[始年] 1954-
[終年] 1973年
[Y1] 1952年、吉原次良が発案した現代美術懇談会に神戸周辺の若手作家が参加、既成美術の枠にとらわれない前衛的な活動を展開し具体の原型を形成。
[Y2] 1954年末、若手中心の前衛美術展の機関誌発行を機に吉原を代表として吉田稔郎、嶋本昭三らが具体美術協会を結成。「誰もやらないことをやる」という冒険的、挑発的な実験精神をモットーに、アンフォルメル運動などの抽象表現に留まらず自由な精神を具体化することを標榜。
[Y3] 1955年、白髪一雄、村上三郎、金山明、田中敦子、元永定正、白髪富士子、鷲見康夫ら0会のメンバーが合流。10月、第一回合同展。白髪一雄の泥中半裸足塗り、村上の衝立の紙を破るなどのパフォーマンス。海外の「アンフォルメル」と同期するとして知られる。
[Y4] 1958年、第2回合同展開催。
[Y5] 1972年、吉原死去。具体美術協会は解散。
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