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やまと絵
[読み] やまとえ
[始年] 9世紀後半
[Y1] 9世紀後半、従来の中国絵画様式(唐絵)に対し日本の風俗風景を描き初め、倭絵と呼ぶ。
[Y2] 999年、飛鳥部常則「倭絵四尺屏風」を描く(権記)。当初、唐絵同様大画面屏風形式の日本的画題を倭絵と呼ぶ。のち和歌、書と一体となった絵画様式を生む。
[Y3] 9世紀後半の巨勢金岡を祖とする巨勢派も11世紀の巨勢弘高に至り日本的様式・技法が完成。絵巻や冊子絵の小品も流行。
[Y4] 13世紀に流行した宋元水墨画(漢画)の対立概念となる。
[Y5] 14世紀絵所預となった土佐行光以降土佐派がやまと絵様式を伝え、江戸時代の琳派、江戸末期の復古やまと絵、現代の日本画へと続く。
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