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浮世絵絵手本
[読み] うきよえ えでほん
[始年] 17世紀前半
[Y1] 9世紀の請来仏画以来、念紙技法で手本を模写し、大量生産していたが、絵の手本を絵手本と言う。
[Y2] 浮世絵の絵手本は1600年頃、岩佐又兵衛が工房で創始したとされ、肉筆画と版本がある。肉筆絵手本は代々秘蔵される。
[Y3] 葛飾北斎(1760-1849年)の作が質量とも最も多い。
[Y4] 版本の絵手本も出版文化の隆盛と習画人工の増大から各派から版行された。
[Y5] 風俗絵本、役者絵本も用い方によっては絵手本的機能を果たし得るため、絵手本と絵本との区別は難しい。
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