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漆絵
[読み] うるしえ(うきよえ)
[始年] 18世紀
[Y1] 浮世絵版画の一技法で、透漆(すきうるし)に顔料を混ぜて描いたいわゆる「漆絵」とは同一名称であるが、別概念。
[Y2] 1730-40年頃、奥村政信など、浮世絵の紅絵(筆彩版画)から、墨に漆を混ぜ光沢を出し、空摺を施したり、銅粉をまく技法を開発「漆絵」と称される。
[Y3] 1765年、見当の開発で錦絵が創始、錦絵の墨にも漆を混ぜるが「錦絵」と称され、紅絵から錦絵の間の様式を漆絵と言う。
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