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漆絵
[読み] うるしえ(しっき)
[始年] 前400-220
[Y1] 前400-220年(中国戦国時代)の漆器から見られる、透漆(すきうるし)に顔料を混ぜて描いた絵。
[Y2] 日本では縄文前期(前5000-3000年)福井県鳥浜貝塚出土の漆器断片、乱線や抽象文を赤い漆で描く。
[Y3] 法隆寺玉虫厨子(7世紀前半)は漆絵か密陀絵とされる。
[Y4] 1175年、愛知七寺の唐櫃仏画(銘)に見られるように朱漆が一般化。
[Y5] 13世紀以降、朱漆の漆絵器は大衆化、越前朝倉遺跡他各地で漆絵椀が見られる。
[Y6] 鎌倉市内発見の漆器(根来塗)に「ハンコ絵」もある。
[Y7] 近世には明漆の流行や密陀絵の影響で彩漆の漆絵が制作。
[Y8] 明治では古満家の流れを汲む柴田是真(1807-91)が活躍
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