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神像図
[読み] しんぞうず
[始年] 起源不明
[Y1] 7世紀末、神社に神宮寺が付属、神道も礼拝の対象となる。神が僧に権化した僧形八幡などの法体神像が造られた。
[Y2] 平安中期、本地垂迹説(もともと(本地)仏菩薩が神へと化身(垂迹)する説)により、御神体の造形化がこの垂迹神の図像や、御神体(滝や社や鹿など)の神影図、本地仏、神が影向した図などが神像図に含まれる。
[Y3] 作例には那智滝図(根津美術館)、薬師寺板絵神像(尭儼筆)、春日若宮影向図(大東急文庫)、春日明神影向図(高階隆兼筆、藤田美術館)、熊野権現影向図(檀王法林寺)などがある。
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