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水干絵具
[読み] すいひ えのぐ
[始年] 前40000年頃-
[Y1] 前15000年、ラスコー洞窟壁画は土製顔料を、前2000年、エジプトでは鉱物の粉末を顔料とするが水干絵具と言える。
[Y2] 19世紀(近代)以降、水干の名称を使う。粉末と膠を交ぜた固形絵具がある。天然物は鉄鉱石や長石などの風化したものから黄土、酸化鉄を含んだ土から朱土、酸化鉄と少量のマンガンを含んだ土から代赭など。又、水干紅梅、水干若葉、水干新橋、水干藍などはレーキ顔料で、合成染料を酸、塩などの沈澱剤により体質顔料に定着させたもので、天然絵の具では出せない色相の鮮やかな色に特徴があるが、退色、変色もある。
[Y4] 。
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