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[読み] すみ
[始年] 前2世紀-
[Y1] 紀元前1550-1300)年頃の殷代の陶片に墨書がある。墨は煤、膠、香料を混ぜた文房具を言う。
[Y2] 前2世紀中葉(漢代)、湖北省江陵県に出土。
[Y3] 漢代に松煤墨開発。
[Y4] 12世紀初頭植物油を燃して油煤墨が開発。
[Y5] 610年、高麗僧曇徴、墨・紙・彩色画法を我国へ伝授(日本書紀)。
[Y6] 9世紀前半図書寮に造墨手を置く。水墨画以外は膠を濃くする。
[Y7] 12世紀墨書きは絵師の名誉(源氏物語)。水墨描法以外、胡粉を混ぜる具墨(ぐずみ)法、骨書きや仕上げ描画、銀箔を平押しし上から何回も薄墨をかける法、墨の下塗りのあと岩黒など粒子の粗い絵の具をかさね、強さを出す法などの技法がある。
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