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料紙
[読み] りょうし
[始年] 105年頃-
[Y1] 105年頃、蔡倫、従来の紙を改良し、蔡倫紙をつくる。文書、経典などに使用する紙を料紙という。
[Y2] 610年、曇徴、墨紙画法を伝授。正倉院に染料紙あり。
[Y3] 奈良時代、麻紙、穀紙、斐紙(雁皮紙)が使用。その他に楮紙、三椏紙、宣紙、竹紙等がある。麻紙は白麻、黄麻を原料とする。楮は、原料が豊富で強靭な繊維で料紙の中心として用いられ、漉き方で奉書紙、檀紙、美濃紙等の種類がある。
[Y4] 明清時代、宣紙、竹紙は禾本科(かほんか)植物を使用して作られ、文人画に用いられた。
[Y5] 1164年頃、平家納経などの装飾経や、1608年頃の嵯峨本で料紙装飾はの多用され、現代でも写経等に使用される。
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