- パステル
- [読み] パステル
- [始年] 15世紀
- [Y1] 15世紀前半ピサネルロの素描に黒チョークもあり、レオナルド(1452-1519)の赤チョークでのデッサンが著名であるが、顔料とトラガントガムやアラビアガム等の水性の媒材を棒状に練り固めた描画材料。媒材の濃度の差で硬質と軟質の差が生じる。パステル画の範疇には顔料を油脂やワックスで混ぜたチョーク(パス)も含まれる。
- [Y2] 1674-1757年生存のイタリア女流画家ロザルバ・カリエラがこの画材を多用し、フランスで熱狂的人気を帯びた。
- [Y3] 1704-88年生存のカンタン・ド・ラ・トゥールや、シャルダン(1699-1779)などが輩出される。
- [Y4] 近代ではドガ、ルドン(1840-1916)などが傑出。
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